2003/05/30 ロザンの『ハーフ』

1・漫才

アフターということでいつもよりもお客さんの年齢層が若干高かったので
「線香のにおいがする」とか客席をいじっていた。
ネタは学校の話(?)


2・ロザンの『夜間学校』

チャイムの音で明転すると学生服ファッションの二人が立っている。
ホワイトボードと、学校によくある机とイス2組がセットにおいてある。
漫才の中で「絶対ズボンの裾にシャツ入れる」といわれていた宇治原さんは
やっぱり裾にシャツを入れていた(笑
(ちなみに菅ちゃんは裾を出していた)

今日のゲストは大阪府立大学経済学部の教授、山本浩二先生。
この先生に経済について教えてもらおう、という内容で進む。

まず、「円高ドル安」ってなあに?という質問。
これを菅ちゃんがロザンに例えて説明する。
(ドルが菅ちゃん、円が宇治原さんだと思って説明を聞いて下さい)

高校時代、単に友達だった頃は

1ボケ 1ツッコミ

でよかったが、仕事になって同じだけ給料を貰うようになると

男前 に対して ブサイク

なので、

1ボケ に対して 10ツッコミ

くらいしてもらわないと割があわない。
さらに宇治原は 目がくぼんでいるとも言われ始め、

男前 に対して ブサイク  目がくぼんでいる
1ボケ に対して 100ツッコミ

となり、かなりのツッコミ安が起こっている。

しかしそのうち、宇治原に 京大生というプラスの要素がある事が知られてきて

男前 に対して ブサイク  目がくぼんでいる  京大生
1ボケ に対して 50ツッコミ

くらいに回復するが(ツッコミ高)、 9回生 という新たなマイナス要素がわかって
けっきょく

男前 に対して ブサイク  目がくぼんでいる  京大生  9回生 
1ボケ に対して 300ツッコミ

位のかなりのツッコミ安に落ち着く。

これが『ボケ高ツッコミ安』という状態であるといえる。

1ボケ=1ツッコミに戻るためには高校の頃に戻るのが一番。
という事は、待っているのは「解散」。
と、非常にサラリと言っていた(笑

他に、「例えば、二人のトレーディングカードとか出たらどっちを持ってたいか、とかそういう事ですか?」(菅)
「お前それ目茶目茶リアルやないかい」(宇治原)
というやりとりがあったり、

先生の解説で円高(ロザンでいうと『ツッコミ高』)が進みすぎると
1ボケに対して0.1ツッコミしかなかったりする、と言われて
「『なんでやねん』じゃなくて『なん』で終わってまいますね」(菅)とか、
わかりやすくて面白いコメントが多かった。

次に、「不況ってなあに?」という質問。 これまた菅ちゃんがロザン(というか宇治原さん)に例えて説明。

不況に至るまでには

高度成長期 バブル バブルはじける デフレスパイラル

という段階がある。

まず、宇治原さんが高校の時は全然モテなかったのに
芸人になったら女の子が寄ってきはじめた。
これが 高度宇治原成長期

そのうちWSを結成すると女の子がガンガンによってくるようになる。
これが 宇治原バブル

しかし「あれ?なんかおかしいぞ」「TVでみるのと違うぞ」と
ブサイクに気づかれて女の子が去っていった。
これが 宇治原がはじける

そしてウケようがウケまいが女の子は寄ってこないというのがわかって
どうでもよくなって頑張らなくなり、
その結果今以上にスベって面白くなくなる悪循環が起きる。
これが 宇治原デフレスパイラル

「宇治原はじける」の時に「女が去っていく!」といいながら
『女』の文字が書かれたパネルを思いっきり投げつける菅ちゃんと
「宇治原デフレスパイラル」の時に宇治原さんが必死に
「言うとくけど俺は全くそんな事思ってないからな!」と弁解する宇治原さんが面白かった。

また、「円高ドル安」のとき以上に菅ちゃんのプチ毒コメントが冴え渡っていた。
「給料使わへんのがあかんのやったら、給料の8割使わないといけない法律作ったらええねん」
「USJとかつぶして工場にして『みんな働こうぜ!』みたいな」
など、暴言吐きまくり。

そして宇治原さんの
「行ったら単位もらえるのわかってたらみんな学校行くやん?
でも行ってもあかんのわかってたらもうやめとこってなるやん?
まずは『学校行こうぜ』ってならんと」という言葉に
「という事は、そういう事にしてもらえんの?」
「お前それは脅迫やぞ」というやりとりがあったのも面白かった。
でも先生に聞いてみると
「そんな事こんなとこで言われへん」
と、若干可能性がありそうな感じだった(笑

その後、事前アンケートでお客さんから寄せられた質問に答える。

・洋服のSSとLLが同じ料金なのはどうして?
・ケチと節約の違い
・携帯の新規が安い理由
なんかに答えていた。
菅ちゃんは洋服の話のあたりで「革パンとか買ったら半ズボン出来る位切る」と
あまり笑えない実話を披露してくれた(笑

最後に「経営学の『これが大事やー』という事」を先生に聞くと
先生は「お客さんを大事に」という事をゲーセンのUFOキャッチャーの例えで教えてくれた。
「ズルズルにすべってたらもう2度とこんけど、希望のあるスベり方やったらまたこよう
みたいな感じですかね?」(菅)
「そこは何でウケたら、じゃないん?」(宇治原)
というやりとりがあった後、先生から
「たまにスベるからウケた時おもろく感じるんやで」と、
ロザンのファンにはすごく素敵な言葉を残して先生は帰られた。

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