ホープリル。異変。
2001/09/06(木) 18:35:15 三嶋 出雲
タイトル 異変=崩壊
「なんや…ようわからんなぁ…」
さっきまで石だった動物の話を聞いてもさっぱりさっぱり。
世界に異変?精霊?なんなんだろうか、いったい。
「異変とはどういうことだ?」
レイジェンさんが後ろから声を出す
『異変とは空間の歪み、世界の崩壊です。
実際今は小さなもので影響されるのはほんの少数ですけど
時がたてばこの世界はなくなってしまうかもしれない。』
生き物はそう静かに言う。
世界の崩壊
その言葉に皆息を飲む。
「世界の崩壊ってどこの世界よ!!この世界?それとも私たちの世界?」
小春さんが生き物に向かって叫ぶ
『それはわかりませんがこの世界は確実でしょう。
貴方達の世界は…その歪みの規模によります…』
「そういえば前にもこのようなことがあったんですよね?
図書館で見ましたよ。あれも今回の事件と関係があるんですか?」
コールさんは何かを思い出したように言う
『ああ、そうです。アレも同じようなもの前兆とでも言いましょうか。
規模は小さいものでしたのでなにかを贄にささげることで解決したようですね』
「贄?なんやソレ??」
『贄つまりは生贄。人の命を使って空間を戻す禁術のようなものでしょうか?
精霊との相性が良い種族がかり出されたようですが…』
2001/09/07(金) 09:42:47 ルナ
タイトル 生贄
私はしばらく岩のような奴の話を聞いていた。
『ああ、そうです。アレも同じようなもの前兆とでも言いましょうか。
規模は小さいものでしたのでなにかを贄にささげることで解決したようですね』
贄?何それ?
「贄?なんやソレ??」
私がそう思ったとき、出雲は私の同じような事を言った。
『贄つまりは生贄。人の命を使って空間を戻す禁術のようなものでしょうか?
精霊との相性が良い種族がかり出されたようですが…』
ドクンッ
私は何故かその言葉に驚いた。
ちょっと待って.....精霊と相性がいい?種族?
私の脳裏にイリフの言葉がよみがえってきた。
・・・キミハ数百年マエニ絶滅シタ コノヨデユウイツニンゲンでアリ
精霊ノヨウナ存在デモアル アクア族ナンダヨ・・・
そして、かり出された?あのバケモノがそうだったとしたら.....。
そうだ。あの後、私は混乱しててその場を逃げ出した。
その後、戻ってみるとそこにみんなの死体はなかった。
だとしたら私の一族が滅んだ原因は世界のため?
「どないしんたや?震えとるで。」
出雲の言葉で私は、はっとした。
私は頭の上に乗っているイリフを見た。とても悲しそうな顔をしている。
「その....生贄にされた種族の名前は?」
私は岩のような奴ほ見つめそう言った。
『その種族の名は.......アクア族。』
私は目を見開いた。
「アクア族....!!!」
小春やレイジェン、未凪、出雲は気づいたようだった。
コールとメリルは知らないだろうけど。
「アクア族ってルナの種族やなかったか?」
出雲の言葉にコール達は驚いた様子だ。
「ルナさんが?本当ですか?」
「......うん。間違いない。」
私は静かな声でつぶやいた。
『君があのアクア族?だとしたらお願いがある。失礼なお願いだとは
思うのだがまた世界のために生贄になってくれないか?』
2001/09/07(金) 13:13:36 コーディル
タイトル 根本解決へ
ダメダ!!
ルナの頭の上でイリフが叫んだ。
・・・ルナヲ生贄にスルナンテサセナイ!!
『しかし・・・』
と、今まで黙っていたノフルが口を開く。
・・・ボクモ反対ダナァ。
その言葉にイリフがちょっと驚いたようにノフルを見るが、すぐに岩生物に向き直って改めて強くルナは渡さない!!と言った。
『それでは空間の歪みが収まらない・・・』
「しかし・・・生贄っちゅーのはイケナいんとちゃうか?!」
「そうですぅ!!そんなのいけませんです!!」
出雲と未凪は怒りもあらわに口々にそう言う。
「そうね・・・そんな事したら夢見が悪いもの」
「そういう手段はなるべくは使いたくないな・・・」
「ルナさんを生贄になんて・・・他の方法はないの?!」
小春、レイジェン、メリルもルナを生贄にするのは反対し、岩生物を見る。
『しかし・・・他の方法と言われても・・・』
岩生物が困り黙ってしまうと、窟内になんとも居心地の悪い沈黙が降りる。
と、
「・・・贄は必要ない」
コールの言葉に皆、一斉に彼を見る。
「どう言う事・・・?」
ルナの問いに静かにコールは顔を上げる。
その顔にはいつもの笑顔。
「今度のは生贄のような一時的なものでは対処できない、と言う事です。・・・そうだろう?」
と、コールは自分の足元。暗くわだかまる影に向かってそう言った。
すると影が盛り上がり、小学校低学年ぐらいの背丈の黒い女性が現れる。
彼女(?)は静かにコールの後ろに佇み、ルナの目を見つめ頷く。
・・・オ〜ドロイタナァ、何年ブリカナァ?五十年ブリ?
・・・闇ノ精霊・・・
「なんやァ?コールさんも精霊もっとったんかいな」
「持つ、という表現は違いますけどね。まぁ、アンが言うには根本から解決しないとどうにもならない所まで来ている様ですよ」
「アン?」
「あぁ、彼女の名前です」
そうコールに紹介され、静かにアンはお辞儀をした。
2001/09/07(金) 18:34:26 三嶋 出雲
タイトル ホープリルと空間の歪み
根本的なところから…
コールさんはそう言うが具体的には何を?
『そう…か…でも贄があがればそれだけ世界は…また一時的には…』
この生き物あきらめ悪いぞ。
「そないな一時的なもんにいちいちたよっとっ取っても
世界からその…なんやアクア族だかってのが居なくなれば終了や無いか!!」
『贄に適した種族ならまだいます。この世界は色んな種族によって構成された
惑星ホープリルだから…空間の歪により色んな惑星からここにきて
そして帰れずここで暮らす。それが何年も続き増えた人口。
数年前はたまたまアクア族がその指名を受けただけ…
そしてここは最近歪みは増すばかり…だから…』
「ですからそれを根本的なところから解決すればいいじゃないですか」
『それができたら数年前からやっていますよ。
この世界の民にはあまり知られて無いこのことを一部の学者は知り
それを解決しようと試みるが結局いつも生贄をあげることでしか
解決の道はなかったのです。私はソレを見てきた…。』
「それって…あの魔術研究所??あそこで歪みの研究がされていたの??」
メリルは生き物に向かってそう言う。生き物はその言葉に少々驚いたようだ
『そうか。そうですか。あなたがあのときの子供ですね。
でもおかしいですね確か研究員の一人が
貴方の家にいって記憶を消したはずですが、まさか残っていたとは…』
「一体何があったの?あの島にメリルのお父さんとお母さんは無事なの??」
メリルさんは動揺している様だった
『わかりません。歪むに飲み込まれどこかの世界に飛ばされたのか…
または歪みに耐え切れず消滅したか…あそこに研究所があったのも
あそこが歪みに干渉しやすい地域だったからそこに街を作り研究員達は
自然のある森に研究室を構え人知れず歪みの研究を行っていたんです。
私はあの研究所でのデーターを埋め込まれた生きたデーターディスクでしょうか
でもそのデータに出た答えはいつもこうです…
精霊と相性の良い生贄により歪みは解消される” 』
2001/09/07(金) 19:51:24 メリル
タイトル 混乱
どうしようどうしよう…
メリルは混乱していた。
あの研究所はそんなにすごい所だったなんて…
お父さんとお母さんは…
「贄には…なってくれませんか…」
しつこく言い続ける生き物の頭をぽかっと殴る。
「いいかげんにして下さい!贄になるということは死を選ぶことです!
あなたはここにいる皆さんに助けられたんですよ!」
「メリル…」
「命はとても大切です。生きることは何よりも愛しいです…」
メリルは岩の頭に突っ伏して泣き出した。
混乱して気持ちが昂ぶったらしい。
…アイカワラズ、泣キ虫ネ
緑の精霊、リュイが姿を見せた。
…贄ヲ捧ゲル以外ニモ方法ハアリマスヨ
そう言うと今姿を見せている精霊に向き合った。
…ココニイル人達ガ偶然集マッタトハ考エラレマセン
精霊ガコレダケ揃ッテイルノデスカラ…
2001/09/08(土) 02:08:04 立木 小春
タイトル 戯。
この世界の 空間の歪み。
岩の様な生き物の話を聞いていたが、途中
ルナやコール
そしてメリル達の話しまで混合してしまい、すっかり頭の中も混乱していた。
そもそも 空間の歪みって何ょ?
何故アタシ達が巻き込まれなければいけないの?
浮かぶ疑問は 様々
そして、何れも 混乱の彼方。
暫らくその場で 顔を顰め、また無意識のうちに下唇を噛み
家族の事、学校の事、そして 地球の事なんかを 一瞬のうちに色々と事考える。
アタシ、如何なってしまぅのかしら……?
すると、突然の声に 不図、顔を上げ
祠を見渡す。
聞えてくる声に、何故か敏感に反応を示す が
その声は微かである。
聞える
明かなのは 精霊の声だと云う事だけ。
実際に聞えているのでない
頭中に響く様な 音に似た 声
気付くと、メリルが泣いていて
そのメリルを覆う様に 在する精霊
『…ココニイル人達ガ偶然集マッタトハ考エラレマセン
精霊ガコレダケ揃ッテイルノデスカラ…』
辺りを見渡しても、誰も居ない
感じるのは 妙な雰囲気と そして、声。
辺りを見渡した後
自らの手の平を 胸の辺りまで持ち上げ 不図見る。
その事が、無意識の行為だとは自分でも気付いていないが
そんな事を考える余地も無く、其れは一瞬にして 起った。
手の平、指を間を何かが擦り抜けて行く感触に
胸の鼓動がドクンと沈む様に体中に響く。
全身に見える 鳥肌が 治まらぬ間に、其れは姿を現した。。。
…………アンタ、名前ハ?…
『こっちのセリフよ』
そんな言葉も今は 口から発する事が出来ず
只、呆然と其れを見上げ
只管 頭の中でリピートした
"此れはやっぱり夢ょ" と。
2001/09/08(土) 09:39:43 ルナ
タイトル 世界の危機
何がなんだかよく分からない生贄?
けど、私が生贄になったとしても一時的にしか意味がない。
私はどうしたらいいんだろうか。
生贄ってことは死ぬということ。死ぬのが怖いわけじゃない。
もしこの世界のためだったら私の犠牲なんて造作もない。
けど、私はまだ死ぬわけにはいかない。
何か....私にはまだしないといけないことがある気がする。
「命はとても大切です。生きることは何よりも愛しいです…」
メリルはそう言って泣き出した。すると、
緑の精霊のリュイが出てきた。
…ココニイル人達ガ偶然集マッタトハ考エラレマセン
精霊ガコレダケ揃ッテイルノデスカラ…
私はリュイの言葉にイリフを見た。
・・・ソウダ 僕達ハコノ世界ノ破壊ヲフセガナイトイケナイ・・・
・・・アァ ソノ通リィ コノママデハ精霊世界ニモ影響ガイクカラネェ・・・
精霊達はみな、真剣な顔でむきあい話をする。
ふいにイリフがこちらを向いた。
・・・ルナ オ願イガアルンダコノ世界ヲ一緒ニ救ッテクレナイ?・・・
・・・出雲 オ前モナ・・・
イリフは私にノルフは出雲にそう言う。
私と出雲は顔を見合い笑いながら言った。
「「もちろん。」」
ふいに小春を見ると小春の回りに何かがいるのに
気が付いた。小春は一方息に無視してるみたい。
あれは....精霊?私の目には、はっきりと見えた。
2001/09/08(土) 16:03:06 三嶋 出雲
タイトル また喧嘩;
「っと言うことで!生贄は却下やな!」
世界を救う!いかにもゲームのRPGくさい話しだが現実よりは面白そうだ
しかし生物は何かに取り付かれたかのように
『生贄を…生贄を』っという
「まだいうんですか!!」
メリルさんは目に涙を浮かべながらも生物に向かって大声で言う
まぁ当たり前だけど…なぁ…
『でも生贄がなければ滅びます。生贄は世界の薬のようなもの…
薬を使えば世界の寿命は…』
「やめてください!!」
「せやせや!!こんな馬鹿ささげたかて
世界の寿命をちじめるんがおちや!!!!!」
ドスッ
俺の言葉に先ほどまで小春さんのほうを向いていたはずのルナが
いきなりパンチをいれてきた
「誰が馬鹿だ!!このハゲ男!!!!」
「ハゲって誰や!!この馬鹿ピンク暴力女!!」
そしてまた口喧嘩が続く…
メリルさんは少々あっけに取られ、コールさんは相変らずと言わんばかり
そして未凪さんはおろおろしててレイジェンさんはここでやるか?普通…
っといいたそうな感じだ…
「だいたいさっきからそっぽむいてなにしとったんじゃい!」
「知らないわよ!!ただ小春の周りに…」
そういってルナは小春を見る俺も何となく見れば
いつもながらに冷め切った小春さんのまわりに何かいるような…
イリフやノフル、リュイやアンも気づいたようだ
…風ダ…
2001/09/09(日) 04:08:14 立木 小春
タイトル 森に吹く風。
"「誰が馬鹿だ!!このハゲ男!!!!」"
"「ハゲって誰や!!この馬鹿ピンク暴力女!!」"
横で続いている いつもの2人の喧嘩を他所に
アタシは 目の少し上の高さ 空中に在る精霊と向き合い
そして、沈黙が続いていた。
眼は、その精霊と合った侭 瞬きすら忘れている状態である。
…風ダ…
其の言葉に ピクッ と身体が反応する。
(風…?)
そんな疑問が過った。
人の視線に 思わずハッとし、ゆっくりと横を向く……
其処には何時もと変わらぬメンバー。
不意に目が合ったのはルナ
ルナは肩を竦め、不思議そうな表情を浮かべる。
他の誰を見ても、そのリアクションが変わる事は無かった。
主の横に居た精霊達も此方を向き
そして 第一声を発したのは 出雲君の精霊、ノルフ。
………ソフィージャナイカァ、久シ振リダナァ……
……ン…? アンタモシカシテ ノルフ?? ヤダ!何デ此処に居ルノヨ!…
……居チャマズカッタカナァ……
……相当マズィワ!!……
ハ?……この2人の会話、理解し兼ねるワ…ι
そぅ、思っていた時 アタシの目前に居た精霊が 近付いて来た。
そして手を差し伸べ、こぅ言った。
……アタシノ名前ハ ソフィー・フラィァ。呼ビ方ハドゥデモイイカラ…!
その言葉に応え、右手で握手を交す。
「…アタシは 立木…小春よ……」
……小春ネ、宜シクッ…
握った 小さな手の平に温度は無く、
只管に感じるものは
明かな物体では無ぃ……と 云う事。
何が何だか判らず、焦りと戸惑いに言葉が上手く出て来ない。
風の精霊、ソフィーとやらは
アタシを目前に笑みを浮かべ
祠の周囲に茂る木々は ガサガサと音を立て
森に吹いた 一つの風に、まるで舞う様に靡いていた。。。
2001/09/09(日) 06:36:13 ルナ
タイトル 3対1
風の精霊のソフィーって奴は
さっきまでなんか色薄かったんだけど気のせいかな?
・・・コレデマタ精霊ガ集マッタッテワケダネェ・・・
・・・アト 光ノ精霊ハイナイノッ?・・・
ソフィーは精霊達に言う。
「光の精霊?」
出雲が意味不明という顔をする。
「光の属性の精霊ですよ。そういえば凛耶は光の属性でしたね。」
コールがたんたんと説明する。
「ってことは凛耶はもう光の精霊に会ってるかもよ。」
私が身を乗り出して言う。
「その可能性もありますね....よし。みなさん、ひとまず
凛耶を探しに行きましょう。」
コールの問いにみんなはうなづいた。
・・・ネェ ルナ・・・
「何?」
凛耶を探すため手頃な町に行こうと進む最中
またまたノルフが近寄ってきた。イリフも興味あるみたい。
・・・凛耶ッテ誰ダァ?モシカシテ女ァ?
こいつは絶対女たらしだと思いながらもその言葉を言うのをぐっとこらえた。
「残念ながら男よ。出雲達と同じようにへんなとこから来たみたい。
無愛想で心の中でいろいろと思ってそうな奴よ(ひどっ)。」
「へんなとこから違う!地球や!覚えとけ!」
いつから聞いていたのか出雲がしょうしょう怒りながら言う。
「地球?聞いたことありませんね。」
コールがひょいっと顔を出す。コールのとなりにはぴたっとイズモがついている。
「そりゃあなぁ。別世界なんやし。」
今思ったんだけど別世界って何?この世界以外にも世界ってあったんだ。
「この世界以外にも世界ってあったんだ。」
「あるに決まってるやんか!このどあほ!」
出雲の言葉に私の頭にはムカツクという文字がでてくる。
「そんなの知らなかったんだから仕方ないでしょ!このハゲ!」
・・・ソウダソウダ!ハゲハゲ〜!!・・・
いつのまにやらイリフも参加している。
「またハゲ言うたな!イリフも一緒になって!ノルフもなんか言ったれ!」
・・・イヤダネェ 僕ハ女ノ味方ナノォ・・・
ノルフはそう言って私の方にくる。
「ふんっ。3対1で私の勝ちね。」
私は得意げにそう言った。
2001/09/11(火) 16:34:17 三嶋 出雲
タイトル 又喧嘩…っていうかこれしかかけんのかい; 今日の気分 肩こり…;
「ふんっ。3対1で私の勝ちね。」
ルナは得意げに言う。腹たつ・・・
「精霊みかたにつけんかったら俺にはかてんっーことか?」
「別にそう言う意味じゃないわよ!!ただ?あんたの言うことより
私の言ってることに賛成が多いってことよ!!多数決では私の勝ちってこと!
アンタはハゲなのよハゲ!!!!」
「んなもん多数決もクソもあるかい。お前なんか多数決なくともピンクやんか」
「なによ!!このハゲ!!」
「だまれぃ!このピンク!!」
止めようにもいつもながらに入る好きのない痴話げんか・・・
しかし今日はそれではすまなかったりした。
「いいかげんソレいうな!!ぶっとばす!!!」
「ちょちょっと!」
誰かが止めようとしたがルナは構える。
「やれるもんならやってみろこのピンク!!!」
俺はルナとある程度距離をとりルナを見る
「でりゃぁぁぁッ!!」
「おっと…」
ルナの繰り出すパンチやらキックをすべてよける
イリフの火炎球をよけた容量で
っというか当たったらキケンそうなパンチだけにふりが大きい
「ほれ。全然あたらんやんか」
「ちょこまかと!!逃げてばっかじゃないのよこのハゲ!!!」
「おまえなんぞとまっとうに相手してられっかぃ!!おわぁっ!!」
いきなり横から火炎球が飛んでくる
「火達磨てめぇっ!!」
…ルナ今ノウチ…
「よっし!食らえ!!」
「危ねッ!?」
ルナの横からの蹴りをすれすれで何とかかわしたものの
体制を崩す…ルナはソレをチャンスとばかりに向き直りこぶしを握り締める
「こんどこそっ!!!」
「くらうかいボケッ!!!足掛けっ!」
そう言ってルナのこぶしが寸前のときになんとか足掛けに成功したものの
両者転倒する…
「いッたぁい!!!女の子になんてことすんのよ!!」
「だれが女や暴力ピンク!!火達磨なんざつかいおって!!」
「うるさい馬鹿ハゲ!!火達磨じゃないわよイリフだもん!!」
2001/09/11(火) 16:35:35 三嶋 出雲
タイトル 離脱・・・;;
又痴話げんかが始まろうとしたとき…
「二人ともいいかげんにしてください…」
殺気のようなものを漂わせた声が聞こえた…
見ればそこにいたのはコールさんとかメリルさんとか小春さんとか…
っていうか皆様怖い…
「イリフさん…また森を燃やしたら承知しませんよ。
出雲さんもルナさんも周りに被害が出たらどうするんですか?」
笑顔ながらに怖いようなメリルさん
なんだか…なぁ?
被害という言葉を聞いて確かにそうかもしれないと思った
ルナと俺が喧嘩をするだけならまだしもいまじゃイリフが出てくるせいで
自然発火が起こりかねない…喧嘩しなければ良い!
っていうのは当たり前だがこの先絶対何度か衝突するだろう…
だったら…
「じゃぁ俺1人でいくわ!」
何となくそう言う。その台詞に唖然とする人もいた
「俺がいなかったら喧嘩起こらんやん!
そしたら被害はおさまるやろ?だったらええやん!」
「ちょっとなに自分勝手なこといってんのよ!!」
「勝手やない!それが一番やんか。いたら喧嘩になるしな!!」
うんうんと自分で勝手にうなずく。
「ってわけで皆様ここでお別れや!機会があればまた会えるかもな!!
つーか会わんほうがええか?ノフルお前はどうする?」
…エ?アアァ〜ボクトシテハオ譲サン方ノえすこーとヲシテオキタイケド
一応出雲ニツイテイクヨォ!暇ダシネェ…
そういって洞窟を去った。