Genius218「きっかけ」、あるいはオフィシャル不二塚記念によせて。


……全国の不二塚スキーの皆さん、塚の宮崎流刑以来ついに春が来ましたよ!!
祭ですよ!! カーニバルですよ!! 謝肉祭ですよ!!(謎)
……すみません、歓喜と興奮でちょっと脳溶けてます……。

そんな訳でつらつらと日記で感想ぶちまけようとも思いましたが
アニメ大和再登場で感想別に設けておいてこの不二塚祭で感想書かないのは
一応不二塚者としてどうなんだいそれ? 所詮君はただの髭眼鏡好きだったのかい? などと
天才様のお声で頭の中で誰かが囁くので(端から見たらヤバイ人だな……)ひとまず所感だけ書きます……。
でないとこれからしばらくネット出来なくて暴発しそうなので……
時間のある限りギリギリまで語ります……まとまりに欠けそうですが語らせて下さい……。

……で、Genius218ですが。
先週末からちらほらネタバレ感想見てて期待してたのですが……実際読んでみると予想以上でしたね……。
思わずジャンプ本誌買ってしまった挙句(すいません普段立ち読みなんです……)
テニスのページだけ切り取ってしまったダメなファンがここにいます……。
……しかし、原作でコノミンの不二塚同人が読めると思ったら!!
230円なんて安い安い!!!

……そう。
許斐氏が天然同人作家だってことは黄金や乾海の描写で嫌というほど解ってたんですが
それが不二塚で拝める日がこようとは……夢にも思ってなかったですよ……どうしよう(おろおろ)。
私はいったいどこの同人誌を読んでるの……?
今まで臭わせぶりな描写は数あったもののイマイチ決定打にかけるっていうか
不二塚シーンってぶっちゃけ数えても両手の指で収まりそうな原作で
一話まるまる不二塚不二……。
……なんでしょう。こんな幸せがあっていいのかなあ。未だに信じられませんよ。ああもう(おろおろおろ)。

まあそんな感じでかなり何度読み返しても信じられないぐらいうろたえてるんですが……そろそろ所感、行きましょうか。
今回は天才様の悩み編、とでも言う感じで。

……天才様の内面描写についてはっきり言っちゃうと、書いて欲しいのに全然それが見えてこなくて
コノミン、不二の心理描写なんてするつもりないのかなあ、と疑ってたんですが。
(……内面描写しないことで天才のミステリアスさを演出してるとか……)
……疑っててすみませんでした(平伏)。
ごめんなさい。
なんだちゃんと考えてたんだ……しかもこんな萌え展開で……いえ、萌え抜きで今回はちょっと凄いと思った……

「勝敗に執着出来ない」→「本気を出せない」という天賦の才能ゆえの悩み。
……これ、「友情・努力・勝利」がテーマのジャンプ漫画じゃまず出てくるはずがない悩みだと思うんですが……。
というか、スポーツ漫画で「試合に本気になれない」ことを悩むキャラクターなんて今までいたでしょうか?
……いない、と思う。
これだけでちょっと脱帽。

観月やジローの試合が裕太の敵討ちだったり、アニメの桐原戦が橘さんの敵討ちじみてたりするのも
深読みすれば、何かそういう理由がないと試合が出来ないという不二の悲しい一面のように思うのです。
そうやって自分に理由をつけてやらなきゃ試合が出来ない、本心から試合に取り組めない、とでも言いますか……。

勝敗に執着できない自分を悩む、という形で天才様の内面が語られる事になるのは本当に予想外でした……。
どっちかって言うと、天才様、勝敗に執着しない「ふり」をしてるんじゃないかなあ、という気がしてたので。
本当は物凄く拘ってるくせに、顔には出さない、みたいな。
しかし真逆だったんだ……。

許斐氏のアシスタント経歴がかずはじめとかのジャンプ女流作家であることも関係してると思うんですが
許斐氏の作風ってどっちかってと少女漫画的なんだなあ、と今回しみじみ思いました。
……天才様の内面描写なんかは完全に少女漫画でしたよ。
「団体戦のメンバーから外してくれ」の前のコマの不二の描写には凄い感激した……あの微妙な表情がなんとも……
いったい何があったんだコノミン……。

ここから少しサブカル論的に真面目な話。
日本戦後漫画史とかちらほら見てると、漫画に「内面描写」の手法盛り込んだのは少女漫画の功績であって、
どっちかって言うとキャラクターの内面を書くのは少女漫画の方が得意なんですね。
『りぼん』と『ジャンプ』の漫画比べてみれば感覚的には明白だと思うんですが。
で、個人的な意見ですが、女性向パロディ同人誌(所謂やおい)って言うのは
少年漫画のキャラクターを少女漫画の文脈に入れることではないかと考えているので
(だから女性向なのに少女漫画でなく少年漫画のキャラクターのやおいが書かれるのであって……)
……許斐氏が天然同人作家である所以もその辺にあるのではないかと、ふと感じてみたり。
いや、誉めてるんですよこれ。うん。
少年漫画と少女漫画の奇跡的なコラボレーション。
それをジャンプ誌上で成し遂げると言う偉業。
……神だなあ。

それはさておき。
勝敗に執着のない自分を塚と重ねてみていた天才様。
だけど塚には青学と、青学の全国大会での勝利という執着があった。
それを見て、自分も青学の旗を背負えば本気になれるかな、と期待する……。

不二塚的に、これどーなんですか……? 萌えすぎて死にそう……。
不二→塚→青学(大和でも可←笑)の一方通行三角関係……。
原作でここまでやられると同人書く余地なくなっちゃうよもう……いや書くけど……。

今回のサブタイトルの「きっかけ」ってのも
「不二が本気になるきっかけは手塚VS跡部戦だった」っていうことの略ですよね……。

不二塚に関してはちょっと考えをまとめたいところなので割愛しますが
「本気になる」ってことのために青学の旗を背負うという、そういう自覚がある時点で
やっぱり理屈がないと本気を出せないのが天才様のダメな部分なんじゃないかなとか
不二と塚の間にはマリアナ海溝レベルの溝が横たわってるんじゃないかなとか(塚は無自覚だから)
そういうなんか切ないと言うか、もの悲しいと言うか……
今週ラストもね……青学への思いのせいで隙が出来てやられる、っていう展開になるとね……
悲しいけど上手い展開だと思います……

そう言えば塚も勝利に拘った挙句負けてるんだよな……(哀)
コノミンそういうとこ計算なのか、それとも無意識なのか……。

塚といえば、今回不二だけでなく、手塚側からのアプローチも見逃せないのですよ……
「本当のお前はどこにある!?」ときたよ……塚が告ってるよ……(悦)
塚は不二の本気を見たいわけでそのために王子戦お膳立てしたりしてたのかなあ、とか考えると
今までの不二塚シーンが全て一本に繋がる気が……
ああ……コノミマジック。
夢見てるよ、私。

……すみませんそろそろタイムアップです。
取り留めなくて申し訳ない……
激情のままに任せた駄文をこのまま放置していくのは心苦しいのですが
今しか書けない文章だと思ったので……。
というかせめて不二塚者の端くれとして雰囲気だけでも味わいたかったんです……。
なんかいろいろと妄想だけで書いてるので許してください……。

……塚ファンで大和びいきの管理人ですが
実は一番書きやすいのは(そして実際に書いてるのは)不二なんですよね……。
塚や大和の出てこないSSはあっても、不二の出てきてないSSってないもんな……。
ひょっとしたら天才様が一番好きなのかもしれないなあ、と今回盛り上がりまくりの自分を見て思う、そんな管理人でした。

……不二について語ってばっかりですが最後のコマ、あれどーなってるんだか……テニスじゃない……
……コノミマジック?


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