スノウ・ライト 7
(7)
かくかくしかじか、事情を説明しますと、小人たちは快くヒカル姫を迎えました。
ヒカル姫はすぐになじんでいきました。
ワヤはちょっぴり怒りん坊ですが、面倒見のよい小人です。
オチはお金をたくさん持っています。実は隣国の王子とちょっとしたつきあいがあると
囁かれていますが真相は分からず、そのキノコ頭は謎に満ちています。
フクは食いしん坊で、のんびり屋です。
イイジマはよく眠り、寝起きは不機嫌です。たまに「ばっかじゃねーのっ」と切れますが、
たいして怖くないので誰も気にしません。
ホンダは見かけは強そうですが、実は泣き虫です。
コミヤ、アダチは除外します。
小人たちはヒカル姫のその愛らしさにやられていましたが、暗黙の協定をつくり、誰も
抜け駆けをしないようにしました。しかしみなは虎視眈々と機会をうかがっていました。
さてヒカル姫は家の留守番を任されました。しかし寂しくはありませんでした。
なぜなら頻繁に小人たちが帰ってきてくれるからです。今日はフクが一番に来ました。
「わあ! ショートケーキだ!」
「うん、一緒に食べようと思ったんだ〜」
フクのくれるケーキをヒカル姫はとてもおいしそうに食べます。
「このイチゴ美味しいなあ」
「じゃあボクのもあげるよ」
ぽんとヒカル姫の口の中にイチゴが投げ込まれました。
「悪いな」
「ううん、ボクはこっちのイチゴをもらうから」
そう言うとフクはヒカル姫の胸紐をほどき、その薄いピンク色の乳首に触れました。
「え? 何するんだよ! ぅんっ」
ぱくりとくわえられ、ヒカル姫は思わず喘いでしまいます。
「ヒカル姫のイチゴ、とてもおいしいよ〜」
フクが舌先で転がすと、ヒカル姫の乳首は赤く色づいてきました。
唾液で艶やかに光るそれは、まさしくイチゴです。
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