性の目覚め・12才ヒカル 7
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「…え」
急に刺激が去ったことで頭の働いていなかったヒカルは、佐為の言葉を理解するのに多
少の時間を要した。
「えぇっ!?」
恥ずかしさが沸いてきたが、今まで四六時中一緒に同じ部屋で暮らしてきているのだ。
着替えなんて腐るほど見られているし、黒子がどこにあるか把握しているぐらいに裸だ
って見られている。今さら恥ずかしがる方がおかしいではないか。
ヒカルは言われるままにズボンと下着を脱ぎ捨てた。
上半身はしっかりトレーナーを着込んでいるが、下半身は白い靴下のみという格好で佐為
の正面に立つと、床に座っているさいのちょうど目線の高さにヒカルの陰部が晒された。
成長期が訪れていないヒカルのそこには、まだ毛は一本も生えていなかった。
覆い隠すものが何もないため、全てが露わになってしまっているのがかえって欲情を誘う。
そこは、ほんのりピンク色に色づいていたが、まだ他の部分の肌の色とそう大して変わら
ない色合いである。ぴん、と一人前に自己主張してはいるが、大きさはまだまだ子供のも
ので、亀頭部もひとりでに剥けるようになるには程遠い様相であった。
まだ幼いペニスの背後には、これもやっぱり幼い、すべらかな袋が下がっていた。
「さ…佐為ぃ…」
外気に晒されたそこに対する食い入るような視線を感じ、ヒカルは膝頭をもじもじと合わ
せて訴えかけた。
佐為はヒカルに微笑みかけると、再びそこに手を伸ばした。
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