
観た映画のコメント。
「テイラー オブ パナマ」
製作・監督 : ジョン・ブアマン
出演 : ピアース・ブロスナン , ジェフリー・ラッシュ
上映時間 : 109分 評価 : ☆☆☆☆☆☆ 6
《story》
アンデイ・オズナードは、MI-6に所属する英国スパイ。女とギャンブルで身を持ち崩した彼は、
上司に厄介払いされる格好でパナマへ飛ばされる。与えられた任務は、1999年12月31日をもって
アメリカから運河の所有権を返還されたこの国の政情を探ること。
さっそくアンディは、情報源になりそうなパナマ在住の英国人をチェックし、
オーダーメイドの紳士服店を営んでいる腕のいい仕立て屋のハリー・ペンデルを選び出した。
彼の妻は、パナマ運河委員会に勤めるアメリカ人のルイーザ。
ふたりの子供にも恵まれた夫妻の暮らしは幸せで満たされていたが、実はハリーには重大な秘密があった。
自らの経歴の詐称、 銀行への多額の借金。
これらのことを、彼はルイーザに打ち明けられないでいた・・・。
《review》
そこそこ面白かった。
ピアースブロスナムは007のような特殊情報工作員なのだが仕立て屋の言う事をそのまま信じていく。
一見仕立て屋が騙していたように感じるのだが・・・物語はそこから面白い方向へ展開していった。
仕立て屋の発想がなかなか面白くて、クスクスっと笑ってしまう。
だが、ピアースが最初からウソと判っていたのか、それとも途中で気づいたのかが判らなかった。
あれだけ情報を簡単に調べているのだからオレは最初から気づいていたと思うのだが。
中盤、引退を考えているって話すシーンもあるしね。
途中仕立て屋の回想シーンがあるのだが、そこの意味が判らなかったのが残念。
DVD版には、もうひとつのエンディングが収録されているのだが、本編のエンディングの方がイイ。
監督の説明を聞いて更にそう思った。
written 2001.12.17
