座間×アキラ 強制フェラ 9 - 10


(9)
「ここで良いだろう?それともベッドへ行くか?」
目の前に来たアキラに、座間は揶揄するように言った。
「…どちらでも」
アキラは硬い声で短く答える。
「やっと口をきいたな」
座間が言う。
そういえばここへ来てからまだ一度も言葉を発していなかった。
…別に話す気もなかったけれど。
と、座間の手が動き、アキラの頬へと触れた。
一瞬、身を引きかけて、なんとか留まる。
少しかさついた中年の男の手の感触は、
幼い頃に優しく頭を撫でてくれた父のそれとは違い、
アキラにただ不快な気持ちしか与えなかった。
「綺麗な肌だな。…身体の方も期待してるぞ」
いやらしい笑みを含みながらの座間の言葉に、
アキラの嫌悪感は一気に膨れ上がる。
座間の手が胸元のボタンにかけられると、
「…自分で…っ」
アキラは咄嗟に右手で身体を庇った。
「………自分で、やります」
冷静でいようとしても、やはりその声は少し震えていた。
アキラは声と同様に強張る指先でボタンを外しにかかる。
何でもない風を装った表情を作る事に一応は成功していた。
しかしそんな様子は泣き顔よりも更に痛々しく見え、
座間の嗜虐心を煽った。


(10)
おぼつかないながら三つほど外したところで、
座間に腰を抱かれ引き寄せられた。
そのまま座間の膝の上に乗せられる形になる。
「細い腰だな」
耳元で言われ、かかる息に身を捩り逃れようとする。
が、座間はそれを許さず、開いた胸元に手を入れた。
「やっ…!」
途端に、それまで保っていた冷静な表情が崩れ、
アキラの顔が一瞬泣きそうに歪む。
覚悟はしてきたつもりだったが、実際事に及ぶと、
想像以上の恐怖がアキラを襲った。
「期待通りの肌だな…」
座間の手が、アキラの肌をまさぐる。
「本当に女みてぇな顔してるな、お前。ちゃんとついてんのか?」
下卑た笑いを浮かべ座間が言うと、アキラの顔にさっと朱が走った。
「可愛いねぇ。まるで処女だな」
他人にこんな風に肌を触られるのは、もちろん初めてだった。
アキラは硬く目を閉じ、出来るだけ何も考えないようにした。
TVの画面はビデオからニュースに切り替えられ、
気象予報士が不自然な程に明るい声で明日の天気を伝えていた。
『――地方は各地で晴れ間が広がり、――市では最高気温…』
何気ない平和な情報も、今のアキラにとっては
何の意味もない言葉の羅列に過ぎない。
感覚を殺し、ただひたすらにこの仕打ちの終わりを待つだけだった。



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