観た映画のコメント。


「東京マリーゴールド」

監督・脚本 : 市川準
原作 : 林真理子「一年ののち」(紀伊國屋書店刊『東京小説』収録)
出演 : 田中麗奈 , 小澤征悦
上映時間 : 97分   評価 : ☆☆☆☆☆☆ 6
《解説》
 最近、あきらかにダメなオトコが増えている。この映画の主人公・エリコがつき合うことになるタムラもまさにそう。アメリカに留学中の彼女がいるのに、その彼女が帰ってくるまでの一年間限定でエリコとつき合おうとするのだ。ズルイといえばズルイけど、それでもいいと思ってしまうのが惚れた悲しさ。彼の心が見えずにさんざん振り回され傷つけられてしまった結果、エリコが何に気付き、そのせつない状態をどうクリアしたか、それがこの作品のテーマである。自分の気持ちに素直な女のコか、期間を限定することで自分で自分を縛ってしまった恋愛を通して精神的にステップアップするリアルな成長物語なのだ。

《review》
ほんだし30周年記念映画と冒頭にテロップされているように、CMのイメージのまま 樹木希林と田中麗奈が母娘を演じて、父親は海外で仕事をしている設定。 1年間の期限付き恋愛を描いた映画で、「オータム イン ニューヨーク」や 「スウィート ノベンバー」等も期限付きだが、彼女が帰ってくるだけというこの映画のほうが意味合いはずっと軽い。 なぜエリコがタムラに惹かれたのか不思議で仕方がない。 特に「付き合ってる人居るよ。この年頃の普通の男なら居るんじゃない?」なんて言われたら絶対ヒくと思うのだけど。 (モてないヤツのひがみか!?) 公式HPでは"最近ダメな男と付き合っていませんか?"と書かれているように一見するとダメなのだが、 その割には料理を作ったりイイ面もあったりする。まぁ、全部が全部ダメだったら好きにならないか・・・。 かと、思えば麺を茹でているシーンでは鬼のような事をしていたりする。やっぱりダメな男なのか。 このタムラを演じている小澤征悦は演技なのか、天性なのか、絶妙の間と声がある人だな〜っと思った。 これがタムラの最大の魅力だったような気がする。 途中、叔父さんが出てくるのだが、このシーンは必要は無いと思うが、話してる内容は好きな事柄。 イメージは差別ってのはなるほど〜っと感心。 ラストは感動したわけでも無いが、ジーンとしてしまった。 その気持ちはエリコが成長したからなのか、それとはまた別の要因なのかは自分でも判らない。 得てして恋愛とは、こういうものなのかもしれない。

《余談》フレンチマリーゴールド
キク科。原産国はメキシコ。花の色は黄色、オレンジ、赤褐色などがあり、別名クジャクソウという。 パリの公園からヨーロッパ各地に流出されている。特有の臭いがある。花言葉は「嫉妬」「大人びた配慮」

written 2001.12.05


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