Traveling








「・・・・・・・・・あっちゃー、大変だ!」


言葉は慌てたような発言を呑気に言う女子マネ。
こいつの名前は


あまり言いたくないが、ここだけの話、俺の、彼女でもある。



「けーちゃん!!!」


小さい身体がこちらへやってきて、俺の名を呼ぶ。


「けーちゃんはやめろって言っただろ。」
「いいじゃんか〜、私達恋人同士なんだよ。ねーけーちゃんv」


「・・・・・・・・の好きにしろ。ったく・・・。」


・・・・・・・・・・ここだけの話、こいつに言われるとどんな頼みや発言も
否定できなくなる。
ある意味俺を操作するプレイヤーのような存在だ。


操作能力だけは、あの天才・不二周助にも劣らないのではないかと
俺は思う。


「・・・そうだ!けーちゃん、頼みがあるんだ。」

は思い出したような表情をした後、またいつもような表情に戻って
俺に言ってくる。



・・・・・・嫌な予感がする。



「買い物一緒に行こっ♪」



俺の予感は100%的中した。
こいつの考える事は判り易い。・・・・・・それも困りものではあるが。

これが男子部員だったら速攻で断っている所だが、
相手は俺の事を信頼している女子マネ・・・・・・しかもだ。


「俺がついていきゃあいいんだろ?」

「わーい♪けーちゃんありがとう!!」


かなり幸せ状態と見れる表情をしながらが言った。

・・・・・・結局今回も断わる事ができなかった。
俺はやっぱりコイツに甘すぎるんだろうか?



二人して部室から出て行くと、部員がざわめきながらこちらを見るのが
判る。
そんなにも彼女が欲しいか?てめぇら。


「わーっ、あとべぇとがイチャイチャしてる〜。」
「うるせぇジロー!!!それからあとべぇと呼ぶのはやめろ!!」


・・・しまった、ついつい叫んでしまった。


「あはは、けーちゃんらしいね。」


にも笑われてしまう始末かよ・・・・・・最悪だ。
と思っていたその瞬間。


「でも、そんなけーちゃんも大好きだよ♪」


待っていましたと言わんばかりのこの一言。
本当に優しい奴だなは・・・。
もし冷たい彼女を選んでいたら俺はどうなってたかと今になって思う。


「いいなーあとべぇばっかり可愛い子と付き合っちゃってさ〜。」
「折角やから跡部、俺にちゃんくれへんか?」

どこからか馬鹿決定の二人が出てきて俺に言う。


「誰がおまえらなんかにを渡すか!!」

俺は馬鹿二人に言いつけてやった。



「けーちゃん、そろそろ買い物行こうよっ!」


に引っ張られながら、俺は歩いて行った。







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コメント by.藤宮 佳乃

これ・・・甘々って言うのかしら・・・?(ドキドキ)

えー・・・かなり遅れてすいません!!!
いちおう相互記念交換跡部ドリでございます。
三人称は苦手、かといってヒロイン一人称にすると名前が
あまりでないのではないかと心配になり、跡部一人称に
してみました。この人、絵でも文でも書きやすくて好きです。(笑)

得意分野の一つ、バカップルを少々交えつつ、ヒロインには
甘い跡部を・・・・・・と思いながら書きました。
ジロちゃんとおっすぃーはひそかにヒロインを狙っていたりします。(ぇ)

イメージソングは宇多田ヒカルの『Traveling』です。
この二人にとっちゃ部活関係の買い物でもデートのようなもんなのです!(無理矢理)

こんなのでよければドウゾ。

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