“オートマトン”
オートマトンが言ったのさ 「幸福っていうのはなかなか手に入らないら価値があるんだ」 出来てから1日しかたってないのさ 何か言いたい事があるはずなのに モヤモヤしているだけで自分でも理解不能 もしかして君なら上手く言葉に出来る?
沢山あると思ってた『私』は単なる『ハリボテ』 少し力を入れただけで粉々に砕けてしまう
ああ たったコレだけ? 幻が宙を舞う…
流した涙の数も痛めた手の傷も全てが作り物 お偉い先生方が有難くも下さった宝物
植え付けられた記憶や経験 自分のモノと疑いもしないオートマトン 少し突いただけで壊れてしまう 儚い脆さを持った自分に気付かないまま 今日も君は得意げに愛や夢や好きな事を語ってる 愛や夢や好きな事を語ってる …語ってる
虚しさも寂しさも哀しさも すべて君の 虚しさも寂しさも哀しさも すべて僕が
2000・11・02
ある日、自分の『中』に思ったほどモノがない事に気付きました。 「私達の体って、漫画の中のロボットと同じだな」と思いました。 もっと沢山あると思っていたのに…。 何だか、虚しくて寂しくて哀しくなりました。
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