観た映画のコメント。


「リリイ・シュシュのすべて」

監督・脚本:岩井 俊二
出演:市原 隼人 , 忍成 修吾 , 蒼井 優 , 伊藤 歩 , 大沢 たかお , 稲森 いずみ

《story》
 田園が美しいとある地方都市。中学二年の蓮見雄一の家は、実の母と新しい父親とその連れ子の弟との4人家族。学校ではいじめを受け、窒息しそうな毎日。そんな雄一にとって、リリイ・シュシュだけが「リアル」。自分の部屋に閉じこもり、自ら主宰するリリイ・シュシュのファンサイト「リリフィリア」の中だけが、本当の居場所。[フィリア]というハンドルネームが自分のその中で、[青猫]と名乗るリリイファンと知り合い、心を通わせていく。


《review》
"う〜〜〜む"って感じの映画だった。 イジメを大きな題材にして、それに対する癒し、この映画でいうと、それが"リリイ・シュシュ"にあたるわけだ。 リリイ・シュシュの音楽を表現している言葉はエーテルであり、 古い話で例えると、浅倉大介のユニットaccessのSYNC-BEATみたいなものかな。 だがリリイ・シュシュの提唱するエーテルの方が、もっと崇高なイメージで一歩踏み込むと宗教っぽい。 オレは音楽を一種の宗教みたいなモノだと思っているから、この点は実に面白かった。 数種類のイジメが出てきて、それぞれの結果があり、それを観てると様々な想いを描く事が出来るが今はまとまりきれていない。 明と暗、または苦痛と癒しが交互に入れ替わり、苦しさの後の安らぎを感じるために引き込まれていく気分で 2時間半という時間は、あっという間に過ぎていく。 痛々しい映像の時ほど、ゆったりと豪快にクラシックが鳴り響き、独特の情感を醸し出している。 "エヴァンゲリオン"でも似たようなクラシックの使い方をしていて、少し懐かしくなったりもした。  ラストは結構好きな感じ。結局は、あぁいう終わりしかないのだと思う。 気になったのは、みんなCDウォークマンで音楽を聞いている事。今はMDだろうー!っと思ったが、 それじゃぁ絵にならないから、仕方ないか。 面白いという言葉は当てはまらないと思うが、だからといってツマラナイや普通だったという言葉も合わないと思う映画でした。
written 2001.10.06


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