肉棒だらけの打ち上げ大会 7


(7)
「どうしたんだ進藤?」
額から零れ落ちる汗を指で拭いながら、アキラは怪訝そうな表情をヒカル
に向けた。
「塔矢・・・・・・ダメ・・・?」
アキラはヒカルの意図にハッと気付き、目を丸くした。
「ここでか? 誰かが来たらどうするんだっ!」
「大丈夫だよ」
適当な事を口にしながら、ヒカルはアキラの浴衣の袖から両手を入れて、
直に体を弄る。
「し、進藤・・・・ダメだ、こんなところで・・・っつ!」
「もうこんなになってる・・・」
「キミが触るからだろっ!」
アキラの胸の突起はヒカルの指による刺激で徐々に硬くなっていた。
その反応に気を良くしたヒカルは、さらに下の方へと手を伸ばす。
「・・・・くっ・・・・・だっ、ダメだ止めろ!」
キッと諌める目線をヒカルにぶつける。すると、ヒカルはシュンとなって
肩を落とし、物欲しげな子犬のようなつぶらな瞳でジッとアキラを
見つめる。(どうする・アイフル〜状態)
──ううぅっ・・・・・・・。 
そんな目されたら、まるでボクのほうが悪いみたいじゃないか!?
結局、根負けしたアキラは渋々ヒカルの要求を呑んだ。
ヒカルはニッコリと顔をほころばせて、「へへへ・・・」と言いながら
アキラをギュッと抱きしめキスをした。


丁度その頃、宴会会場では関西棋院のプロ棋士達が「六甲おろし」を
大合唱していた。



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