あたしの言葉は通じない
どんなに大声で叫んでも
気づく人など誰もいない

何かを伝えようとも
それはすり抜けてゆく
あたしの気持ちとは裏腹に
簡単に溢れ落ちてしまう

あたしの言葉は届かない
どんなに泣き叫んだって
応えてくれる人もいない


頻繁には云わないから
時々でいいこの気持ちを言葉にさせて
あたしの気持ちをあなたに伝えたい
形無くとも伝わる方法
口から紡ぐ短い呪文
勇気を出して震える声で
愛してると伝えたい

私の存在が感じない
孤独は好き 私の存在しか判らないから
集団は嫌い 私の存在が薄れてゆくから
私の存在が恐ろしい
このまま消えて逝きそうで
動けぬまま 意志とは反対に
ゆっくりと蝕まれつつ
忘れ 消え 無くなってゆくだろう

掴みかけた夢は
結局掴み損ねた
夢にも視た夢も
正夢には成らず
唯欲しがっている
だから失ってゆく
厳しい現実に逃げ
甘い物だけを欲し
血の涙を流すから
私に似た彼岸花
死魂を喰い続け
紅く染まってゆけ


文字だけじゃ
理解できない
深くに眠る
気持ちには
顔を見ないと
読み取れない
秘めた強い
意志だとか


ずっと一緒にいたいと想う自分が嫌で
伝えたい気持ちを必死に押し殺してた
眠る前に浮かぶあなたの顔は いつも
悲しい程に私に向かって笑いかけてる
いつも想うよ あなただけの事
いつも願うよ 明日こそなんて
耐える事出来ない痛みも衝撃も
奥底に埋まる汚い本当の自分も
あなたを想う事で避けてこれた
些細な我侭さえ言わなくなった
少しだけ大人になった気がする
だから受け止めて
いつでも抱いてて
いつでもキスして
あなたが私の希望だから


聴く事のない声も
見る事のない姿も
記憶には在るから
忘れたくないから
寂しすぎて泣く日
何時しか無くなる
ただその時に私は
あなたの声と姿を
忘れていないかが
一番不安で寂しい


好きじゃないの なんて聞かないで
愛しすぎて困っているの
何時でもあなたを想っているの
だけどこの気持ちは言葉にできない
言葉にしたら重荷になるから
これ以上辛い思いはしたくない
愛しすぎて困っているの
頭の中はあなたでいっぱい
好きじゃないの なんて聞かないで
苦しいくらい 大好きだから


つまらない生活も
意味のない学習も
あたしには唯のセピア色
猫の目のように不自由はない
だけど 今 あたしは
つまらない生活も
意味のない学習も
楽しんでいる君に憧れ
君をカラーで見たくなってる
ゆっくりと目を閉じて
ゆっくりと目を開けて
猫の目が君を見つけた


脳裏に浮カブ
君ノ存在
逢エヌ事ガ
何ヨリ辛イ
話セヌ事が
何ヨリ苦シイ


近すぎる距離で
遠い存在
手を伸ばせば
すぐ届くのに
瞳だけ触れ合い
唇に触れ
名残惜しくも
視線をズラす
ただ見ていれば
辛くなる
今すぐ走って
抱き締めたい
鳴呼
手を伸ばして
抱き締めたい


あなたに言ってほしい言葉は
まだ忘れてないから


花に土を 花に水を
私にあなたを 私に言葉を
必要なの 絶対に要るから
無くなってしまったら
きっと枯れてしまうから…


溢れ落ちた記憶が
種となって花を咲かせてくれても
あなたに言ってほしかった言葉は
最期まで聴けることがない


花に太陽を…
私にあなたのあの言葉を
私にあなたのあのキスを

そして
枯れ落ちる前に 引き抜いて

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