禁断・純愛の章 6 - 8


(6)
ヒカルが一階でどたばたやってるとき、あかりは熱い体を持て余していた。
外陰部は、すでに透明な粘液で塗れており、下着にシミを作っている。
正座してヒカルが来るのを待ち、なんとか落ち着けようとするものの、
ヘンな感覚に頭がもっていかれそうになる。
あかりは、じんじんと痛いぐらいに脈打つ下半身にどうしたらいいのかわからず
困り果てていた。
「あ、あつい・・んん・・・」
あふれ出てくるほどの粘液に戸惑いながら、無意識に快楽を求め身体をよじる。
そのたびにぬちゃぬちゃと厭らしい音をたて、あかりの理性を奪っていく。
それでも、スカートの上から手で押さえつけ、なんとか沈めようとするものの
指先がちょうど、下着ごしに陰核にあたり、擦ってしまったので
予想以上の快感にたえきれず声を漏らした。
「あああ〜ヒ、ヒカル〜〜」
敏感になった下半身に、指による刺激は、相当な快楽を呼んだ。
「あ、ああ、あ・・んんん・・ん」
やがて甘びを帯びた声と共に、いつしかあかりは、指で陰部を弄り始めた。


(7)
あ、あ、あ、ん・・あ・あ・あ・・・
あかりは、正座を崩し体育座りになると大股を広げ、下着の中に
手を入れ大陰唇と小陰唇全体を回すように撫でていた。
くちゃくちゃ、ヌルヌル・・自分の出した粘液で指が良く滑る。
「気持が良すぎてヘンになるよぉ・・・」
ヒカルに見られたらどうしよう、やめなくちゃと思う・・・が、止まらない。
刺激が脳を麻痺し、快楽を追うため指の動きが激しくなる。
ヒカル、・・・!!ヒカル、・・ヒカル!
あかりの脳内では、あかりの陰部に顔を埋めるヒカルの姿が映っていた。
ヒカルが私の大事な所を触っている、一生懸命舐めてる・・・
あ、吸っちゃイヤ・・・
あ!!!
ぶるっと震え瞬間、真っ白になってはじけた。
はあ、はあ、はあ・・・
あかりは、初めてイク感覚を味わった。
これまで、自分で自慰なんてしたことはない。.
好奇心はあったが、それを実行する勇気はこれまでなかったのだ。
頭もだんだん醒めていき、息を落ち着ける。身体はまだ熱かったが、
さっきよりはましだ。
ヒカルがまだ帰ってこなくて良かった。粘液をそこにあったティッシュで拭い、
下着をきちんと直すが、下着はこれでもかというようにぐっしょりと
濡れていた。
”湿っていて気持が悪い””脱ぐしかない・・・でも・・”
必然的に顔が赤くなる。
あかりは、しばし考え、決意したように下着を降ろした。


(8)
おぼんに、勝手に開けた羊羹と2つのコップ、片方の手にペットボトルを持って
ヒカルは、階段を上がろうとしていた。
本来なら母親がやってくれる作業だが、いないのなら仕方がない。
幼なじみとはいえ、お客様。と思い、頑張るものの慣れない作業に
かなり手間を取ってしまった。
”あかり、怒っているかなぁ・・”
ペットボトルを床に降ろし、腕時計を見て結構時間が経ってしまったことに
気づく。
「やべえ」
切った羊羹を一切れ食って、急いで階段を上がりきり、部屋の前まで来た。
「わりい、あかり、手がふさがっているんだ。開けてくれねえ?」
「う、うん」
気のない返事が奥から聞こえた。
ほんと、あいつ今日おかしいな。
ドアが開いて入ると、あかりが赤い顔をしてこちらを見ていた。
頻りに、スカートの裾をひっぱっているのが、目に付く。
「悪いなあかり・・・、別にほったらかした訳じゃないんだ」
「うん、分かっている」
そういうとあかりは、スカートを手で押さえつけるように正座して座り
オレからペットボトルとおぼんを受け取って、ジュースを注ぎ始めた。
あかりの不自然な行動に戸惑いながら、あかりが注いでくれたジュースを
受け取る。
が、飲もうと思って口元へ寄せたとたん、滑って落としてしまった。



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