
観た映画のコメント。
「ハリー・ポッターと賢者の石」
監督 : クリス・コロンバス
出演 : ダニエル・ラドクリフ , ルパート・グリント , エマ・ワトソン
評価 : ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
《story》
家族も、ひとりの友達さえもなく、階段の下の物置に住んでいる少年。
誰からも愛されず、何ひとつ持たず、
間違いなく自分のものといえるのは、額にあるイナズマ形の傷だけ。
それが、ハリー・ポッター。
11歳の誕生日、彼のもとに驚くべき手紙が届く。
そこにはこう書かれていた。
「ハリー・ポッター殿 ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可します」
《review》
さすが大ヒットしている原作を忠実に再現したとあって、普通に面白い。
ちなみに原作は映画を観てから読もうと思っていたため読んでいない。
王道ファンタジーをビンビンに感じながらも、ある意味王道ではあるが、ラストにはすっかり騙されてしまった。
そんな感じで楽しめた映画だが、気になる部分もある。
まずハリーが引き取られた家にホグワーツから手紙が届くが、何故頑なに拒否し続けたのだろうか!?
半ば嫌がらせのような手紙の送られ方をして島に逃げてまでハリーを必要としてたとは思えないし、
姉のようになって欲しくないと思う程、家族がハリーを愛していたとは思えない。
もう一つは寮ごとに点数を付けた事だ。これは要らない事だと思う。特に最後に点数の発表があるのだが、
盛大に祝っているところをみると、とても大きなイベントなのだろう。
だったら、なおさら点数の付け方が曖昧だと感じる。ラストのあれは、なんだ!?
あんな事をしていたら点数稼ぎのために騒動を起こす輩が絶対に出てくると思うぞ。子供が読める作品だからこそ
納得がいかなかった。 まぁ、これくらいの不満点はあるものの、
なんといってもロンの親父顔(特にハァ〜とため息を吐くシーンなどは極みである。)を観れば、そんな事もすっ飛んでしまう位
魅力的だった。
written 2002.01.10
