祭りのあと 7 - 9


(7)
目的の駅に到着すると、アキラはヒカルに目もくれず先に行ってしまう。
ヒカルはそれを急いで追いかけた。
下駄を履いているため早く歩けないヒカルに、今まで歩幅を合わせてくれていたのに、アキラは走るように歩いていく。
アキラがあまりにも足早に歩くので、ヒカルは怒らせてしまったのだと思った。
けれど、もとはといえばアキラが車内であんなことをしなければよかったのだ。ヒカルはアキラの背中を睨む。
そんなアキラはトイレへと入っていった。
ヒカルはブッとふきだした。
「なんだ、塔矢のヤツ。トイレに行きたくて仕方なかっただけなんだ」
ヒカルは笑うと、アキラのあとをついてトイレへと入っていった。


(8)
トイレに入るとアキラの姿はどこにもなく、誰も居なかった。カランコロンとヒカルの下駄の音だけが響く。
不思議に思ったヒカルは、トイレの中をうろうろとする。
そして奥の個室に近づいた時、何者かに腕を引っ張られ、ヒカルはなにがなんだかわからないまま個室の壁へと押しつけられた。
カチャッと鍵をかける音が後方で響く。
ヒカルはゆっくりと振り返ると、そこには酷く恐ろしい形相をしたアキラが立っていた。
その恐ろしさに体が一瞬で硬直する。
アキラはヒカルを壁に押し付けると、強引に浴衣の前をはだけさせた。あらわになった乳首や鎖骨、首筋に噛み付くようなキスの雨を降らす。
ヒカルはその痛みに眉をひそめた。
アキラの手は帯へと伸びる。そして力いっぱい帯を引き抜くと、ヒカルの体は木の葉が舞うようにクルクルと回転した。
半裸状態になったヒカルは、はだけた前を隠そうと必死で裾をたぐりよせた。その手をつかむと、アキラは壁にはりつけるように押し付けた。
「なにすんっ・・・ん!」
ヒカルは文句を言おうとしたが、アキラはそれを塞いでしまう。ヒカルの口を舌でこじ開けると、アキラの舌は口腔内で暴れた。
息もできないくらい激しいキスにヒカルの足はガクガクと震える。ヒカルはだんだん抵抗する気力を失った。
それを見計らって、アキラはヒカルから離れる。
支えを失ったヒカルはずるずると壁を伝ってその場に座り込んだ。口からはだらしなくよだれがたれている。
そんな放心状態のヒカルの髪をつかむと、アキラは自分のモノを取り出し、目の前に見せつけた。


(9)
「しゃぶれ」
アキラは冷たく言った。ヒカルはトロンとした目でそれを見つめる。
「聞いているのか!」
怒鳴ってもヒカルは全くの無反応だった。しびれを切らしたアキラはヒカルの口を開かせ、それを押し込んだ。
「んんぅー!!」
大きく口を開かされ、口いっぱいにつめこまれたそれに、ヒカルはむせる。しかしアキラは構わずヒカルの頭を押さえつけた。
「いつまでたっても進藤はへたくそだな。舌をもっと使えって言ってるだろう」
のどの奥にまで押し込むように押さえつけられたヒカルは、吐きそうになりながらも舌を必死に動かした。
だが暴力的なそれらの行為に、ヒカルは段々と腹が立ってきた。
そしてまるでそれを噛みきるかのような鋭い目つきでアキラを睨む。
おまえにこんなことをされる筋合いはない。ヒカルの目はそう訴えているように思えた。
なかなか屈しないヒカルに、アキラは心の奥底にある残酷な部分に火がつくのを感じた。



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