初めての体験 83 - 85


(83)
 トイレの鍵をかけると、岸本の方から積極的にヒカルを抱きしめた。もどかしげに、
自身の眼鏡を剥ぎ取ると、ヒカルのふっくらした頬や、ちょこんと真ん中にある鼻の頭、
愛らしい唇にキスの雨を降らせた。
 背中に回された手は、ヒカルの腰や、太股を絶え間なく、さすっている。
「ああ…や…待って…待ってよ…」
ヒカルが堪らず、悲鳴を上げた。岸本は、聞こえているのかいないのか、ヒカルの喉元に
舌を這わせながらも、その手を休ませない。ヒカルの腰を抱きながら、トレーナーを捲り上げ、
滑らかな薄い胸の感触を楽しんでいる。
「ああん!」
岸本がヒカルの乳首を摘んだのだ。そのまま、押しつぶしたり、撫でたりして、ヒカルの
反応を楽しんでいる。
「やだ…あ…」
ヒカルの身体がピクピクと震える。
 ヒカルの甘い声に煽られるように、岸本の手が徐々に下へと移動した。ヒカルのジーンズの
ボタンを外し、下着と一緒にずり下ろした。まだ、幼いヒカル自身は、半ば勃ち上がり、
切なげに震えている。岸本は、それをやや乱暴にさすった。ヒカルの嬌声が、一層高くなった。


(84)
 「あぁ!だめ!ダメだよ!」
ヒカルが、突然激しく、抵抗した。岸本の指が、後ろに触れたのだ。
 ヒカルは、まだそこに生身のものを受け入れたことがない。今まで、見てきたモノの大きさや、
形、どれをとっても、とても、自分の中に収まるとは思えない。
『あんなの入れられたら、オレ死んじゃうよぉ』
それに、どうせだったら、最初はアキラがいいと密かに決めていた。アキラとだったら、
我慢できる。
 ヒカルは涙を目に滲ませて、岸本に懇願した。自分に押しつけられている岸本のモノは、
恐ろしいほど熱くなっている。
「お願い…そこはやだ…やめて…」
 岸本は、一旦手を止めた。どうしようかと迷っている様だった。泣いて訴えるヒカルが
可哀想に思えてきた。だが、自分の欲望を抑えることも出来ない。いや、ヒカルの涙を見て、
更に高ぶってしまった。
「そのかわり…」


(85)
 ヒカルは岸本の前に跪くと、ズボンのファスナーを下ろし、中のモノを取り出した。
それを手で優しくさすると、自分の唇を近づけた。先端にそっと口づけをした。
「!!」
岸本の身体に電気が走った。ヒカルは尚も優しく愛撫を続ける。先っぽだけを口に含み、
舌先でくすぐる。その間も、両の手で、岸本の竿の部分をさすりあげた。ヒカルの口の中の
岸本が大きくなった。ヒカルは、その小さな口で出来るだけ奥まで、呑み込もうとしたが、
苦しくて上手くいかない。
 拙いながらも、懸命に奉仕するヒカルを見て、岸本の鼓動が早くなる。ヒカルの赤い舌先が、
岸本を愛撫するのを見るだけで、堪らなかった。
 岸本の限界が近いことを悟ったヒカルは、自分自身にも手を這わせた。岸本への愛撫に
あわせて、自分のものを擦りあげる。
「うぅ!」
「んんん――――――――」
ヒカルが達したとき、岸本もヒカルの口の中に放った。





 「オレ、どうだった?」
岸本を先に帰し、ヒカルは衣服を整えながら、後ろに立っている佐為に訊ねた。
「だいぶ上達しましたよ。でも、もっと鍛えないとダメですね…」
「う…でも、苦しくて奥まで飲み込めねぇよ…おいしいもんじゃねえし…」
ヒカルがしょんぼりと項垂れた。
「まあ…そのうち出来るようになりますよ。頑張りましょう。」
佐為の励ましに、ヒカルは大きく頷いた。
「オレ、もっと強くなって、塔矢と打てるように、頑張るよ!」
「そうと決まれば、まずは院生試験の申し込みだ!」
 ヒカルは、元気良く碁会所を後にした。

<終>



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル