“扉の奥からの宇宙の星へ”

 

 


 思い通りの形に表せない
 四方に広がる幾つもの扉には堅い鍵がかかっているから
 一番奥の扉は風も光も通さない
 どんな怪盗だって解けないパズル


 軽い乾いた笑い声と褪めた眼
 世の全てに罵声し目をそらし背を向け拒否反応
 の中で独り寝転び無を見続けた
 自由自在に動き回る「ユメ」が現実


 重く暗い空気の中で
 溢れ出てくる音
 鍵穴を通って外へ…


 あの出会いには運命があったと思いたい
 そうなるべき事だったと死ぬまで信じたい
 幾千の星が 幾千と回っても
 あなたの星は一目でワカるから



 暗く静かな雨の中で
 零れ落ちてくるのは?
 外へ外へ外へ外へ…


 私が一体何で出来ているのか あなたが解らなくてもいい

 


 この二人には切れない何かがあると思いたい
 こうなるべき事だったと死んでも信じたい
 全てが少しずつ 変わってしまっても
 何もかもが全く 変わったとしても
 幾千の星が 幾千と光っても
 幾千の人が 幾千と笑っても
 本当の言葉を、感謝の想いを、真実の心を伝えたいのは
 太陽のように光り輝くあなたの星だけだから
 無限の闇のの中で光り輝くあなたの星だけだから


 ずっとずっとずっとずっと…

 

2000・11・21 

 

 

 


 

感謝している人がいます。
その人に感謝の気持ちを伝えようと思って書きました。
恋の詩ではありません。
それっぽいけどね。

 

 

 

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