Linkage 97 - 98
(97)
アキラをソファに座らせたまま、緒方は目の前の空いたスペースの床に跪き、アキラと向かい合った。
「こっちもキレイにした方がいいかな」
荒い呼吸を続けるアキラの太股に顔を伏せ、飛び散った精液を舐めながら、膝まで脱がせてあった
ズボンと下着を押し下げて脱がせる。
「…やっ………汚い……緒方さん……」
「少なくともアキラ君のは汚いなんて思わないが……」
緒方は太股を濡らしていた飛沫を全て舐め終えると、アキラのすぐ横に置かれたランドセルを床に下ろした。
アキラの両足首を掴んでソファの上に持ち上げると、膝を曲げ、脚を大きく開いた格好にさせる。
緒方の眼前にはアキラのペニスのみならず、昨晩陵辱を受けたアヌスまでもが晒されていた。
「……ヤダッ!……こんな……」
「フフ、こんな格好はイヤか?……それにしても、ここまで脚が開くなんて、アキラ君は随分身体が柔らかいな」
あまりの恥ずかしさに涙ぐむアキラの顔は、夕日に照らされて陰影に富み、どこか艶めかしい。
そんな姿を見上げながら、緒方はつい先程射精したばかりのアキラのペニスを指で弄び始めた。
「……あ……おが…た…さん……んァッ!」
若い肉体は主の意志を裏切って正直な反応を見せる。
緒方は、自分の指技で程無くして再び強張り始めたペニスを満足げに見つめると、おもむろに
それを口に含んだ。
(98)
アキラのペニスは、緒方が根元まで銜え込んでも喉の奥まで達するまでには至らない。
舌技で呆気なく果てさせることもできるが、緒方は敢えてそうせず、根元まで銜えたまま
アキラの陰嚢を指でそっと転がし始めた。
やや赤みを帯びた陰嚢は、通常の体温よりやや温度が低い。
そのひんやりとした感触を愛でるように、優しく掠めるような愛撫を続けた。
「…はァ……ンッ………ぁンッ!」
アキラは襲い来る快楽の波に堪えきれず、緒方の髪を掴む手に力を込めると自分の腰に引き寄せる。
そんなアキラの反応に、緒方は陰茎をきつく吸い上げてから解放すると、苦笑混じりにアキラの
顔を見上げた。
「これ以上奥まで銜えられないのに、それはないだろ。それとも、もうフィニッシュしたいのか?」
羞恥と悔しさに唇を噛み締めるアキラに、反論の言葉はなかった。
緒方は何も言わず肩をすくめると、再びアキラのペニスを口に銜え、露わになった蟻の門渡りから
アヌスにかけてを指先でなぞる。
噛み締めたアキラの唇の隙間から漏れるくぐもった喘ぎ声が、あられもない嬌声に変化するのに、
そう時間はかからなかった。
果てる寸前まで追いつめておきながら、緒方は先を急ぐようなことはせず、ひたすらアキラを焦らし続ける。
そんな生殺しの状態に耐えかねて、アキラは涙声で懇願した。
「…やァッ……お…がた…さん………もう……」
ひくつくアヌスの周辺を爪先で撫でていた緒方は、アキラの声に口に含んでいたペニスを引き抜く。
「『もう』じゃわからないな。最後まで言ってくれないか?どうしてほしいのかを」
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