卵で遊んでみた。

卵を酢につけると殻が溶けると聞いた。ほんまかいな?
理系っ子の好奇心がうずきます。


で、早速つけてみました。


上から撮影した図。ちょっと気泡が出てきてるのわかります??


10分経過。


2時間経過。泡の量が増えた気がする。


24時間経過。なんだか大変なことになってます。


横から見るとこんな感じ。ビールみたいですな。


36時間後、卵を取り出してみました。
おお!殻が溶けてブヨブヨしてる!すげー!!


光に透かしてみます。うっすら黄身が見えます。


おそるおそる押してみるとこれくらい変形します。



頂点辺りに切り目を入れるとピュピュッと中身が飛び出して、薄皮だけが残りました。
ゆで卵の殻を剥くときによくみるあの薄皮ですね。「卵殻膜」といいます。


サンプリングした卵殻膜を上の写真のように吊るしてみました。
このまま透析の実験で遊べそうです。


うんちくコーナー

卵の殻は炭酸カルシウムでできていて、酢酸との反応は以下のようになります。
これより発生した気泡は二酸化炭素だとわかります。
また溶け出したカルシウムはイオンのかたちで水溶液中に残ります。この水溶液はカルシウムがイオン状態で存在するので吸収率が高く体に良い、とネット上で紹介されてました。眉つばものですが…。

実験終了後コップを洗おうとすると発生した泡が硬化して手に取れるほどでした。
本来泡は重力による排水と界面中の拡散によって平衡状態に至るまで泡同士が結合するのですが、おそらくこの過程でフォーム界面中のカルシウムイオンと拡散する二酸化炭素が反応して炭酸カルシウムが再生成されたのでしょう。

卵殻膜はケラチンタンパク質でできてます。SEM画像はこちら
ケラチンはSを含むシステイン含有量が特別多いペプチドで、ジスルフィド結合に起因する安定構造を持つため骨格タンパクとして生体のあらゆるところに存在します。
僕たちの髪とか爪とか皮膚とか、そういうところにあるやつですね。
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