ロッカールーム2 かたんっ。水野はスポーツバッグを取り落とす。 びくっと肩を震わせたのは間宮。シゲと口唇を放すと、そちらを見た。 「シゲ!何やってんだよお前!!」 間宮を一瞥しただけで、水野はシゲが全面的に悪いと決めつけ怒鳴る。 「ええやん?両想いなんやし……」 「両想い?同性相手に何言って…」 「好きなんやもん。別、ええんちゃう?」 すっと水野の横を通りぬけ、もう普段の無愛想な顔に戻った間宮は、着替えを開始していた。 後ろにシゲが立つ。スカートの中に手を入れる光景に水野は目を見張った。 「バカ!何やってんだよ」 間宮本人も慌ててスカートを押さえるが、怒鳴り込んでいるのは水野だ。 シゲの腕を間宮から引きはがす。 「ええやん?」 「「良くない!!」」 今度ばかりは間宮と水野の声がハモった。 「ったく、部活終わったらさせてやるから、それまで待ってろ!」 間宮の言葉に水野は慌ててそちらを見る。 「…何言ってんだよ?シゲにやらせてやるなんて……」 「……水野、心配してくれるのは嬉しいが、これは俺と佐藤の問題だ」 「…ちょっと待て。まさかもうシゲと?」 「ああ」 その言葉に一層疲れた顔をすると、水野も着替え始めた。 シゲはいつの間にかばっちり着替え終わっていた。 シゲ達がもめ終えると他の皆がタイミングを測ったかのように入って来た。 部活中 「なぁなぁ、間宮。佐藤ってH巧い??」 小声でこっそりと耳打ちして来たのは藤代だった。 「……そういうことは、自分のこと話してから聞けよ。お前、キャプテンとやってんだろ?」 「……キャプテンは巧いよ?けど、優しすぎて物足りないってかさ」 「……それは佐藤ともやってみたいってことか?」 「うーん。そうだな。お前がイイっていうなら一度やってみたいかも」 「ダメに決まってるだろ。大体、キャプテンにばれたら後が恐いんだぞ?」 「……そうだった…」 (*キャプテンは渋沢さんです) 部活終了後。 「なぁ、なぁ、はよやろう?」 「お前せっかちすぎ。…そういや、藤代がお前とやりたいって」 「藤代か…友達としてはおもろいやっちゃけど、Hはなぁ……」 「へぇ、お前でも好みが有ったんだ」 と水野が言う。 「あるわ。大体、何でまだタツボンがおんねん?」 「もう帰るよ。ほどほどにしとけよ」 「わーっとるって」 ひらひらと手を振りながら水野を見送る。 「行ったようやな」 と辺りを確認するシゲ。ロッカールームに鍵を懸ける。 不安気に見ていた間宮に軽いキスをすると、するすると手が下りてくる。 下半身の敏感な入口に手を添える。 入口を丹念に指先で弄る。 湿り気が増してきたそこに、ゆっくりと指先を進める。 ぬるぬると纏いつく愛液にシゲは満足そうに微笑むと、中を掻き回した。 「ひゃんっ……あっ…あっん……」 甘い声で鳴く間宮に、シゲはより一層刺激を与える。 空いた方の手で、間宮のお情け程度の膨らみをやんわりと揉みしだく。 「あっんっ……」 間宮は切なげな声を上げ果てた。 「……早いなーホンマに」 「うるさいな。ほっとけよ」 (そういう自分だって、こんなに濡らしてるくせに…) 「…お前だって、ココこんなに濡らしてるくせに」 間宮がシゲの秘所に触れる。 「お前の声聞い取ったら、感じてもうたんやもん」 「ふん。……にしても、ホント胸でかいよなー」 「何?ウラヤマシイん?」 「……んなことないよ」 ぎゅっ。 (かわええなぁ、ホンマに) シゲは間宮を抱きしめる。 「っ…苦しいってば……」 (けど…柔らかい…) ++++++++++++++++++++ 後書き 前回の続きという訳でもないけれど、続いてない 訳でも無く…何だそりゃ? つか、何かエロくならないなー。 頭ン中で考えるのとどうしてこう違うんだろ?? |