
観た映画のコメント。
「エネミーライン」
監督 : ジョン・ムーア
出演 : オーウェン・ウィルソン , ジーン・ハックマン , ガブリエル・マクト
評価 : ☆☆☆☆☆☆☆ 7
《 story 》
アラビア海に浮かぶ米海軍の原子力空母USSカール・ヴィンソン。
バルカン半島の平和維持が任務だが、偵察飛行ばかりのルーティン・ワークに、クリス・バーネット大尉は
軍人としての意義を見失い、不満を募らせていた。そして、レスリー・レイガート提督の注意を受けると、
「監視ばかりで、これは戦いではない」と不満を爆発させ、海軍をやめると言い出す始末。提督は、クリスが兵士の本当の意味を分かっていないと思っていた。
2週間後に退役するつもりのクリスは、仲間がクリスマスで浮かれている中、相棒のスタックハウスと休日の偵察任務に出る。
F/A-18スーパーホーネットに最新鋭のデジタル・カメラIDMを搭載し、ボスニアを上空から撮影する簡単な任務のはずだった。
しかし、NATOに報告していない部隊を集結させていたセルビア人勢力にとっては、見られてはならないものを撮影されたと気づき、地対空ミサイルで撃墜にかかる。突然のミサイル攻撃にわけも分からず振り切ろうとするクリス。1発日は燃料タンクを落として爆破させるが、2発日のミサイルを避けきれずに機体に命中。緊急脱出装置で難を逃れるが、不時着した場所は半壊した巨大な天使像に近い森の中。そこは敵地の、ど真ん中だった・・・。
《 review 》
結構面白い映画だった。戦争映画の激しい銃撃戦を想像したのだが、ひたすら逃げる映画だったとは意外。
元々CMを作ってた人が監督という事で映像が戦争映画っぽくないし、
随所にCMにもよく使われる、スローとアップの間が使われていた。音楽もカッコイイ曲が多かった。
主人公に玉が全く当たらない激烈に運がイイ点と、地雷の意味が無いって小さな不満点はあるには、あるが
アラを探せば見つかる程度の事である。終わり方も納得のいく終わり方になっていて結構イイ作品だったのではないだろうか。
これが勇敢に立ち向かっていく映画だったら、こんなに面白くはならなかったんじゃないだろうか。そう思えるぐらい、
じっくり見入る事の出来た映画でした。
関係無いが、観ている最中に思ったことは、主人公の鼻は特徴的だな〜って事だった(笑)

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written 2002.02.23
