“傷痕”
虚しい終末の扉はひらかれ
何色でもない私はただ空を見つめてる
冷めた心とは裏腹に瞳は何かを探してる
忘れ去られた悲劇と一緒に
胸にあいた傷痕を風が吹き抜けて
ただ 私の記憶を弄っている
誰にも打ち明けられず潜む思い
何をしたらいいかわからない祝日は地獄で
夢と希望と現実にはさまれて泣いている私
目覚める事のない心と共に
胸にあるこの傷痕誰が埋めるのか?
今にも魂を売ってしまいそうで
何かに救いを求めても求めても
ただ 私の鼓動は止まって逝く
風が時を告げ私を起こす
目の前にいるあなたは誰?
胸にあいた傷痕を風が吹き抜けて
ただ 私の記憶を弄っている
胸にあるこの傷痕誰が埋めるのか?
時がつれてきたあなたは私の…
胸にあいた傷痕でない傷痕
これを埋めてくれるのはきっとあなた
1998・10・08
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