断点 7 - 8


(7)
恐ろしくて逃げだそうとした所を、腰に腕をまわされて、引き戻された。
引き寄せられたオレの尻に、熱い硬いモノが当たった。
もしかして――オレの嫌な予感を裏打ちするように、塔矢の手がまたオレの股間に回された。片腕
でオレの身体を掴まえながら、もう片方の手で、オレの吐き出したものを塗りこめるように尻を弄っ
た。指がぐっと突き入れられて、オレは思わずうめき声を上げた。だが塔矢の指はそんなものには
全然構いもせず、奥へ突き入れて行った。
尻の穴の中で塔矢の指が動く。異物感と気持ち悪さを堪えようと、オレはぎゅっと目を瞑った。やめ
てくれ、と言いたかったが、なぜか声に出せずにそれを堪えていた。けれど、堪えきれずにうめき声
を上げてしまうと、更に乱暴に指が動いた。
ふっとラクになって、ほっとしたと思ったら今度はさっき以上のモノが抽れられて、更に異物感は強
まった。きっとさっきは一本だった指が二本差し入れられたんだとわかった。
塔矢が指を動かし、出し入れするとぐちゅぐちゅといやらしい音が響く。苦しくて気持ち悪くてたまら
ないのに、時折何かの拍子に何か違う感覚が混ざる事にオレは気付いた。塔矢もそれに気付いた
らしく、今度は探るように指を動かす。
「はんっ…!」
ぐっとそのポイントを突かれてしまって、オレは変な声をあげてしまった。慌てて口を噤もうとしたが、
塔矢はそれを許してくれず、執拗に、その周辺を擦るように刺激し始めた。
「な……や、やぁっ…く…、うぅ…ん、はぁ…あ、あぁ……」
何だかよくわからないけれど、強烈な刺激に、オレは自分の声を抑え切れなかった。同時にオレの
前が勃ち上がってきてしまっている。塔矢もそれに気付いたようで、オレを押さえるように腰に回し
ていた手が、震えるオレを撫でさすり、扱き始める。


(8)
「ひっ…」
くっと先端にツメを立てられた。
「あぁああっ!」
思わぬ刺激にオレは大きな声をあげてしまった。
同時に後から指が一気に引き抜かれた。
突然何もなくなったのが心細いみたいに、オレは抜かれた指を追うように腰を動かしてしまった。
クスリ、と小さく笑う声がしたような気がした。次にカチャリとベルトを外す音が耳に届いて、オレは次
に何が起きるかが分かってしまった。けれどもう逃げられない。オレは怯えているくせに、塔矢の手
に弄られ続けているオレは、オレの意思とは関係なくビクビクと震えている。快感と恐怖とで、オレは
頭がおかしくなりそうだった。振り切ろうと頭を振ると、それに応えるように塔矢の手に力がこもり、更
にオレは追い詰められる。
「と…や…、」
もう許してくれ、そう言いたくて、奴の名前を呼んだ。
ここで許してもらえるはずなんてないって、わかってたくせに。
そして予想通り、オレの呼び声に応えるように、熱いモノがオレの後に押し当てられた。
ぐいっと先端を押し付けられて、それがさっきまで入ってた指なんかと比べ物にならないモノだって
事がわかって思わずオレは逃げようとした。だけど、いつの間にか塔矢の腕ががっしりとオレを押さ
え込んでいて、逃げる余地なんて無かった。
「や、やめ…」
思わず懇願しようとした瞬間にソレがオレの中に進入してきた。
「あ、あぁああーーーー!!」
身体を引き裂かれる痛みにオレは悲鳴を上げた。けれど熱い塊はオレの悲鳴なんかに躊躇もせず、
突き進んで行く。熱くて、痛くて、苦しくて、全身の神経がそこに集中したみたいで、痛い、嫌だ、と言
う事意外、何も考えられなくなった。



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル