隙間 9 - 10


(9)
指を出し入れするたびに、ピンクベージュに染まったヒカルの中が見え隠れする。
ジェルでべとべとになったそこには、ヒカルの端正な指が2本挿入されていた。
「あ、はぁ……は、ぁ…ぅん…、あっあっ…ぁ…」
吐息混じりの嬌声を弱弱しく上げながら、恍惚とした表情を浮かべるヒカル。
一度射精したペニスは再度立ちあがり、先走り汁でてらてらと光っていた。
「もういいぞ…テーブルに手をついて、尻を出せ」
待ち望んでいた言葉に、ヒカルはアヌスから自分の指をゆっくりと引き抜いた。
「あ、あっ…ぁん…」
それに感じてしまいながらも、緒方の言われた通りにテーブルに向かう。
低いテーブルの為、手をつくと四つん這いの格好になってしまう。
快感に震えるようにわずかに腰を揺らめかせて緒方を待つ。
何故か酒瓶を手に立ち上がった緒方が背後に立つと、ヒカルは喉を鳴らせた。
だが降って来た言葉は、ヒカルが期待したものではなかった。
「進藤、おねだりはどうした?」
「………えっ…?」
熱に浮かされたような頭でヒカルは言葉の意味を理解しきれない。
「言わないと分からんぞ、”オレのケツマンコにご慈悲をください”ってな」
首を動かして、背後に立つ緒方を見ると、相変わらず嫌らしい笑みを浮かべていたが、
目だけは笑っていなかった。それがヒカルには余計に怖い。
「い、言え…言えないよぉ…緒方さ……ゆるして、ゆるしてぇ………」
そんな事は言えない、そこまでプライドを捨てるなんて出来ない。恐怖と羞恥に声が震える。
途端、緒方は持っていた酒瓶をヒカルの肛門に突っ込んだ。
瓶に残っていた酒を腸内に注がれて、ヒカルは視界が一瞬真っ赤に焼けた気がした。
「う、あああああぁぁ―――――――!!!」


(10)
注がれた量は大した事はなかったが、ヒカルに衝撃を与えるには充分だった。
下腹部が熱い、溶けてしまいそうだった。しかし形容できぬエクスタシーも同時に感じて、
ヒカルは混乱した。ペニスはぱんぱんに張り詰めて、解放の時を待ちながら先走りの蜜を垂らす。
泣きじゃくりながら息を啜り、半狂乱で悲鳴を上げるように訴えた。
「い…やっ、いやぁ!しん、じゃうよぉ…お、がた…さん、た、すけて…死んじゃう!」
肛門から注がれた液体が少しづつ垂れてきて、ヒカルの内股を濡らす。
それにすら感じてしまう。泣いて懇願するヒカルに緒方は楽しそうに言い放つ。
「言わなければずっとこのままだぞ。欲しかったらおねだりしろ、ちゃんとな」
「ウッ…言う、い…うか、あぁ、あっ…ぁは、ぁ……」
背後から緒方が覆い被さってくる。ヒカルの耳朶を噛むように甘く囁いた。
「ほら、言えよ進藤・・・そうすればお前の一番欲しいものをやる」
ぶるりとヒカルが大きく震える。もはやヒカルに理性は残っていなかった。
あるのは、目の前にある快感にすがりつくことだけ。
虚ろな目からは涙が溢れて頬を濡らし、口からはだらしなく涎が垂れている。
普段の明るく活発なヒカルからは想像もできない、艶めかしい表情。
調教した緒方でさえも、息を飲むほどのヒカルの媚態。
「はっ…お、おれの…ケツマ…こに…ご、じひ、を…くら…い…お、ねがっ……」
呂律の回らない舌で必死にお願いする。もう気が狂いそうだった。



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