やりすぎ☆若゙キンマン〜ヒカルたん小悪魔系〜 7
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「もうやだ、はなせよ。トーマスなんて嫌いだ!」
ヒカルたんは何度も起き上がって逃げようと暴れた。トーマスはヒカルたんのポークビッ
ツをわしづかみする。するとヒカルたんは悲鳴をあげて体を硬直させた。
「おとなしくしろ。言うことを聞かないと若゙キンマンを殺すぞ」
ヒカルたんは驚き、振り返ってトーマスを見つめる。
「オレは本気だぞ。それに若゙キンマンが死ねば、町には本当の平和がやってくる。だって
そうだろ? アイツを警戒している町の人はまだたくさんいるんだ。いなくなれば町にと
っても好都合だ」
「…やめろ。若゙キンマンはそんな悪い奴じゃない。殺すなんて、そんな…」
ヒカルたんの切なそうな泣き顔に、トーマスは一瞬辛くなったが考えを変える気はさらさ
らなかった。何年も想い続けて大切にしてきたヒカルたんに性行為を強要し、心も体もボ
ロボロにして奪っていった若゙キンマンをそう簡単に許すことはできない。そしてそれがヒ
カルたんの同意の上というのももっと許せなかった。
トーマスはヒカルたんの目を覚まさせるために意地になった。
「だったらオレを怒らせないようにするんだな」
脅すようにそう言うと2本の棒をヒカルたんから抜き取った。そしてそこへ自らのものを
あてがう。ずっとこの瞬間を待ちわびてきたトーマスは、緊張のあまり大量の汗をかいた。
そして震える手で挿入する。
「うっ…すっげー気持ちいい、おまえん中」
トーマスは歓喜の声をあげると、激しく律動を開始した。その激しさは、ヒカルたんを何
年も慕い続けてきた気持ち全てをぶつけるかのような激しさだった。
しかしトーマスは喜んでいたが、それを受け止めるヒカルたんは、ただ激しいだけで気持
ちよくもなんともない稚拙な苦痛を伴う行為を耐えるのに精一杯だった。
ヒカルたんは若゙キンマンとの行為を思い出した。どんなに酷いことをされても、必ず快感
を与えてくれる若゙キンマンは決してトーマスのような一人よがりな乱暴はしなかった。い
つだって自分の気持ちのいいところを見つけてくれる若゙キンマンが、どれだけ優しい存在
だったかを思い知ったヒカルたんは、目をつぶってそれが終わるのをただじっと待った。
だがトーマスはその態度に納得がいかなかった。
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