727 名前:飼育 投稿日:02/07/12 23:49 ID:vgPIhjSv

お久しぶりです。 飼育です。 完遂・バージンブレイク篇を書こうかと思いましたが、 自分の力量不足を痛感し、も少し寝かせて発酵させてから、お目にかけたいと思います。 なので、すっ飛ばして、快楽に目覚める篇を書いてみることにしました。 よろしかったら、またお付き合いくださいませ。 ふたりの唇が糸を引いて名残惜しそうに離れる。 夏の濃密な夜の空気。 息継ぎをする香りの吐息を呑み込むように、再びリョウは香の唇を貪る。 「リョウ・・・ッ こんなのいやっ」 口内をねぶられながら香が抗議の声を上げる。 リョウはその声さえ舐め取るように香の口を支配する。 「あう・・・ん」 思わず甘い声を漏らす香。 何時もより敏感になっていて、ぞくぞくするほど感じているのだ。 728 名前:飼育 投稿日:02/07/12 23:50 ID:vgPIhjSv

それでも、押え付けられた両の手首を自由にしようと、リョウの身体の下で身体をよじる。 だがベッドのスプリングが軋むだけで、リョウから逃れられよう筈も無い。 「ねえ、お願い・・・これ、外してよ」 キスの合間の香の抗議の声が懇願に変わる。 「そんなに嫌?」 「だって、・・・こんなの変だもの。なんだか恥かしいし」 「けど、何時もよりずっと感じるでしょお? ――――ほら」 「あんっ!」 突然、乳首を指で摘まれて、香の身体はびくりと跳ねた。 自分の上げた思いがけないほど大きな声に、香は真っ赤になった。 「もうっ・・・やだっ・・」 先程リョウによって付けられたアイマスクで視界を遮られた香の全身は、 本能的に視覚以外の神経を張り詰めさせ、些細な刺激にも敏感に反応する。 恥らう香を楽しそうに見下ろしながら、リョウはその手を進めてゆく。 @    @    @    @    @    @ 729 名前:飼育 投稿日:02/07/12 23:52 ID:vgPIhjSv

リョウと香が初めて結ばれたのは、一週間程前のことだ。 以来ふたりは、夜な夜な充実した愛の時を過ごしていた。 最初の数回では、挿入時に香にもたらされたのは、ただ精神的な満足と痛みのみだった。 その後も、痛みは薄れたものの、香はリョウを呑み込むのに精一杯だった。 リョウの巨根によって身体が裂けるのではないかという恐怖感を拭えぬまま、完全に行為に集中することはできずにいた。 もちろん、前戯の間にリョウによって香は何度も絶頂に遣られたし、 香としてはリョウとひとつになれるだけで充分幸せだった。 しかしリョウは当然のことながら、自分の立派なもので香を絶頂に至らせたかった。 立派過ぎるものだけに、最初からというわけにはいかないだろうとは思っていた。 なにより初心で、基本的に潔癖な香に、余りに急激な開発を加えるのは気が咎めた。 リョウにしては、全く根気良く待ったものだ。 だが、香の破瓜の傷もそろそろ完全に癒える。 最初に比べて、感度も更に良くなっている。 そろそろ多少のことは好い頃合だろう――― 冴羽リョウは、実にこの一週間、そんなことばかり考えて暮らしていた。 そして遂に今夜、目隠し遊戯と相成ったのである。 791 名前:飼育 投稿日:02/07/16 20:59 ID:8Ek08h5Y

リョウは普段は子供みたいにがっついてる癖に、 実際ベッドでは大人の男の人になって、余裕たっぷりで焦らしたりする。 香は完全にリョウの手の平で転がされてしまう。 でも香はまだ身を任せるのが怖かった。 行為それ自体が怖いというよりは、我を忘れてリョウに縋ることが怖かった。 香は長いことリョウの前では、女ではなく相棒だったから。 相棒として、強く、気丈に、対等とはいかなくともリョウと協力して仕事に取り組んだ。 リョウに直ぐ頼らずに、ある程度までの危険は自分で回避するよう努めた。 それが自分の存在意義だと思い詰めてやってきた。 恋人になれないと思えば思うほど、相棒であることだけは固守しようとした。 リョウの役に立てなかったら・・・ それどころか足手まといになったら・・・ リョウの傍に居られなくなってしまう。 それが、なによりも怖かった。 それ以上に怖いことなど無かったからこそ、 どんな危険な状況にも怖れず立ち向かえた。 リョウと二人で敵と戦っている時、香を突き進ませたのは、 リョウへの信頼と、一方ではそんな切迫した思いだった。 792 名前:飼育 投稿日:02/07/16 21:02 ID:8Ek08h5Y

もちろん、初心で経験の無い香が、 性欲盛んで経験豊富なリョウの手管に身を任せるしかないのは自明のことだった。 しかし香はそんな訳で、また、単純に女扱いされることへの戸惑いもあって、リョウとの熱烈な夜にも、 一片の理性にしがみつこうと狂おしい努力を、殆ど無意識にしてしまっていた。 「外しちゃだーめ」 隙あらばアイマスクを外そうとする香をリョウが遮る。 香の両手首を左右に広げてシーツに押し付ける。 香は目隠しを付けられたまま、十字架に貼り付けられたように上半身を広げられた。 伸び伸びと美しい身体のラインと白い肌がリョウの眼を射る。 真暗な視界の中で、決してかなわない力に拘束されていること。 その腕の主がリョウだということ。 甘い恐怖で、香の膣が思わずきゅうっと収縮する。 両腕で香を押さえたまま、リョウは口付ける位置を唇から首へ、首から胸元へとずらしていく。 滑らかな肌にくすぐるように優しいキスが降る。 押さえつけられている手首とは対照的な感覚に、香の肌がみるみる粟立って、上半身は反り返る。 すると、リョウの鼻先に尖った乳首が差し出される。 リョウはそれを壊れ物のように慈しむ。 吸い付き、転がし、甘噛みし、息を吹きかける。 香は視界が遮られているので、リョウの気侭で巧みな愛撫の行方が予測できない。 自ずと張り詰める神経は、与えられる快楽を最大限まで享受してしまう。 香の身体はみるみる汗ばみ、息が上がる。 「いやよリョウ・・これ外してってば」 余りの快感に恐ろしくなって、香が無駄な抵抗をするが、リョウは気にもかけずに愛撫を続ける。 (なによ・・・今までオトコオンナだのなんだの散々言っていたくせに。 こんなに優しく触るんだから・・・!) 793 名前:飼育 投稿日:02/07/16 21:04 ID:8Ek08h5Y

どんどん濡れてくる下半身が焦れて、リョウの身体の下でもぞもぞする。 リョウは、香の予想以上の好反応に顔が緩んだ。 香の胸から唇を離して、両手は押さえたままで上体を上へ移動して再び香の唇に口づけた。 もの淋しそうに足の指同士を擦り合わせて疼いている香の脚の間に割り込むと、 ふたりの下半身が布越しに密着する。 香は既に全裸であったがリョウはまだ下着を着けていた。 香はもどかしそうに、熱く固いリョウ自身を包む布に腰を寄せる。 「はあ はあ ・・・あぁ 」 リョウの舌を求めながら、腰はリョウに肉芽を擦り付けようとして淫らな動きを始める。 しかしリョウの腰はいいところですっと引いて香から逃げてしまう。 香の腰はくねってそれを一心に追う。また逃げられる。 余裕のリョウと切羽詰った香の追いかけっこ。 「いやっ・・・リョウの馬鹿っ」 自分からこんな風に求めずにいられない恥かしさで、泣きそうな香が訴える。 「んー?どしたの香ちゃん」 そらとぼけた声でリョウが香の耳元に口を寄せる。 それだって、吹きかけられる吐息で香がぞくぞくするのをお見通しで楽しんでいるに決まっているのだ。 香はおねだりするしかない。 「ちゃんと触って・・・」 「いやー触ってあげたいのは山々なんだけど、両手塞がっててさあ」 しらじらしくリョウが返す。 「香ちゃんがそれ外さないって、約束するならいいけどさあ」 (・・・なんて憎たらしいんだろう)歯噛みする香。リョウの思う壺。 「するっ。約束するからぁ・・・お願い、ここ触って!」 言った瞬間、熱い蜜があらたに蕩け出て、シーツに伝い落ちた。 暗闇の中で、かつて無いほど火照らされた身体は、リョウの刺激を待ち焦がれている。 9 名前:飼育 投稿日:02/07/21 18:08 ID:byJNl1m4

おひさしぶりです。 新スレおめでとうございます。 香タン(;´Д`)ハァハァさん ありがとうございます。 目隠しの続きです。 「意地悪・・・」 焦れて子供のように顔を真っ赤にした香が可愛くて堪らなかった。 香の目が見えないのをいいことに、愛しさで無防備に緩んだ表情で香を見つめる。 (そうだ・・・強がってばかりいないで、たまにはこうして可愛く縋ってくれよ) 手首を開放してやると、香は両腕を伸ばして見えないリョウの顔を確かめるようにまさぐり、唇を求める。 言葉どおり盲目的にリョウを求める香に、舌を与えながら、 こいつを強がらせたのは自分だったと省みて、その申し訳なさを振り切るように、 指で香の潤みをえぐった。 「あぁ・・・っ!」 自分から求めたとは言え、突然の強烈な刺激に、香はリョウの唇と重ねたまま悲鳴を上げた。 亀裂を指で押し広げるように力強くなぞると、音を立てて蜜が溢れ出る。 全身が神経を張り詰めてリョウを求めている。 香はかつてこれほどに自分の身体がリョウを求めたことがあっただろうかと思った。 身体は何時も心の後を追うようにリョウを求めていた。 しかし今日は、心と身体とが一体となってリョウを求めている。 求め過ぎて、それが臨界に達して破裂しそうなほどに。苦しいほどに。 10 名前:飼育 投稿日:02/07/21 18:09 ID:byJNl1m4

膨れた肉芽を剥いてしつこく嬲ると、香はあっという間に達した。 だが香の身体は火照ったまま、まだまだリョウを求めていた。 まだ息の荒い香を裏返して、汗で光る白い背中に舌を這わす。 香は触れる部分どこもかしこも熱を帯びて、リョウを惹き付ける。 リョウは背後から香の胸へ手を廻し、頂の蕾を摘まんでくりくりと捻る。 「ひっ・・・」 香はこらえ切れない声を洩らして、身体を仰け反らす。 身体をしならせた香の熱い秘部に、リョウは同じくらい熱い自身を後ろから押し当てる。 背中に密着したリョウの肌の熱さと、耳にかかる吐息で香はのぼせるようだ。 胸の蕾を弄びながら、後ろまで蜜でぬめった溝を、リョウはぬるりぬるりと往復する。 香はリョウがそのまま挿入してくれるかと思ったが、リョウは入口付近をなぞるばかり。 香がまた焦れ始める。 リョウとしても正念場だった。本当は自分の欲望を思い切り叩き付けたい。 しかし香がこんなに自分を求めてむずがる様子は、 今までの二人の関係に於いてはあり得なかっただけに、見ていてあまりにも楽しかった。 (それに今、香を開発しておけば後のお楽しみが増えるわけだし・・・) だが結局リョウは挿れることにした。 リョウだってそんなに我慢できるほど余裕があったわけではなかったから。 香を四つん這いにさせて 香の白く滑らかな肩に誘われて、そこへ噛み付くように口付けてキスマークを遺しながら リョウはゆっくりと香の中に入っていった。 11 名前:飼育 投稿日:02/07/21 18:11 ID:byJNl1m4

香は自分が強く吸い付けるようにリョウを呑みこんでゆくのを感じた。 内壁はリョウの感触をひとつも逃すまいとするかのように、蠢き絡みつく。 ふたりはお互いを味わい尽くすように、しばらく奥深く繋がったまま動かなかった。 香の感覚はそこだけに集中していた。 裂けるのではないかと怖れていた太いリョウ自身に、自分の身体が貪欲に纏わりついている。 真暗な中で、背後の男の体温と汗の匂いと、自分を突き刺しているそれだけが拠り処だった。 本日ここまでです。 いつもより短くてごめんなさい。 またちかぢか参ります。 50 名前:飼育 投稿日:02/07/23 15:40 ID:5QLKCjT0

93さん こちらこそ楽しい夜をありがとうございました。 甘い言葉・・・いつかリョウに吐かせてあげてください。極甘なのを(藁 754さん シュガーボーイ大好きです。リョウも登場してして。 45。さん エクスタシーを感じる崇司にわらってしまひました。 初めて崇司に対してガンバレとか、ちょと思ってしまひました。 688さん 色つき萌えです。 ピンクのお肌が(´∀`)イイ!! のぼせてしまいそうです。 目隠し完結篇です。 奥深く突き刺したリョウを、香が締め付ける。 動かしてもいないのに凄い締め付けに合って、リョウは自分のそこが一層大きくなるのを感じた。 リョウは声に出さずに笑いながら、腰を使って香の最奥を大きくえぐった。 しなる香の腰を逃がさないよう掴んで、擦り付けるように容赦無くえぐる。 きめの細かい香の肌と丈夫なリョウの肌とが擦れ合い、そこから身体が発熱する。 やがてリョウは前後に大きく抽送を開始した。 リョウ自身と香の快感を求めて、腰も壊れよとばかりにねじ込んでは引き抜き、蜜を掻き出す。 「ああ、はあ、はあ、あう・・・っ」 背後から、これまでに無く激しく自分を貫く存在。 見えないその最愛のひとが、恐ろしくさえあった。 51 名前:飼育 投稿日:02/07/23 15:41 ID:5QLKCjT0

(これがリョウなの・・・?) 快感でくらくらする頭で途切れ途切れに思考する。 思えば出会ってから今までずっと、リョウは、香に対してがさつな言葉ばかり投げたが、 実のところは臆病なほど大切に扱っていた。 ふたりが初めて結ばれた時も、そこに至るまでにも随分気遣ってくれたし、 香の痛みを軽減しようとして我慢強くしてくれたのが香にもわかっていた。 お互いの気持ちを確認した後も、そんな風に優しく触れられることになかなか慣れなかったが、 こんな風にリョウから欲望を激しく叩きつけられるのはそれ以上に新鮮だった。 かつてリョウにこんなにも乱暴に、本能的に扱われたことは無かった――― ―――本当は、リョウは、何時だってあたしを丁寧に扱っていた・・・・ そのことに香は初めて気付いた。 愛しさと歓びが込み上げ、快楽を倍増させ、その名を叫ばせた。 「リョウ・・・!」 何度もその名を呼びながら、穿たれるままにがくがくと身体を任せて、昇りつめた。 胎内にリョウの熱いものを注がれながら、もはや持たない膝がくずおれ、ベッドに倒れこんだ。 一瞬、意識を飛ばした後に気付くと、自分が仰向けにされていることが解った。 視界は相変らず真暗なので、自分が尋常に意識を持っているのかもよくわからない。 既に身体の上ではリョウが正常位で動き始めており、早くも次の官能のうねりに呑まれかけていた。 「リョウ、リョウ・・・」 名前を呼び、自分の中で暴れる男を確認しようと香が手を差し出す。 暗闇の中で確かな感覚が香を捉えた。 52 名前:飼育 投稿日:02/07/23 15:42 ID:5QLKCjT0

「香。俺なら此処にいる・・・」 香の手は温かい頑丈な手の平に包まれて、リョウの唇へと持ってゆかれた。 香の指先を口に含み、桜貝のように繊細な整った爪を舌でなぞる。 香が甘い指先の痺れに酔っている隙をついて、 リョウは一旦奥まで突き刺した分身を一気にぎりぎりまで引き抜く。 ずるっと内壁を擦られて香が声を上げる。 引き抜いたものを奥へ戻さず、辛うじて引っかかっている亀頭で膣口を広げるようにかき回す。 ぷちゃぷちゃと淫らな水音が立つ。 挿入してもらえない奥が焦れて、虚しい収縮を繰り返し、先程リョウが放った精液を蜜とともに溢す。 しつこく入口を攻められて、香がうわ言のように口を開く。 「もう・・・っ・・お願いよ、リョウ」 リョウはそれを合図に香に覆い被さって貫くと、再び腰を操り始める。 リョウの激しい動きに、香の柔らかな身体がシーツの波間を翻弄され、ベッドとともに揺さぶられる。 「つらいか?」 リョウが尋ねると香は喘ぎながら首を振る。 するとリョウは香の腰を掴んで大きく引き寄せ、ぐりぐりと思い切り奥まで掻き混ぜた。 香が嬌声を上げて応え、リョウにしがみつく。 花芯の奥のポイントを突くたびに、反応した香の内側は、予測できない蠢きでリョウに快感を返す。 熱に浮かされたように動物的なキスは途切れることが無く、 呼吸とキスはもはや区別できない同じものになっていた。 自分を貫くリョウの力強さに、リョウの息づかいに、腰を掴むリョウの手の大きさに、 全てに香は感覚を解放して感じていた。 全てが官能の波となって香に向かって寄せては還す。 貫かれながら何度も香は絶頂に達し、リョウも繰り返し香の中に放った。 熱烈な交わりに合わせて、熱くとろける花芯からはふたりの体液が混ざって飛び散る。 香は快感で身体がばらばらになりそうだった。 それにも関わらず、香の心と身体は、尚も貪欲にリョウを求める。 リョウは正直驚いていた。 自分の体力と精力に、ここまで香が付いて来られるとは思っていなかった。 あられもなく乱れて楽しませてくれる香のアイマスクを外すと、 潤んだ瞳に微笑みながら「さすが俺の相棒だな」と敬意を表してから口づけた。 53 名前:飼育 投稿日:02/07/23 15:43 ID:5QLKCjT0

飽くなき愛の行為は永遠に続くとも思われたが、 夜明けも近くなった頃に、ついに香は快楽に痺れたまま深く意識を手放した。 ぐったりとしているが満足げな香の顔が、うっすらと明け始めた外の光に美しく浮び上がっていた。 リョウは香の額に乱れている猫っ毛を掻き分けてやってから、起こさないように優しいキスをした。 そしてさすがのリョウといえども疲労を感じて、香の隣りに潜り込んだ。 しっかりと香を腕に抱いて目を閉じると、暗闇の中で、香の肌と寝息だけがリョウの世界になった。 眠りから覚め活気を取り戻しつつある外の世界とは反対に、 愛し合うふたりは、暗く安らかな深淵へ、落ちるように潜っていった。

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