1ページでは紹介しきれないほどたくさんの狛犬さんが、北野天満宮にはいました。
「北野天満宮(2)」は、北野天満宮の狛犬さん紹介の、第2ページ目。
「北野天満宮(1)」をご覧になっていない方は、まずそちらからお読み下さい
桜門を通り抜けた先の宝物殿前にいた、真っ白な狛犬さん。
阿と吽、両方ともオスというところがちょっと変わっていますね。
阿と吽には、鼻やたてがみなど、微妙に違いがあります。
それにしても、これに似ている狛犬さんをどこかで見たような・・・。
社殿(本殿)に行く途中の参道にいる狛犬さん(明治15年11月)。
阿の目には石が埋め込まれているのか、結構鋭い目をしています。
吽は目の石が取れたのか、亡霊のようなちょっと怖い顔ですね。
体のボロボロ具合とあいまって、吽にはかなりの迫力が感じられます。
社殿に行く途中にある三光門の手前にいた、狛犬さん(文化7年)。
かなりシンプルなデザインで、和風というよりも西洋めいた姿をしています。
クルクルしたたてがみで、ひょうきんな顔して口を開けて立っている阿。
さらさらのたてがみで、眉をつり上げながらこっちをしっかり睨んでいる吽。
どちらも、マスコットのような愛らしい姿をしていて、そこが良いですね。
小さな門、北門の手前にいた、小さな狛犬さん(嘉永29年5月)。
京都ではあまり見ないタイプの狛犬さんで、面白いです。
敵を警戒するような体勢で、台にちょこんと乗っかった姿が可愛い。
こんな体つきの小型犬って、本当にいますよねぇ。
北野天満宮の東門近くにいた狛犬さん(明治12年)。
梅のマークも描かれている台が、なかなか奇麗です。
この写真だと、吽の左頬が引きつって見えますね・・・。
同じく東門近くの、はっきり彫り込まれている狛犬さん(天保6年2月)。
阿は垂れた耳・巻き毛・角無しで、吽は立った耳・直毛・角あり。
典型的な「阿の獅子、吽の狛犬」を組み合わせている、狛犬さんですね。
阿のたてがみのクルクル具合が、わらびのようで可愛らしいです。