待てない 9


(9)
塔矢がしっかりと俺の腰を掴む。
結合部が更にきつくなる。ゆさゆさと空中で身体を揺らす。塔矢が俺の秘部に塔矢のものをこねまわすようにあてがう。空中とはいえ自分の体重が塔矢に重くのしかかる。俺は自分の体重で塔矢のを深く咥えこんでしまっている。
息が詰まりそうになる。ここは空の上で、救命道具「空飛ぶバルーン」は今だ上昇を続けている。だんだん家や、建物が遠ざかっていく。
まだ、上昇するのかな…。快楽はすぐには絶頂を迎えようとはせずねっとりと気持ちがいい状態が続く。
「進藤、綺麗だね、ボク達の通っている碁かいじょや棋院なんか見えやしない。ボクはこうして知らない地で、君とこうしてつながっていられる事をずっと夢みていた」
知らない地が空の上だなんて思いもしなっかったぜ。
「うん…おまえの…ここも、眺めも最高☆」
ふたりはキスを交わした。空の上でのキスは甘かった。俺、キスされると感じやすいのかな…?ヒカルのものが頭を擡げた。
甘いキスがだんだん舌をからめ、頬には唾液をつたい声が漏れ激しいものになっていく。
耐えられなくなってヒカルは腰をよじるアキラが答えるように腰を掴み、更に挿入を深く進める。
「あ、ぁあ―…」
切羽詰った声がヒカルの口から漏れる。ゾクゾクと快感が腰から、脳裏へと伝わっていく。
アキラとのセックスは空中だろうが棋院のトイレであろうが気持ちよかった――。
アキラがヒカルの内部に放つ。その直後にヒカルは真上目掛けて放つ。ヒカルの精液が救命道具「空飛ぶバルーン」目掛けていきおいよく飛び散る。
はじかれた精液は陸向かって落下する。アキラがヒカル目掛けて放った大量の精液もヒカルから溢れて落ちる。
逝って放心しきった二人だった。しかし、バルーンには穴があいてしまった。どういうことであろうか。
アキラは目を疑う。注意書きに「精液をかけるととけます。」
「……!」
二人は絶頂の後間もなく急降下していった。



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