魔境初?トーマスが報われている小説(タイトル無し) 8
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「そういえば進藤ってココ、弱いんだよな」
「ひぁっ!」
身体中に電気みたいな痺れが走る。和谷が俺の乳首を指先で軽く摘まんだから。
それだけでもうどうしていいかわからないのに、和谷はその輪郭を舌でなぞり始めた。
まるで、赤ん坊が母親の胸にするみたいに。そんなことしても甘いミルクなんて1滴も出ないのに。
「やっ…和谷ぁ。いいかげんに…」
「やっぱりお前のココって、やらしくて最高。ほら、何もしてない反対側まで凄いぜ?」
わざわざ俺の頭をもたげさせて、胸を見せつける。
そこには和谷の唾液に濡れて、てらてら光った右胸と、触られてもいないのに赤く充血して尖ってる左胸。
さっきまで薄茶色だったソコは、今はピンク色に近かった。
さすがに今度は真っ赤になった顔を隠しきれなくて、そんな俺の反応を和谷は楽しげに笑っていた。
なんで、そんなに余裕なんだよ。
そう思って睨みつけると、和谷は笑いをおさめて真剣な表情をした。
「悪い。つい、がっついちゃってさ。もう興奮して、抑えきれねぇんだ」
俺の手が、和谷の左胸に導かれる。その下では、嘘みたいに速い鼓動がドクドクと打っていた。
俺よりもずっと早くて、このままだと心臓が壊れちゃうんじゃないかと思うほどに。
和谷も、緊張してるんだ。
ちょっと気持ちが楽になって、俺は胸から手を離すと和谷の頭を抱き寄せた。
我ながら、単純だ。でもさ、俺ばっかり意識してるなんて悔しいじゃん。
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