
観た映画のコメント。
「ワンダー・ボーイズ」
主演:マイケル・ダグラス 監督:カーティス・ハンソン
大学の英文学科教授兼作家のグラディ・トリップ(マイケル・ダグラス)は
見事受賞を果たした前作で一躍“ワンダー・ボーイ”として文壇で脚光を浴びた存在であったが
今や作家生命の危機に瀕していた。
3人目の妻は家出してしまうし、浮気相手のサラ(フランシス・マクドーマンド)からは妊娠を告げられる。
だが最大の問題は7年前短編のつもりで書きはじめた新作が2611ページに達しても、未だ結末が見えていないこと。
大学で毎年開催される作家たちのお祭‘ワードフェスト’をひかえ
いつにもまして自信喪失と不安にさいなまれるのも仕方のないことだろう。
しかも、今年はかっての傑作をまとめあげた編集者が、はるばる最新作を求めてやってくるとなれば・・・
『L.A.コンフィデンシャル』の名匠カーティス・ハンソン監督が手がける映画だったが
まぁまぁって感じだった。
台詞にはユーモアがあって結構好きだったのだけど、話自体がイマイチ。
作家の苦悩があるかと思ったのだけど、それも違う方向でしか感じられなかった。
ただ3日間の日常が描かれていて、普通っぽさを感じられるのは面白かった。
現実の一大事なんて、そんなもんですよね。
ラストもそんなにキライじゃかった。
「マグノリア」みたいに面白いわけじゃないけど、好きな映画だった。
「ワンダー・ボーイズ」公式ホームページ
written 2001.06.19
