《 story 》 　人里離れた山の中に、一軒の小さな建物がぽつんと建っているペンション「白い恋人たち」。 長年勤め上げたデパートをリストラされてしまったカタクリマサオは、 知り合いの「ここにもうすぐ大きな道路が通るから、お客が来るぞ」という言葉にそそのかされて一家で ペンション経営を始めたが、待てど暮らせどお客は来ない。客より多い従業員は、マサオの妻テルエ、 子連れで出戻り娘のシズエ、ヤバい事件で会社をクビになった息子マサユキ、シズエの娘ユリエ、 マサオの父で、ゴーイング・マイウェイの二ヘイ、そして愛犬ポチ。 ６人と一匹、これがカタクリ家の面々だ。
　ある日、ついにお客第一号がやって来た！しかし、やけに陰気なこの男、翌朝起こしに来てみると、何と部屋のキーを首に突き刺して死んでいた！ 「自殺か！？」 ここで警察沙汰になってしまっては、このペンションには二度とお客が来なくなってしまう！ 悩んだカタクリ家の面々は、裏山に死体を埋めることにする・・・

《 review 》 　韓国で大ヒットした映画「クワイエット・ファミリー」を日本でリメイクしたそうだがミュージカル要素が強くなっているらしい 邦画でミュージカル映画を観た事が無かったから、その意味では新鮮だった。 オープニングも え！？ って感じに驚かせてくれる。映画を間違えたんじゃないか？って思う程・・・(笑) しかし、さほど面白い展開があるわけじゃなくて、クスクスって笑いがたくさんあるって感じかな。 丹波哲郎のチカラが大きかったと思う。ミュージカルがもう少し、異世界を感じさせてくれると更に良くなったんじゃないかと 思ったりした。