
観た映画のコメント。
「日本の黒い夏 -冤罪-」
監督・脚本 : 熊井啓 製作総指揮 : 中村雅哉
出演 : 中井貴一 , 細川直美 , 遠野凪子 , 寺尾聰
上映時間 : 119分 評価 : ☆☆☆☆☆ 5
《story》
1994年6月27日夜、長野県松本市で起きた「松本サリン事件」は多数の死傷者を出す、大惨事となった。
そして、事件の第一通報者でもある一市民が被疑者不詳のまま警察により殺人容疑で家宅捜査」をうけた。
助けを求めるはずの一本の電話は、思わぬ闇へと繋がっていった・・・。
《review》
ドキュメンタリーみたいな映画だった。
演出なんてモノは一切無いように感じた。ひたすら松本サリン事件の検証をしていく。
だが、これは紛れも無く事実であるし、メディアの恐ろしさを痛感させてくれる。
実際にこの事件では犯人であるかのように大衆に報道したマスコミが大きな影響力を持っている。
有り得ないハナシでは無くて実際に起こったと言う事を過去に継承していくために必要だと思う映画。
学校とかで継続的に流すと良いような気もするが。
テレビ局の重役(社長かな!?)にナムコ会長であり日活社長でもある中村雅哉氏が出ていて驚いた。
同じく重役として「バトルロワイヤル」の深作監督が居たようにも見えたが
クレジットはされていなかったから違うのかな!? (ちなみに中村雅哉氏もクレジットは製作総指揮で出演にはなっていないが、
あれは間違いない。)
ちなみにビデオ版のキーワードは <真> でした。
written 2001.12.13
