42 名前:45。1 投稿日:02/07/23 00:04 ID:VGYueDH4
853さんはやっと3を選ばれました。
854さん。遅ればせながら新スレ立てご苦労さま。
855さん。なんかサイトヒント出すこともなくなりましたね。誰が貼ったのかは分からないけど、
こんな歌知ってる?
「誰かに投げた小石はいつか自分に当たるよ」
とりあえず移動とかのイタチごっこに付き合う暇も余裕もないから、
管理人さん共々、そのまま飽きるまで続行します。
そういう人につきあって振り回される時間があったら、
なにか創作してた方が愉しいからね。
まあ、きっかけはどうでも、
時間を裂いて来て下さった方に、
来てよかった。面倒だが一筆書いておいてやろう。
と思われる物を作りたいものです。
恨むのは阿呆状で手一杯(藁
あ、でも。
どんなヒントを出そうかと、
楽しく考えている最中にその邪魔をされたという事に対しては、執念深く根に持ちますよ。
呪い殺したいほどにね。
飼育さん。続きですね。嬉しいです。ここで切らずにもっと!
30さん。見なれてますねえ。
93さん。淳だ!まだ声だけだが、早いとこ全面対決?になりますように…
35さん。活躍…ははは…まだ僚は戻れませんでした。「早く人間になりた〜い」
754さん。良い感じっすね。そしてやはり38さんおっしゃるように初夜キボン。
それにしても、全くというほどに、
崇司はいいところが無いと痛感した。
恋人は憎い仇に奪われた。
そして、何度も叩きのめされ、
恋人は獣の腕の中。
何度か頭を打ったせいか、
はっきりとはしないところもあるが、
どうやら薬のせいで、
恋人は獣にめろめろである。
長い間、うっかりと自分にかけた催眠術で
不能になっていたが、
薬のおかげでビンビンである。
どうしても、これを愛しい恋人に入れたい。
そして、この腕の中で狂わせたい。
だが、どう考えても
あの凶暴な獣から恋人を奪う勝算がない。
燃える身体を持て余した崇司は、
なにかいい手がないものかと思った。
そして、やっとその側にいる年寄りが、
なにやら薬を持っていることに気づいた。
どうやらあの薬は性欲を増強させるあの薬らしい。あれのおかげでまた女を犯せるようになった。
崇司はそっと忍び足で近づいていった。
ゆっくり動くには身体中の筋肉を緊張させる。
43 名前:45。2 投稿日:02/07/23 00:05 ID:VGYueDH4
「ぅおう!…」
崇司は、ぎゅっと絞った肛門が
いやに痛むのに小さく悲鳴を上げた。
なにやらそこから液体が洩れてくる。
こころなしか、腹もギュルリとしている。
…もしかして、大をちびったのかと心配して
後ろを見る。
だが、こぼれた液体は白っぽかった。
不思議に思いながらも、
崇司は粗相でないので安心した。
まさか、自分が催眠術にかかった状態で、
喜んで男たちに輪姦されていたなど、
思いもよらなかった。
ぽたぽた垂れるのは、なにかバリウムかなにかを
飲まされたせいだろうと、勝手に解釈した。
崇司は考えた。
あの薬を与えられた女に噛まれ、効果があった。
自分の相棒である学者からは、
その方法しか聞いていなかった。
だが、直接自分が血管に
あの薬を取り入れたらどうなるだろう?
あの驚異の回復力が、直接に!
崇司はそれを実行して、
やられても大丈夫な身体を手に入れ、
そのオマケとして、
さらに立派にそそり立つであろうモッコリで、
恋人を責めようと思った。
笑みがこぼれそうだ。
あの獣が、どうして恋人を犯しているのか。
そして冴羽がどうしたのか。
どうもよく頭の中でつながらない。
だが、とにかく恋人を抱くことで
頭も下半身も一杯だった。
崇司はキュンとする肛門に、
思わずエクスタシーを感じつつ、
教授に向かってダッシュし、薬を奪取した。
「あ!なにをする!」
教授の制止を振り切り、
崇司は奪取した薬を見てから、
その横にあった注射器を手に取った。
「なんだ。まだ余ってるじゃないか…」
崇司ははやる気を抑え切れずに、
自分の腕に注射した。
「…う…」
(さて3択です。1香、激しく求める。2香、薬が無効に。3崇司、無駄に葛藤。レスよろしく)
57 名前:45。1 投稿日:02/07/23 23:21 ID:2oijTIFg
44さんはお初に2を選ばれました。
困る僚…そして困る自分(藁
46さん。1がよかたですか…残念。
無駄シリーズある程度続きそうなやな予感。
688さんだ!嬉しいな。
心の中で育まれているトゲトゲが、
見ている間は違う場所に(藁
754さん。書き忘れ!誰と3Pですと???
飼育さん。完結ご苦労さま。
本当に素晴らしいですね。
これからもどんどん書いてください!
崇司の全身が燃えるように熱くなった。
「きたきたきた…」
崇司は震え、そのみなぎる熱さが
下半身に集まるのを実感しながら、
落ち着くのを待った。
フッと目眩がし、
なんだかえらくバランスが悪い気分で
熱が落ち着いた。
その拍子にがっくりと膝を着いたが、
うなだれた頭をキッと持ち上げた。
その顔は本性そのままに犯したい一心で、
残忍なほどに自信に満ちあふれていた。
「待っていろ!」
立ち上がり、獣に向かって走った。
だが、立派であるはずのモッコリが
萎えていたために、
先ほどまでとの感覚にギャップが生じた。
「おっと!」
崇司は前にのめり、
そのまま僚たちのいる診療台に倒れた。
僚は近づくその頭を、片手で軽く払った。
崇司は、そのまま後方に飛んだ。
それを黙って見ていた教授が、
ため息と共に呟いた。
「はてさて…
あの男も、男としてもう終わったのう。
たぶん例の薬と勘違いしたのじゃろうが、
あの蜂の毒をはよく効く。
あの分量を自ら注射するとはのう…
すでにあそこの細胞組織自体が
壊れてしまったじゃろうから、
抗体を射っても効き目はないじゃろうて」
教授は同じ男として憐憫の情を禁じえなかった。
58 名前:45。2 投稿日:02/07/23 23:22 ID:2oijTIFg
そんな崇司の動向など、
僚は全く関知していなかった。
ただひたすら、萎えた状態の己を駆使して、
香に薬を塗り込んでいた。
崇司を跳ねたことも、
たんに小蝿が寄ってきたから払ったという
感覚しかなかった。
「いやぁ…あ…ん…僚!…どうし…て?
あたしに魅力がないから?」
いつまでたっても激しく攻めない僚を、
香はじれて喘ぎ、求める。
僚は香が求めるとともに
顔色が良くなってきたことに安心したが、
求められても与えることの出来ない我が身を
呪った。
「僚!お願いよ!あたしを!!」
しがみついて腰を動かしはじめる香だったが、
萎えている僚のモノは、
一度抜けてしまうとなかなか挿入出来ない。
僚のを入れようと必死な香を、
抱き締めるしかなかった。
香の血と薬で滑るそれは、香の手からすべった。
それを拾い、自分の花芯にあてがう香だったが、
先端を入れた時点で悲鳴を上げた。
「うあ!!…あっ!痛っ…」
香の顔色が青ざめる。
「教授!」
僚は教授を振り向き助けを求めた。
(さて3択です。1教授、香を治療。2教授、僚に任せる。3崇司、無駄に葛藤。レスよろしく)
56さん。自分もここ大好きです。
70 名前:45。 投稿日:02/07/24 15:15 ID:+uHVF1Wg
代理です。時間差です。
59さんは1を選ばれました。
60さんは同じ時間なのに微妙に間に合いませんでした。泣かないでください〜
65さん。無駄支持ありがとう。
66さん。開いた口が塞がりません(藁
67さん。構う価値ないですよ。
教授は頷き、背伸びして僚の肩を叩いた。
僚はビヤク効果が切れ、
恥じらいを取り戻し、
自分が手にしていた僚のそれをそっと離した香を、教授に託した。
「僚…」
泣きだしかける香の頬をそっと撫で、
僚は精いっぱい微笑んだ。
香は僚に抱きついたが、
僚はなるべく力を入れないように、
それを拒んだ。
教授は僚に語りかけた。
「さあ、おまえさんはこちらに来なされ。
香くんは、そのままそこで横になって」
僚がそこから降りると、
香はまだ残る痛みに顔をしかめながら
今までより広くなった診療台の上で、
身の置き場に困りながら横たわった。
それでもその瞳は、獣の後ろ姿を追っていた。
教授はそれを知りつつも、
あえて僚を部屋から出した。
僚を誰にも見られないよう
他の部屋に閉じ込めてから、
教授は戻り、ドアを閉めた。
「教授、僚は…」
教授は安心させるために、にっこりと笑った。
「なに、大丈夫じゃ。
まず香くんから元気にならんとな。
それでないと、またあの身体で求められるぞ」
香は真っ赤になり、
あらためて裸のままの身体を丸めようとした。
教授は身体にシーツをかけてあげてから、
身体を延ばすように指示した。
(さて3択です。1教授、微妙にそそられる。2教授、もう引退。3崇司、無駄に葛藤。レスよろしく)
91 名前:45。1 投稿日:02/07/25 23:31 ID:Mu64+ipG
代理さんサンクス。
72さんは初めて3を選ばれました。
75さん。正気をいじるのがいいんですねえ(藁
78さん。さがってますよ〜
80さん。固まっちまって見えませんでした。
84さん。いいな携帯で書き込み出来て。
754さん。香があにきにおねだり…
そしてあにきに股間は香ハメ待ち。
3P、どちらにしても一人総受けですね(藁
88さん。美樹ってぜったい香好きだよね。
続きはsageでおねがいしますね。
90な74さん。うっかりは誰にでもありますんで。
あがっちゃうと、うざいコピペが蔓延するので下げてるんです。
香は言われるままに身体を延ばした。
身体の下には、僚との激しい交わりの跡があり、
その液体の冷たさに身震いした。
だが、すでに薬から解放されているというのに、
頭の中は、僚でいっぱいだった。
身体は、熱く責めたてられるのを望むように、
じわっと花芯から蜜がこぼれ、息が荒くなる。
「…は…ぅ…」
そのこぼれる感覚を教授に気取られまいと
思わず足を閉じたが、
その行為でいっそう過敏になっている真珠を
刺激してしまい、声が漏れた。
「どうしたかね?」
突然の喘ぎ声に、教授が驚いた。
香は真っ赤になって顔を背けた。
教授は「ははぁ」とひとり納得してから、
香のシーツを下からまくった。
「足を開いて…
大丈夫、傷の回復具合を診るだけじゃから…」
足を開くと、
自分が今どんな状態だか知られてしまう。
香は無言のまま足を開けずにいた。
崇司は床にのびていたが、妙にそそられる声で目を覚ました。
身体の節々が痛む。
なんでこんなところで倒れているのか、
しばし考え思い出した。
「そうだ、獣から恋人を奪い返そうとして…」
ふとその方向を見ると、今は獣の姿はなかった。
92 名前:45。2 投稿日:02/07/25 23:32 ID:Mu64+ipG
かわりに横たわる恋人のシーツを、
よれよれの年寄りがまくりあげ、
しきりに股を開くように強制している。
恋人は恥ずかしさから、
それを拒んでいるようだった。
「あの、じじい…」
「さあ、恥ずかしがらんで…」
「あ…でも、その…」
ますますカーッと顔が赤らみ、
艶のある声になる。
崇司は、足をふんばり立ち上がった。
「くっそー!」
ふんばると、ぴるぴると肛門から
白いものがこぼれる。
「あん…ぁふ…」
口からも喘ぎが漏れた。
それを聞きつけた教授が振り返った。
「おや…気がついたのかね」
香に少し待つように言ってから、
教授は崇司の具合を診るために向かった。
教授が近づいてきたのを知ると、
崇司は身構えた。
なぜ、ここに冴羽がいない?
なぜ、ここに獣がいない?
そして、なぜ…
教授は崇司の血液サンプルを採取はしたが、
そのまま僚たちが来たために放置していたことを
今さらながらに済まないと思った。
崇司はかなりの男たちに犯され、
おまけに気づくたびに
僚に叩きのめされていたのである。
いくら香と僚にひどいことをしたとはいえ、
怪我人であることに代わりはない。
相手を警戒させないように
微笑みながら近づいた。
崇司は、その笑顔に怯んだ。
「う…」
出来る…この老人!
きっとわたしの恋人を奪うために、
なんらかの手段を用いて冴羽を抹殺。
そしてあの凶暴な獣を瞬殺。
次の邪魔者はわたし一人。
93 名前:45。3 投稿日:02/07/25 23:33 ID:Mu64+ipG
どうする?ここで逃げたら
二度と彼女の前に顔向け出来ない。
だが、このままでは殺されてしまう。
葛藤している崇司の心など知らず、
教授は崇司の後ろに回った。
崇司はしまったと思ったが、
うろたえた瞬間に足がもつれ前のめりに倒れた。
「おああ!!」
教授が助けようと後ろから腰を掴んだ。
だが、いかんせん体格差と年には勝てず、
崇司の上に倒れてしまった。
その時、白衣のポケットに入れていた万年筆が、
運悪く崇司の肛門部に当たって刺さった。
「あ!…はふ〜ん…」
崇司は催眠術時には痛みだけだったが、
実はその慣らされた快感に達して
イッてしまった。
(さて3択です。1教授、香を治療。2ミック、僚のいる部屋に。3ミック、教授に会いに。レスよろしく)さすがに今回無駄シリーズは入れませんでした。次回に期待(藁
106 名前:45。1 投稿日:02/07/26 23:27 ID:Di403ekE
94さんな754さんは3を選ばれました。
97さん。あなたは知らない世界。
98さん。まったく。
99さん。すぐ!そこ!な住人さん。サンクス〜
それにしても、小網ふざけてるな。
今日発売と微妙によろこび雷神こみくすを買いにいったら、
背文意礼文は今日入荷と明日入荷に分かれてますと?なぜ?香を殺す共犯にまでしておいて!
(あのがきはそこの買い物袋を持ってました)
だから普段はぜったいそこでは番地は買わない。
…お!754さん。早々に続きうぷありがとう!
で、入れたまんま放置でつか?(藁
早く続きよろしくね。
教授は、よっこらしょと立ち上がると
ため息をついた。
「まいったのぅ…
とりあえず、
ここに寝かせておくしかないようじゃ」
教授と崇司が一悶着している間に、
香はそっとシーツのすそで、
股間に溢れた蜜をこっそり拭った。
そして、戻ってきた教授に、
恥ずかしがりながらも足を開いた。
教授はてきぱきと香の花芯を調べた。
あれほど流血していたにも関わらず、
ほとんど治りかけている。
改めてあの薬の驚異を感じつつ、
香の感度のよさにも感嘆した。
機械的な検査だったが、
その間にも、触れる度に声が漏れ、
教授のあそこも老いたりとはいえ
危ないところであった。
「ほとんど治っておる。
もう、今晩からでも大丈夫じゃ」
教授の軽口に、香は目をパチパチさせ
マジレスを返した。
「…っと〜、なにが大丈夫なんですか?」
教授は、コケそうになるのを堪えるのに
全力を傾け、息を切らせた。
「大丈夫ですか?教授!」
香の心配を片手で押しとどめ、教授は続けた。
107 名前:45。2 投稿日:02/07/26 23:27 ID:Di403ekE
「さて、今度は僚の番じゃ」
教授は僚が採取しておいた香の物と、僚、崇司。
そして獣になってしまった研究者の
サンプルを集め、取り組んだ。
僚は香の無事を祈り、
教授の迎えを大人しく待っていた。
足音が近づいてきた。
教授にしては重く。だが、俊敏さが伺える。
僚は用心のために部屋の隅により、身を潜めた。
ドアの前で足音が止まった。
ノックなしにドアが開けられ、
一人の男が飛び込んできた。
「さあ、出ておいで。小猫ちゃん」
いきなり掛けられた言葉の声の主は、
すぐに分かった。
僚は脱力とともに、
意図の分からぬ台詞に頭をかかえた。
だが、なにかを勘違いしているのだけは
はっきりしていた。
(さて3択です。1ミック、僚だと気づく。2ミック、僚だと気づかない。3ミック、まだ他の人だと思い込み。レスよろしく)
119 名前:45。 投稿日:02/07/27 23:42 ID:jfyk9M9r
108さんは3を選ばれました。
109さん。別に路線変更したわけではないんですが、なんか流れが(藁
110さん。自分は754さんな表現憧れです。すみません。
僚は、その声の主。ミックがさっさと立ち去るのを待った。
急にこの変わり果てた姿を目撃されたら、
いくら腕が不自由になり落ちたとはいえ、
ミックは攻撃を仕掛けてくるだろう。
そうしたら、どうする?
もしかしたら
とっさに一撃を浴びせるかも知れない。
この制御の利かない身体で。
僚は、それが恐ろしくもあった。
僚はひたすらうずくまった。
「…出ておいで〜」
ミックは脳天気に猫撫で声を出しながら、
部屋の中に踏み込んできた。
僚は息を殺していたが、
その足音が奇妙に乱れていることに気づいた。
「…」
よたっている。
そして、さらに鋭くなっている僚の嗅覚は、
まだ入り口にいるミックの吐かれた息から
アルコールを嗅ぎ取った。
それは強烈に僚の脳に浸透し増殖した。
まるで浴びるほど飲んだ感覚だった。
「うぐ…」
思わず呻いた僚の声を、ミックは聞きつけた。
「そこにいたんだね、小猫ちゃん!」
甘ったるい声と共に、
アルコール臭が部屋に蔓延。
それは僚の脳を麻痺させ、理性を狂わせた。
香を抱きたいと猛烈に思った。
香の喘ぎ。乱れる肢体。僚は息を荒げた。
だが、蜂の毒で勃つモノが立たない。
ジレンマに見悶え呻く。
ところがその声に誘われて、
ミックがのこのこ近づいてきた。
そして僚の身体を後ろから抱き締め、
その耳元に囁いた。
「つかまえた…ボクの愛…」
(さて3択です。1ミック、酔いが覚める。2僚、ミックを倒し部屋を出る。3かずえ、ミックをおしおき。レスよろしく)
153 名前:45。 投稿日:02/07/28 23:48 ID:4zB02hmk
120さんは気合いを入れて3を選ばれました。
なんか大変そうだけど754さん。続き楽しみなんでウプよろしくです。
そんであれはフォローなんかではなく本音ですんで。がんばってくださいね。
93さん。久しぶりに読めてうれしいです。
感覚が鋭敏になっている僚にとって、
オスに抱きつかれるという行為は
耐えられなかった。
臭い、触感、発せられる声。
どれをとっても不快だった。
思わず大声をあげ、立ち上がった。
ミックをふるい落とそうとしたのだ。
だが、ミックはかなり酔っていた。
そして執着で粘った。
「ハハハハハハハ〜
こらこら、ベイベー!
いくら待ちくたびれたからといって、
悪ふざけはやめてくれよ。」
必死に抱きつきながら
でれでれの顔で語りかけてくる。
僚は鳥肌をたてながら暴れようとした。
ところが、次に出たミックのセリフに
固まってしまった。
「なあ、オレを待っていたんだろう?カオリ…」
なにを言っているんだ?香は自分のものだぞ!
僚は理性の麻痺した頭で考えはじめた。
後から入ってきた足音を聞き逃すほどに。
僚とミックはまとめてスプレーをかけられ、
数秒後に倒れた。
全身が麻痺し、動けない。
僚の耳に女の声が響いた。
「まったく…
ぜんぜん懲りるってことを知らないんだから…
あんなに飲んで愛し合った後でも、
そっと独り言で
この部屋で香さんが待っているんだけどな…
って言った途端。用があるとか言って…
よ〜く分かったわ。
あなたには再教育が必要だってことが」
僚にしがみついたままのミックをはぎ取ると、
慣れた手付きで引きずっていった。
(さて3択です。1僚、無駄に妄想。2、ミック、おしおきの巻。3、麗香、正気に。レスよろしく)
168 名前:45?B?P 投稿日:02/07/29 23:47 ID:/PL7/BPU
154さんは久々に2を選ばれました。
近ごろは自分が毎日ウプするのは、
他の職人さんたちをおびき寄せるための生き餌な存在だと、認識。
他の方を読みたいために花見の場所取りのように
ウプ続けてますねえ(藁
93さんがあちこちでモテモテですごく嬉しいです。なんか「同じ釜の飯の子が!!」ってかんじで(爽藁
同じ人が何回もウプしてくれるのも嬉しいし、新しい方がウプされるのも楽しみです。
ただ、途中でいなくなるのは「お願いせめて完結を〜」とすがりたい気分でいっぱい。
母乳さんに、ぷちとまとさんに、あとふんどし、ひもぱんも、誰か続き書いてくれないかなあ?
前は自分も参加してたんだけど、
ちと頭が今の話をつなぐのに精いっぱい。
まざるとどうなるかわからんですのでね。
156さん。1ですか、かなり遅かったです。
157さん。まあまあ。
158さん。初心者ではなく確信犯と思われ(藁
163さん。大サービス〜。前スレ679を再読されてくだされ。
っつーかエンジェルナイトって歌知らなかったら困るですが…
一応この作品のアニメ主題歌のひとつです。
更新はウプされてた小説のイラストが見つかったから
それを載せたくらいかな?
夏コミ後は問題作いわれた「エンジェル・ジャック」テキストウプ予定。
本で欲しい方は、少々再版予定ですんでよろしく。(コソコソ
ヤフオク出品時には屈辱言われた屈辱…あの…陵辱なんすけど(藁
僚は身体を起こすことも、
指一本動かすことも出来ずにいた。
唯一出来るのは思考することだった。
なにかを考えようとすると、
決まって香の笑顔が。
そしてそのなまめかしくも初々しい肢体が
脳裏をかすめ満たす。
ともすると煩悩で溢れそうな思考を軌道修正し、
今なにが起こったのかを考えた。
169 名前:45。2 投稿日:02/07/29 23:48 ID:/PL7/BPU
どうせ勃たないことだし、
考えると空しくやるせない気持ちになるのを
防ぐ意味もあった。
ミックとかずえくん。
どうやら仲直りをしたようだが、
かずえくんはミックを試した…
ミックは香が教授の家で、
自分を待っているということを、
かずえのこぼした言葉で知った。
「ふう…なんだか、
久しぶりに愛し合ったかんじがするわ…」
ふたりへとへとになるまで貪りあった。
かずえは嫉妬しながらも、
確実にこの男は自分のものだということを、
確認したいがために。
ミックは、さんざん他の女…
今回は麗香だったが。
とやりまくった罪悪感からだった。
ミックはかずえを愛してはいた。
女はみんな愛すべきだと思っているから。
だが、命の恩人でもあったために、
それこそ種族維持本能な愛だった。
エンジェル・ダストという麻薬を投与され、
生きるか死ぬかの境目の時に出会った女。
その時はその女しか側に居なかった。
自分の子供を宿せる唯一の存在だったからこそ
愛し合った。
それが、今生き残れたために
ジレンマにもなっている。
電話が鳴った。
近い位置にいたかずえが受話器をとった。
「…ええ。はい。そうです。わたしです。
……え?ええ?それで?……はい。
では、ええ。
今からですか?え?香さんが…
わかりました」
ミックは受話器を置いたかずえに聞いた。
「教授?」
かずえは長い髪を整えながら生返事をした。
「ええ。そう。今やっかいな事になったって…」
ミックは頷きながら「ふ〜ん」と言い、
そしておもむろにかずえに呟いた。
170 名前:45。3 投稿日:02/07/29 23:50 ID:/PL7/BPU
「カオリ…が?」
かずえは全身が総毛立つほどに、
その言葉に反応した。
そして、しばし沈黙した後に応えた。
「いえ…大変なのは冴羽さん。香さんは、一人寂しく待機しているはずよ。
あの…かれらの使っていた部屋で。
誰か慰めてくれるのを待ってるみたいだなんて。
変なことを言う教授ねえ…まったく…」
かずえは横目でミックを見た。
ミックの口元は、少し上がっていた。
かずえは1オクターブ声をあげ、
はしゃぐようにミックに言った。
「さ、とにかくもう寝ましょう。
教授の所へは、明日朝から伺えばいいわ」
ミックはとびきりの笑顔で大きく頷いた。
「そうだね。マイハニー!
カオリには気の毒だが、
カズエの休息の方が大事だ」
ミックはウインクのオマケ付きで、
かずえをベッドの中へと誘った。
かずえはにっこりと微笑んで、それを受けた。
(さて3択です。1かずえ、ミックに盛る。ミック、はめられた事に気づく。3僚、無駄に妄想。レスよろしく)
ところで今日は新宿歌舞伎町オフでした。平日なのにねえ(藁
えらく楽しく、カラオケでは懐かしのアニメ祭り。
そして思う事は、「なんでこんなに素敵なアニメで育ちながらこの漫画に…」
ってことでした。全員同じ気持ちでいっぱいの夏の夜でした。
あ。1をウプする時に長過ぎる言われてカットして送ったらタイトル化けたままでした。
失礼致しました。
178 名前:45。1 投稿日:02/07/31 00:20 ID:AnIDADRD
171さんは初めて3を選ばれました。
いつの間にか始まり浸透した無駄シリーズ(藁
一番の無駄は自分の電話代
(ウプしてからすぐにパソ前からどかされた時いつレスがあるか?とか、
誰か職人さんがウプしてくれてないか。
ふと気づくと携帯に手が伸びて…
電話料金鰻上りでつ…欝…
173さん。今日も、餌まき。らんらんらん!
昨日の餌で今日の夕方754さんが釣れましたね。(藁
754さん。ウプご苦労さま。
第三の人物がいつ出てくるのか楽しみにそております。
でも今はアニキと…
実はちとアニキとネタを触発され考えたんですが、はてどうしましょう?自分のは描写ものでなく萌にはならんと思われで。
754さんのお許しがあったらウプします。
ショートショートですし。
エロっつーか…心理的なもんだし。
177さん。分かりましたか。たいしたもんおいてないとは思いますが読んでいってくだされ。
だがかずえは、少し考え、
ミックにもう少しだけ飲みましょうと言った。
ミックも一瞬拒否しようとしたが、
怪しまれるといけないと思い頷いた。
かずえは新しいグラスに
棚から取り出した白い粉をこっそり入れ、
それに新しく開けたワインを注いだ。
ミックはそれを受け取り一気に飲み干すと、
かずえを抱き寄せた。
ミックはそれからの記憶がモウロウとしていた。
ただ香がじぶんを待っている。
会いに行かねばと。
そして車にのって教授宅へ。
運転をしているのがかずえだということにも
気づいてはいなかった。
そして香との再会。
かたくなな彼女を抱き締めた。
かなりサイズが違う気もしたが、香だ。
ところが、またそこから記憶が飛ぶ。
身体が動かない。だが、遠くから声が聞こえる。
179 名前:45。2 投稿日:02/07/31 00:20 ID:AnIDADRD
ミックは神経を集中し、
それを聞き取ろうとした。
「…っとうに、あなたったら…」
聞き覚えのある女の声だなと思い、
ミックは安心した。
その弛緩しきった神経に、鋭い痛みが走った。
「ウギャー!!!」
声が響きわたる。
痛みは身体の中心だった。
「しょうがないのよ。
蜂の毒が全部使われてしまったから。
ちょと新薬の実験もしてみたかったし…」
ミックの耳には、
そこまでしか聞こえていなかった。
僚は考えていた。
ミックの奴…みごとに引っかかったんだな。
だが、まてよ。と考えた。
もしかしたら、本当は香が…
おれは香を大事にしたかった。
だが、実際はどうだ?
おれは香になにをしてきた?
さんざん他の女に気がある振りをし、
そして泣かせた。
香がおれに惚れているというのを
逆手に取っていた。
実際はおれのほうこそ香が必要だった。
惚れていた。
今回、あんな目に遭ったのも、
おれが不安にさせていたからだ。
初めて抱くことになったのも、
香が薬で理性を失っていたのに付け込んだ。
メチャクチャ抱いた後も、
また危険な目にあわせることになり、
そして、崇司という昔のケチな男に…
香…おれが獣になっても大事にしてくれたが、
もう、おれは元に戻れないかも。
人に?そうだ、このモッコリだって…
薬の副作用で治るものも治らないかも…
そうしたら、香はどうなる?
誰が香を…
そうだ、もしかしたら、香…
本当に不安になって、
ミックにすがりたかったのかも知れない。
ミックは、あれで、けっこういいところもある。
180 名前:45。3 投稿日:02/07/31 00:22 ID:AnIDADRD
浮気癖がおれ以上に激しいが、
香には本当に惚れている。
かずえくんには悪いが、たぶん彼女よりも…
だったら、香がミックを呼び、
その跡をかずえくんが尾いてきて…
かずえくんが来なかったら今ごろは…
「ああ、ミック!」
「大丈夫…カオリ!!」
ミックと香は抱き合った。
香はミックの胸に顔を埋める。
ミックは優しく香の頬に手を当てる。
見つめあう二人。
ゆっくりとミックの口唇が香に近づく。
香は顔をそむけるが、
ミックの手がそれを正面に向ける。
触れ合う口唇。
(さて3択です。1僚、無駄に妄想にふける。2香、僚に会いたい。3麗香、正気に。レスよろしく)
すみませぬ。ブツは零時前に出来てましたがパソコン使用させてもらえませんでした。
つくづく自分のパソがネット環境にならんものかと(泣
はやり世の中金なんだね…
194 名前:45。1 投稿日:02/07/31 19:21 ID:1U3tPwYW
181さんは2を選ばれました。
182さん。183さんは1でしたか。
754さん。ウプが近くてうれしいです。
頭の中で香が上下を続けたまま次のウプ待ち…(藁
で、許可ですか?では夏コミ以降にでも。
ピンク祭り実行委員会さん。すごく酷なことをしようとしてまつねえ。
がんばってください。
すぐに香がミックの胸を押し退ける。
だが、ミックは香を抱き寄せ、
再びその愛らしく柔らかく甘い口唇を、
あのがさつで軽い口唇で塞ぐ。
ミックは香の熱い口の中に舌を差し込み、犯す。
初めは嫌がる香だが、
やがて、おれによって心身共に疲れきった香は、
すがるようにミックに抱きつく。
そして舌に応える。おれが教え込んだように…
ミックは香の乱れた服に手をかけ、
そして1枚づつ脱がしてゆく。
香は少し抵抗するが、全てをミックに晒されると
大人しく、恥じらいながらも身体を開く。
ミックも服を脱ぐと、
すでにそそり立つモッコリを
香の前に見せつける。
香はためらいながらも、
これを受け入れれば楽になれる。
そう思って目をつぶる。
股を開いたまま目をつぶられたら…
ミックは、それが香の返事と思い勝利に微笑む。
ミックのどチキショウは、
それを香の愛らしくも!!!!!!!!
「あっ!あっ!ミック!!」
「ハァハァ…愛してる…カオリ…」
ミックは腰を激しく振り……
「駄目!お願い!中に出すのは!!」
「そんなこと!!!ウォオオオオ!!!!」
「いやあああ!!!」
駄目だ!!!!!!
「あ…」
僚は立ち上がって叫んだ。
動けるようになっている。
だが、相変わらず獣で勃たない。
それでも、
香を問い詰めたいと部屋を出ることにした。
195 名前:45。2 投稿日:02/07/31 19:22 ID:1U3tPwYW
だが、そこでまた考えた。
もしかしたら、もう会わない方が、
本当にお互いのためなのかもしれない。
かずえくんには気の毒だが、
ミックはもうカタギに近い。
香を…
僚は元の場所に戻るとうずくまった。
「教授…」
真剣に取り組んでいる教授に気を使い、
かなり我慢をしていた香だったが、
とうとう声をかけることにした。
「なんじゃね」
振り向きもせずにだが応えてくれた教授に、
少しホッとして続けた。
「その…僚は…」
教授は手にしたフラスコを睨みながらだが、
振り向いた。
「なに、心配ない…
夜が空けるまでにはめぼしもつくじゃろう…
あくまでも、めぼしじゃがな」
そう言って香に顔を向けた。
香は、その表情に安堵した。
「じゃ、あたし…」
教授は止めた。
「駄目じゃ」
(さて3択です。1僚、無駄に妄想にふける。2香、僚に会いに。3麗香、正気に。レスよろしく)
248 名前:45。1 投稿日:02/08/02 00:11 ID:JnVsV9Kf
196さんは同情しながら2を選ばれました。
197さん。2です。同時に同意見。よかった。
754さん。ウプご苦労さま。毎度楽しみにしてます。突き入れたら動かさねば(藁
ピンク祭り実行委員会さん。昨夜は十分祭りでつたね(藁
自分はプリティーウーマンみたいな恋愛ものは苦手で見た事ないでつ(泣
依然はやったトレンディドラマの類いも、うげぇ、うっとおしい!
として見てません。好きな方御免なさい(泣
学園物もこそばゆくて見てて恥ずかしくて駄目でした(泣
サザンも歌詞までは知りません。
だかた実行委員会さんからはレッドカードを頂く事になり、よって退場でつね。
皆様がんばってくだされ。
教授の制止に香は驚いた。
だが、本当に驚いたのは教授のほうだった。
香の傷が塞がっているとはいえ、
いろいろな事が起こったために、
まだ香の心はかなり弱っている。
それなのに、たぶん。いや、
絶対に香は僚に会いに行くつもりだろう。
僚が心配なのは分かるが、
僚はどう思うじゃろうか?
自分が獣の姿で、おまけに不能状態。
そして、香くんを心身共に
傷つけてしまったという自責の念に
捕らわれていると思われる現在。
香くんが会いに行ったとしても、
辛いだけじゃろうて…
教授は、化膿止めだと言って、
香に睡眠薬を与えた。
「治ってきたとはいえ、
かなりひどいケガだったんじゃ。
まず、自分が元気に見えないと、
かえって僚が心配するじゃろう?」
香は渡された薬を大人しく飲んでから、
再び教授に言った。
「あの、僚…」
教授は笑って応えた。
「その薬で痛みが和らいだら、
少しだけなら会ってもいいじゃろう」
249 名前:45。2 投稿日:02/08/02 00:12 ID:JnVsV9Kf
香は嬉しそうな顔をして、
さっそくシーツを身体に巻き付け
診療台から降りた。
慎重に降りたつもりだったが、
ケガをした場所が場所だけに、
ズキンと激痛が、身体の中心から走る。
そして、足に力が入らずよろけそうになった。
「ほら、いわんこっちゃない!」
教授が助けようとしたが、香は首を振った。
「大丈夫です。これくらい…
僚は、もっと大変なんですから」
教授は黙って頷いた。
速攻性の薬だ。たぶんこの部屋から
廊下に出るのが精いっぱいだろう。
香はよろけながらも、必死にドアに手をかけた。
廊下に出た時点で目の前が暗くなった。
それでも、口唇を噛んで眠気を堪えた。
落ちそうになる神経と身体を気力で持たせ、
香は僚のいる部屋を考えた。
後ろで教授が指示してくれた。
「ふたりの部屋じゃ」
香は頷き、向かった。
僚は、部屋の隅でじっとうずくまっていた。
夜が空けるのが恐かった。
暗いままなら、
これが夢だと思い込むことも出来るのに…
ドアの外で足音がした。
目をやると、ドアが開いて誰かが入ってきた。
暗闇でもすでに慣れている僚の目に、
入ってきた人物が認識出来た。
「どうしてだ?」
その人物は人の姿にあらず、
僚と同じ獣であった。
息を切らしているところを見ると、
監禁されていた場所から
自力で逃げてきたのだろう。
この身体の力のみなぎりは、
なった自分が一番知っている。
そして、廊下で誰かに出くわして、
慌てて手近なここにはいってきたのだ。
いくら力があっても、もともと学者だし、
本来の気の弱さが、すぐ行動に表れる。
250 名前:45。3 投稿日:02/08/02 00:14 ID:JnVsV9Kf
そう、ぼんやりと僚は思った。
いつもだったらすぐさま捕まえるところだが、
今は同類相哀れむといった風情で、
放っておくことにした。
どうせここから出ても、
あの姿ではどこにも行けまい。と。
相手は僚がいることにすら、
気づいてはいないようだった。
じっとドアに神経を集中させている。
再び足音が近づく。
獣は構えるようにドアに立ちふさがった。
僚はぼんやりと、教授だろうと思った。
教授以外、動きまわれる人はいないはず。
教授なら、放っておいてくれる。
ここを通り越して別の部屋に
用事でもあるのだろう。
足音がドアの前で止まった。
しばらく間があって、ゆくりとドアが開く。
僚からは、獣の陰に入っていて、
誰かは見えなかった。
獣は入ってきた人物を襲うように
抱きかかえると、
そのまま恐ろしい速さで出ていった。
胸騒ぎがした。
「まさか!」
去ってゆく獣の異臭に混じって、
かすかに残る匂い。十分だった。
僚はすぐさま後を追った。
(さて3択です。1僚、追い付く。2獣、隠れる。3、崇司、無駄に夢見る。レスよろしく)
それにしても重いのなんのって。九時にはウプ出来たはずだったのに、
まいったね。
272 名前:45。1 投稿日:02/08/02 14:08 ID:Uxumcwx2
本日は代理うpでーつ
251さんは、勘違いやらなんやらで、結局1を選ばれました(藁
754さん。限界などと言わずに毎日香を!
ところで謎の小袋(っつうと、ダウンタウンの”エキセントリック少年ボーイ”だっけ?
の歌みたいだ)の中身、
まだまだ登場しますか?それも実は楽しみです。
出会い頭に教授に会った。
教授は僚の勢いに驚きながらも訪ねた。
「僚!香くんを見なかったか?
おまえさんに会いたいと、出ていったのじゃが…
おかしいのじゃ!
まだお互い会わない方が良いと、
廊下まで出られるかどうかの
速攻性で効果が持続する睡眠薬を
飲ませたはずじゃのに…」
僚は返事もせずに走った。匂いを追って。
僚は、この状況で自分が
知らず気弱になっていたことに気づいた。
だが、僚が自分自身のことしか
考えていなかった時も、
香はずっと心配をしていてくれた。
強力な睡眠薬にも逆らい、会いにきてくれた。
それなのに!!
香の意識はもうないだろう。
ドアを開けて入ってきた時にはとっくに…
そして、奴の腕に崩れ折れた。
奴は香の抗体を含んだ血に興味を示していた。
僚の脳裏で、
あの研究室で見た女たちと香が重なった。
乳房も女性器も喰い取られた姿。
僚は頭を振って、
そのイメージを追い払おうとした。
だが、そうしようとしても、香の悲鳴。
そして無惨な姿が執ように繰り返し浮かぶ。
いつしか作業をしている獣の後ろ姿すら、
克明にイメージされるようなった。
その獣が振り向く…
ガクゼンとした。その顔は僚自身だった。
「うわあああああ!」
僚は叫びながら獣を追った。
僚は、自分のためになら、
全てを捧げてくれるだろう香という女を、
自分の身勝手で好きにしていたことを、
差し替えられたイメージとともに痛感した。
273 名前:45。2 投稿日:02/08/02 14:09 ID:Uxumcwx2
どうする?
もし人に戻れるためなら、
そして女と出来るように復活できるなら、
香を犠牲にしてしまえるのか?
香の血をすすり、生命の危機にも容赦なく
その身体を犯し続け…
僚は頭を振った。
だが、本能はどう応えるのだろうか?
獣の匂いと香の匂いが強まる。
僚の鼻を、血の匂いがくすぐる。
目の前にあるドアからだった。
僚は自分の妄想に迷わずドアを開けた。
ドアに背を向け、
床にうずくまっていた獣が振り向く。
口に赤いモノが見えた。
もちろんその顔は、僚ではなかった。
そして、その獣の身体の陰から、
ぐったりとした香の腕がチラと見えた。
「おおおおー!!」
僚は叫んで一瞬の飛躍で獣に飛びかかると、
一撃で叩きのめし、
部屋の隅まで飛ばした。
そして息を荒げながら香を見た。
(さて3択です。1香、怪我を負っている。2香、無傷。3、香、犯されて。レスよろし
く)
293 名前:45。1 投稿日:02/08/04 00:08 ID:A/HIAZHF
274さんは2を選ばれました。
754さん。ウプ続きでうれしいです。
まだ紙袋には、いろいろ入っているようですね。
気になる。
僚の目に映ったのは、
シーツを剥され、
無防備に転がされていた香だった。
僚はひざまづき、助けおこした。
気持ちが溢れ、思わず抱き締める。
しばらくそうしていたが、
香の身体に異状がないか、
確認しなければと思った。
幸い、まだ何もされてはいないようだった。
だが、口唇から血の匂いがする。
無骨に輪をかけたごつい指で、
傷つけないように香の口を開いた。
中はなんともないようだ。
口唇にまだ付いている血をそっと指で拭う。
傷は、自分の歯でつけたようだった。
睡魔と戦うために自ら噛みしめたのだと分かり、
安堵した。
しかしそれと同時に、
その血が途中で途切れているのにも気づいた。
あの獣と化したか男が嘗めたのだろう。
滴る血を嘗め上げ、
その花の口唇に届く前に、
僚に倒されたのだった。
昏々と薬で眠らされている香。
そっと、その頭を撫でる。
どうしてなんだろうと、しみじみ僚は思った。
どうしてこの女は、
こんなにも自分を思ってくれるのだろう?
いったい、この自分に何があるのだろう?
おもてだって女扱いすらしなかったというのに…
そして、どうして自分は、
こんなにもこの女が必要なのだろう?
身体が、心が。この女を求めて止まない。
(さて3択です。1僚、香を教授に。2僚、動かない。3僚、襲われる。レスよろしく)
299 名前:45。 投稿日:02/08/04 15:44 ID:A/HIAZHF
294さんは1を選ばれました。
295さんも同時に同じでした。そして、どうもありがとうです。
754さん。ウプ嬉しい。
ああ、香…僚とは出会ってただろうに…
と、まあ、自分妄想はあとで使うからとっときまし(藁
そして都合のいい紙袋に期待してます。
その指が触れてる口唇が、無性に欲しかった。
だが、その血によってどうなるのか
僚には分からない。
今、欲望に負けて口ずけしそうになる自分を
止めるのは、かなりの忍耐がいった。
だが、僚は耐えた。
香を、これ以上悲しませたくはなかった。
昔だったら…
いつどうなってもいいという
心構えで生きていた頃だったら、
欲しいものはその場で頂く。
そして、そのあとで、
どちらがどうなろうとも知ることもなく、
単なる思い出としておけた。
思い出として考える時、
自分はまだ生きているんだ。
あれだけの殺戮をしてきた自分が、
生きていてもいいのだろうかとも考えた。
それが、香と出会ってからはどうだ?
その場で頂くどころか手も出せなかった。
親友の妹ということもあったのだろうが、
槙村が亡くなってからもだ。
惰性かとも、表に返さないといけないからとも
言い訳を考えたが、
返すんだったら、やはりさっさと
いつ別れてもいいように、
跡腐れないような思い出くらいなら
作れたはずだ。今までのように…
返したくなかった。離したくなかった。
だからずっと抱けなかった。
…それが答かもしれない。
それを考えると、非常事態とはいえ
覚悟を決めて関係を持った今。
より大事にしたいと思った。香を。
そして、そんな香が大事に思ってくれている
自分自身を。
僚は香を片腕で抱き上げた。
それから部屋の隅でころがってる獣を、
空いている腕でつかんだ。
僚は香の温もりに安らぎをおぼえながら、
獣を引きずり部屋を出た。
研究室のドアの前に、教授は待っていた。
教授は、僚を見ると深く頷いた。
(さて3択です。1僚、教授の指示で。2獣、気づく。3崇司、無駄に一騒ぎ。レスよろしく)
320 名前:45。1 投稿日:02/08/05 23:53 ID:e97Q5geG
300さんは1を選ばれました。
302さん。画像見れませんでした〜(泣
303さん。チャンスはまだありまつ(藁
304さん。自分もサイト巡りしてないから、なんのことやら…
まあ、他の方々もおっしゃるように、同じようなことを考えているからこそ、このスレにこられるわけだし、同じテーマでもいろいろやれるのは確か。
でもなあ〜、一ヶ月の間リクエストし続けてると、それだけでリクしてる方たちが、自分で妄想完結してしまうのではと考えて欝入ってるんですよ(泣
実際エロ妄想表現に関しては、自分はまったく番外なんでつからねえ…
そこにいくまでが書いてて面白いというか。きっと祭り参加しても読み飛ばされると今からびくびくでつ(泣
第一ネット環境が不自由なために93さんにウプを頼んでおいても、自分は結局携帯でロム専という悲しいことに…。毎度煽りもレスも入れられやしない〜
と。まあ、なんのかんの言っても祭は好きだし、催促されれば木に登る口ですから書くとは思うけど、便乗して愚痴りたかったのさ〜
そろそろ七ヶ月になるしねえ…暑いしねえ…
暑気あたり(ちらし)かも(迷惑
754さん。毎日出来るではないですか!
さあ、これで一日でも休むと、まるで寝る前に歯を磨き忘れたという気分に(藁
しかし、被るなあ(藁
まあ、許可貰ったから好きに書くけど。今頭が夏コミ逃避モードなんで、そっちの話ばかりが浮かぶ。
「教授。お願いします。
早く元に戻って、
こいつを安心させてやりたいんです」
教授は黙ってドアを開けた。
僚は獣をその場に離し、
両手でそっと香を治療台に下ろした。
そしてタオルを濡らし、
血と獣のヨダレで汚れた口もとを
拭ってあげた。
忙しく準備のために手を動かしながら、
教授はその様子を見ていた。
「幸せなことじゃ…
そんなに大切な相手と出会えたということは」
そして、そんな事を言う教授を、
僚はもの珍しげな目で見た。
そして、その目を伏せ香を見つめた。
「大切…か…
だが、おれは…
そんな相手をこんな目に合わせてしまう。
二人は出会わない方がよかったのかも知れない」
教授はフッと笑った。
「本当にお前さんは、
彼女の前だとてんで駄目な男じゃな」
321 名前:45。2 投稿日:02/08/05 23:54 ID:e97Q5geG
香の頬を撫でながら、
じっと黙っていた僚だったが、
香がふと口唇を開け、
なにかを呟いたのを聞きとると教授に向いた。
「お願いします。おれを…」
教授は僚に、
ガラスの容器に入った液体を手渡した。
「効果のほどは確かだと思われるが、
かなり手荒い副作用が出そうじゃ…
時間をかければ、
もう少しよいのが出来るとは思うがの。
これはおまえさん用じゃよ」
僚は差し出されたそれを手にした。
そして聞いた。
「これは、飲めば効くというものなんですか?」
教授は頷いた。
僚は、その異臭に少し顔をしかめながらも、
一気に飲み干した。
僚の手から容器が落ち、粉々に砕け散った。
そして、僚はその上に倒れた。
「…ぐっ…が!…」
ガラスの上でのたうち回り、
身体中が傷つきながら血を吹き出す。
獣の毛が抜け落ち、筋肉が、骨が、
きしみながら収縮してゆくのが感じられた。
知らず口元に笑みが浮かぶ。
その様は、はためには、
まるで悪魔の様にも見えた。
(さて3択です。1僚、気を失う。2獣、気づく。3崇司、無駄に一騒ぎ。レスよろしく)
333 名前:45。1 投稿日:02/08/06 22:54 ID:lJzDkYRH
322さんは3を選ばれました。
そしてその後、無駄に45。を選ばれ(藁
754さん。香素直〜。
あ、そういえば昨日のウプの中にあった。短いとは、もしかして754さんご自身?だたら無駄レスしてしまた!スマソ!最近短いという自覚があったもんでねえ。
327さん。どうも〜
只今見習中さん。このスレにもおかえりなさい〜!
そしてエロありがとうでつ!
332さん。ご苦労様。あの…自分のなんですが、記憶だけでつっぱしってるですが…
なにかえらく変なことやらかしてませんか?話の流れ上…
よろしかったらレスよろしくです。
唸りとも、咆哮ともとれる僚の叫びに、
今まで眠っていた男が目をさました。
「…なんだなんだ〜?」
僚の身体は破片をのたうち、
ガラスと床のきしむ音が不気味に響いた。
それを見つめる教授の姿が、
逆光に照らされて恐ろしくその瞳に映った。
その瞳の持ち主は崇司であった。
崇司は床に全裸で倒れたままだった。
驚き起こしかけた身体を途中で止め、
その成り行きを見守った。
どうやら倒れているのは獣のようだった。
崇司は確信した。
「やはり、あの老人。タダモノではない!」
いつの間にか冴羽を葬り、
そしてあの凶暴な獣までを手にかけた。
息を殺し見守っていた崇司だったが、
「うっ」
と呻いた。
鍛えていない腹筋が悲鳴を上げ出したのだった。
気づかれないように起き上がるか横たわるか。
どちらにしようかと思っているうちに、
ますますいけない状態になってきた。
崇司は諦めて横になることにしたが、
横になったら状況が見えなくなることに気づき、
いっそ起き上がろうと決心した。
手を着けばいいものを、
中途半端な腹筋状態だったため意地になり、
そのままさらに腹に力を入れた。
334 名前:45。2 投稿日:02/08/06 22:54 ID:lJzDkYRH
ぶにゅる…
その途端。まだ入っていた精液が
肛門から吹き出した。
「ふぉおおおおおおお!」
声にならない喘ぎをあげ、崇司は悶絶しかけた。
なんとか耐え起き上がった崇司だったが、
それからどうしたものかと思った。
そして起き上がってから初めて、
香が獣の側の診療台に横たわっているのにも
気づいた。
あの老人は危険だ。
愛しの彼女は誰もいなくなったら救い出そう。
悪いがそれまではどんな屈辱にも
耐えて欲しいと願った。
とりあえずは自分の身の安全の確保が必要だと
思われ、崇司はソロソロと身体をうつぶせにした。
そして、床にはいつくばったまま
ハイハイをしながら移動を始めた。
彼女の陵辱シーンを想像しても、
いっこうに勃たずにブラブラしているモノを
不審にも思ったが、
不能な年月が長かったために、
さして深くは考えなかった。
ドアに近くまでやっとたどり着いた時、
そこに大きな人影が横たわっているのに気づいた。
(さて3択です。1僚、姿は元にもどる。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
342 名前:45。1 投稿日:02/08/07 15:07 ID:IOE/ABPb
代理です。
335さんは1を選ばれました。
336さんも同時刻に1を。
337さんも1でしたか(藁
あの某スレ誤爆は自分とちがいます。
チャットで自分にウプを約束してくれた61さんです〜
自分もあの日携帯リロード(泣 していて
「おいおい」と思いました。
あの時は確かにあそこもピンク化してましたからねえ。
しかし、そこで話題にしてたミックとの決闘。
けっこう皆さん萌えてたんだなあと改め実感。
実は自分も鬼畜妄想ありでした。
あの場で押し倒された香。駆けつけた僚。
香はレオタードの股の部分をナイフで切られ、
剥き出し状態。
香は僚を見て悲鳴を上げる。
「いやああ!」
銃を構える僚。
ミック構わず挿入。銃声。
ミック香の中に勢いよく根元まで。
銃弾香の耳の脇に。凍り付いた香。
ミック止まらずに必死に腰を振る。
無反応の香。
ゆっくり近づく僚。
ミック、僚が足元に到着と同時に香の中に射精。
引き抜いたところを僚に蹴倒される。
ミック身体の痛みを抑え僚を見る。
僚、し近距離の銃声で麻痺している香を
抱きおこす。
「どうして?オレを撃たなかった?」
聞くミック。
僚、香を抱き上げる。
「あの時、香はおれを見て、舌を噛もうとした。
おれは…
香が生きていてくれるほうを選ぶしかなかった」
…と、こんな妄想。御粗末でつた〜
332さん。レスありがとうございます。
大きなAH級な勘違いはないということでつね。
よかた〜。
そして脳味噌大丈夫ですか?いろんな方が、
いろんな妄想をされてますからねえ。
こちらこそ無理言ってすみませんでした。
さて次からがやっと本題でつ
じりじりと近づきながら、崇司は驚いた。
そこには獣が横たわっていた。
どうやら起きてはいないようだったが、
いつ活動を開始して襲ってくるやも知れない。
343 名前:45。2 投稿日:02/08/07 15:08 ID:IOE/ABPb
それはいつ?
崇司はそれを考えると、
少しの刺激を与えるのもためらわれ、
動けなくなった。
教授は目の前でのたうつ僚を見ながら、
自分の研究成果が目の前で実を結ぶのを感じた。
抜け落ちた毛は、それ自体も変化し、
どんどん縮んでゆく。
教授の脳裏にかずえの顔が浮かんだ。
そして、勝ったような気分がしてきた。
最近のかずえは、
教授のアシスタントという枠を出ていた。
もともとイントンを主としてきた教授だった。
そのために、かずえは表の業務も任された。
そして、その美貌と適切な対処処理は、
かなりの評判だった。
いつしか評判は、
その研究者としての資質にも及び、
教授を越えたのではという噂も
飛ぶようになった。
気にしていたわけではなかったのだが、
この不安定な薬の効果を目の当たりにし、
事実驚愕はしていた。
僚の動きが止まった。
教授は、ガラスで出来た傷を治そうとして、
血塗れの僚に近づこうとした。
だが、その足はピタリと止まった。
僚の怪我が、少しづつ薄らいでいったのだった。
教授は口を開けた。
「まさか…」
ガラスの破片が身体から浮き出て落ちる。
教授が一歩引いた。
僚はゆっくりと動き出し立ち上がった。
教授は香の診療台に回って、香を揺すった。
「ん…」
香はまだ薬が効いていて
起きられそうになかった。
(さて3択です。1僚、ナニも元にもどる。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
365 名前:45。 投稿日:02/08/09 00:03 ID:C1QYw+TG
344さんな688さんは1を選ばれました。
そして345さんな754さんも…
688さんの「早く元気な僚」ってあそこが元気な僚でつかあ?(藁
348さん。もうそれは大急ぎだったようです(藁
っていうか相手が香ですから…
754さん指三本の次は?楽しみです。
あの話…どうしようかなあ…それこそ本当は某スレのように香人形状態になってしまうです。
でも前の三択で似たような事やったから考えてしまうんですよ。
354さん。同意。
61さん。続きよろしく(藁
356さん。思いきり泣くがいい!
ところで自分の今回のトレカ風カードのイラストは全然エロでないから
下描きウプためらわれます。
ちなみに話の流れ的にというか手抜きというか制服香のバストショットでつ。
バック真っ白の…(泣
教授は、どうしたものかと考えたが、
そうのんびり考えてはいられなかった。
だが、教授が揺さぶるたびに
香の口からは甘い声が洩れる。
「う…ん。ぁ…」
教授は後ろを振り返った。
僚がすぐそこにいた。
教授は冷静に今の状況を見た。
まだ事情が飲み込める状態の
頭ではない僚からすれば、
教授の行動は、自分の恋人を奪い
気持ち良くさせている浮気相手ととれる。
僚の手が上がった。
教授は香を抱き逃げようかとも思ったが、
手を延ばそうとするだけで僚の顔色が変わる。
教授は自分の命の心配をしそうになった。
それでも香を助けようと思った。
なぜなら、
蜂の毒で不能になっていたはずの
僚のモッコリが、見事に復活し、
腹に着く勢いで香を見つめていたからだ。
「いかん…僚に飲ませた薬には、
あのエキスも入っていた。
それが蜂の毒をも無効にさせてしまったようじゃ」
(さて3択です。1僚、香まっしぐら。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
ってうか、今日はこれでカンベンしてやってください…
374 名前:45。1 投稿日:02/08/09 23:59 ID:pOjVLu2k
366さんは1を選択されました。
367さんも、同時に1です。最近同時多発レスが多いですねえ。ありがたいことです。
368さん。がんばってください。
754さん。毎日ありがとう。そしていっちゃった香のその後はどうなるのか楽しみです。
ええ?あの話って廃ビルミック?それとも兄貴に無理矢理?
371さん。そしてそれを膨らませてウプキボン
61さん。香の通った後にはぽたぽたと…ふう…
373さん。どうもです。今書いてるです。必死でつ(泣
海原戦は明日あたりウプかと思われます。読むと目が疲れるかもです(藁
教授は気配に振り返る。
そしてブラックアウト。
僚が教授の隣に音も無く滑り込み、
その持ち前の腕で、
的確に教授の急所を狙ったのだった。
もちろん。僚の中のかすかな理性は、
その与える衝撃を最小限で済ませた。
この男は悪い人物ではない。
だが、おれの邪魔は許せない。
僚の心が、そう決断したのだった。
教授の倒れたあとには、
シーツをまとっただけの
女の姿があるだけだった。
僚は手を延ばした。だが、手が出ない。
覆いかぶさるポーズのまま、なにかがそれを止めている。
動けない…そして、抱き締めたい。抱いてはいけない。
葛藤で身体と心が軋む。
息が苦しい…
中途半端な態勢のまま、僚の汗が吹き出ししたたる。
ぽたんぽたんと、香の顔に、身体に落とされる。
375 名前:45。2 投稿日:02/08/09 23:59 ID:pOjVLu2k
シーツにシミが出来、そして広がっていく。
その部分が香の身体に張り付き、その肌の色を滲ませる。
刺激か、不快感か、香が顔をしかめる。
首がクンと横に傾き、口唇が綻ぶ。
「僚…」
眠りの中で、囁く。
その閉じられたまぶたに、
やるせない僚の涙がこぼれ落ちた。
そのままスーッと香の睫をなぞり、
頬をつたい落ちる。
「僚…」
香がふたたび囁く。
僚の涙が落ちていないのに、
その睫から頬をつたうものがあった。
「香!!」
もう駄目だった。
僚の最後の、微かにあった理性が飛ぶ。
僚は香に覆いかぶさった。
(さて3択です。1香、最中に目覚める。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
384 名前:45。 投稿日:02/08/10 16:33 ID:3M8HmT+z
376さんは1を選ばれました。
ところで誰に夢を?
377さんの質問に飼育さん登場。ウプもよろしくです。自分もサイト巡りしてない上に裏を探す技ももってないので秘密の花園気になります。
しかたないからとりあえず、香の秘密の花園に、僚を入れるしかないでつね。
61さん。ミック登場ですか〜。ってことは…
続き待ってます。
重なる身体。
その間にある濡れたシーツ。
一瞬ひんやりとした感触が、
すぐに熱であつくなる。
鼓動が重なり、
それだけでイッてしまいそうになる。
「くぅっ…」
堪える僚だったが、その重みで香が呻き、
身体をくねらせた拍子に、
不覚にも挿れる前に発射してしまった。
ドクドクと、
我慢していたモノがほとばしり、
二人の間に広がっていった。
「はぁっ…はぁっ…」
僚は息を荒げ、香を掻き抱く。
シーツがぬめりを帯び、身体がすべる。
僚はいったん身体を離し、間のシーツを抜いた。
そして改めて香の裸体を見つめる。
熟れて、男を誘う肢体。
しかし、その内面はあくまでも純粋に、
自分だけを思ってくれている。
守りたい。だが、壊したい。
この手でメチャクチャに愛したい。
僚は香の足を広げ、
熱い場所により熱くなっているモノを
あてがった。
「うあ!」
香が癒えない痛みに呻く。
僚はすぐに香を抱き締め、口唇を塞ぎ、吸う。
「ん…ふ…」
香の洩れる声が、さらに欲情をそそる。
そして、奥に進めていく。
萎えた状態でやるのとは大違いだった。
ずっぷりとたやすく入り、
そして香に飲み込まれる。
「んんんんっ!」
香の腕が宙に上がり、
しっかりと僚の身体を抱き締める。
僚は、腰を振り始めた。
「んっ!ぁあっ!!」
大きく息を吐き出し、
ゆっくりと香のまぶたが開く。
(さて3択です。1香、混乱。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
407 名前:45。1 投稿日:02/08/12 00:09 ID:tyaBVlH7
385さんは1を選ばれました。
754さん。毎日嬉しい限りです。いよいよでつねえ。
そして二つともやれと(藁
只今見習い中さん。ありがとう。おかず美味しいでつ。
396さん。面白い(藁
397さん。正論ですね。
398さん。あの作品の主人公は僚ですね。もしくは香という名の薄幸な女の心臓です。
あと誰かいたっけ?主人公って…
399さん。敬意ってなんだろう?ここは書くほうも読むほうも
射精しにきてるだけの場所ですが…
400さん。べつに誰に謝る必要もないですよ(藁
401さん。グラ子で射精…グラ子って誰?(藁
ああ。あいつかなあ…唾吐くのももったいないですね(はぁと
405さん。お疲れさま〜。&泣かせてごめんね。
406さん。ありがとう。
まだぼんやりとする頭の中で、
僚に抱かれていると思った。
そして、それは夢だとも思った。
身体の目覚めは急に訪れた。
熱い塊が、身体に穿たれる。
「あ…うあ!…」
獣と化した僚によって傷つけられてた身体の中が、
痛みに疼く。
「ひっ…う!」
深く深く身体が裂かれる。
「あ!いやぁ!」
香は自分の声で、完全に目覚めた。
男にのしかかられ犯されている。
その恐怖に崇司を思い出し、
狂ったようにあがいた。
408 名前:45。2 投稿日:02/08/12 00:10 ID:tyaBVlH7
「香…」
名前を呼ばれ、香はその主を探す。
「あ!僚…!僚!何処?」
声はそれっきり止んだ。
そして、香はさらに激しく無言の相手に犯され、
逃げようと身体をひねった。
そのタイミングをとられ、
うつ伏せにされる。
そして、腰を取られ、もっと深く埋められた。
「いやぁぁあ!」
そのまま、たわむ乳房を鷲掴みにされ、
こねられる。
香はもう、どうしたらいいか分からずに、
泣き出した。
その耳もとに声が囁く。
「ばか」
(さて3択です。1僚、貫徹。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
445 名前:45。 投稿日:02/08/13 00:16 ID:Q5BBCZb/
410さんは1を選ばれました。
409さんはうっかり油断のうちに410さんとケコーンされました。
414さん。どうもです。
754さん。アニキ…もてもて?
そして、その上に処女喰い?(藁
そして自分、当然ふたつやらされるでつか(泣
418さん。同意!
ウワーン、なんだかレスつけられないくらい荒れてるじゃないか(泣
とりあえず、441さん。申し訳ない。自分けっこう強姦書いてまつ〜
442さん。ありがとう。香のかわいさに思わず…なのさ。
「え?あ!…あ…」
香は首を振り、自分を落ち着かせようとした。
「香…」
まるで、それをさせないかのように、
相手は香のうなじに顔を伏せ、
吸い付きなぶった。
「はぅ…ん…ぁ…」
香の身体が、相手が誰かを突き止める。
僚は、香が迎えようと潤いを増す中を、
思いきり動いた。
乳首をつまみ、揉み、
その先端に痛みを分散させるかのごとくに、
固くなったそれを強く引っ張る。
「あっ!痛っ!!」
香が叫ぶ。
僚はその叫びに合わせ、
さらに激しく腰を打ちつけた。
「いや!…そんな…どうして?
…あ!あ!」
僚は香の乳首から指を離し、
片手で香の首をのけぞらせて首を横に向けさせた。
そしてもう片手を腰に巻き付けて固定しながら
打ち付ける。
「あ…あ…だめ…」
声がかすれ、もれる。
僚は口唇を奪い、そして激しく舌をからませる。
「う…」
香は、痛みを快感と僚に対する質問の全てを塞がれた。
僚は、そのまま香を包み込むと、
思いを込めて迸らせた。
香の意識は混濁しながら、すべて僚に預けた。
(さて3択です。1僚、香と帰る。2獣、気づく。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
すまんです。短いでつ。まだコミケ疲れが取れなくて、昼休み寝てしまいました(泣
でも、本当は居眠り休み時間だけでなかったり(泣
ところで754さん。出来ればそのままウプしてほしいけど、
もし、どうしてもしづらくなったら、うちの掲示板にウプしてくれるかな?
どうしても最後まで読みたいのさ〜。お願い(はぁと
462 名前:45。3 投稿日:02/08/13 22:46 ID:2Npjzk15
453さん。同意。そして職人志願ですね。
早くこっちの世界にお・い・で
454さん。うん。
455さん。気になる。
456さん。覚えているとも、だから…「夜明け…」とかいうのを書いた次第でつ。
754さん。サンクス。でも途中?コメントがまだないですので。
458さん。とりあえず、自分には無理。
必死で耐える香を抱き締め、
僚は、何度も注ぎ込んだ。
「…うぁ…」
香は、すでに身体の感覚がなかった。
かろうじて、今。
僚に抱かれているということだけは分かる。
そして無意識に、向き合った瞬間抱きついた。
もう離れたくないと、
身体の中も僚を締め付ける。
「っく!」
僚は、
歯を食いしばり耐えながらも許してくれる香に、
全てを注ぎ込んだ。
「…ん!!ああ!!」
何度もイかされながら涙をこぼし、身体の震が止まらないまま、まだ耐えようとする香に、
僚は息を荒げたまま口づけた。
「ふっ…ぁ…」
香は何かを言おうとしたが、力つきて倒れた。
僚は名残惜しみながらも、ずるっと引き抜いた。
「さて、とりあえず帰るか。
もともとの用件は終わったしな」
僚は、そうつぶやくと香を抱きあげ、
部屋を出た。
ドアの手前に獣を見た。
どうやら香の血を嘗めたのがが効いたのか、
すでに半分ほど戻っている。
元に戻れば特に害はないだろう。
研究所も部下も、すべて差し押さえられている。
ドアが開いているのは崇司だろうと思ったが、
もう朝になるので心配はしていなかった。
美樹のかけた暗示が効いているはずだから、
警察に自主しに行ったのだろう。
(さて3択です。1僚、香を大事に。2冴子、崇司と一悶着。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
なんかレスやらショートやらで本文少なめ(藁
754さん。途中だったらすみませぬ。今日は11時前までしかネット使えないもので(泣
468 名前:45。1 投稿日:02/08/15 00:23 ID:yYnXPHXt
465さんは1を選ばれました。
466さん。まだ大丈夫(藁
464さん。ウプしてる間は更新分からないからね。
回線つないで来てくだされ
754さん。気づかいありがとう。ウプうれしいです。
僚は香を見て、自分の姿に気づき、少々考えた。
二人とも全くの裸だ。
まあ、獣の姿で往来に出るよりは、
比べようがないほどまともではある。
しかし…
僚は、香を抱いたまま、
篭っていた例の部屋に行った。
さすがに荒んでいる。
初めて愛し合った場所ではあったが、
その時から片付けはしないわ、
妙な出入りはしたわ、
挙げ句の果ては人でない姿になって
落ち込みまくるわ…
僚はいったんベッドに香を降ろし、
箪笥から服を漁った。
かずえが使用するために
置かれていたようだったので、
女物は安易に入手出来た。
僚は、香を支えながら服を着せていった。
香は疲れ果てていたために、
時々目をあけるものの、すぐに伏せた。
僚は、その度に香の頬に口づけた。
そのせいか、瞼を伏せた顔は穏やかだった。
僚はそれから少し考えた。
かずえが使用してるということは、
当然ミックも使用しているはず。
そして、それも浮気などにも使ってるとすれば、
どこかに服も隠してあるはず。
僚は、ベッドの裏を探った。
やはりあった。
469 名前:45。2 投稿日:02/08/15 00:25 ID:yYnXPHXt
ベッドの裏に、
薄い引き出しケースが取り付けてあり、
その中には数枚の下着と上着があった。
僚は上向きに滑り込んだ姿勢でそれを取り出す。
その作業の間、真上に香がいることを考えた。
耳を澄ますと、その呼吸も鼓動も聞こえてくる。
僚は大きく腕を広げ、目を閉じ、
ベッド越しの仮想抱擁を夢見た。
「フッ…」
僚は思わず吹き出した。
直に肌に触れられるというのに、
なにをやっているのかと。
それでも、滑稽でも、
そうせずにはいられない自分がいる。
僚はベッドの下から這い出すと、
さっと服を着た。
そして、眠っている香に頭を下げ、
その身体にしがみつくように抱き締めた。
「ん…」
香が重みで声を漏らす。
僚は、抱き上げて教授宅を出た。
(さて3択です。1教授、半獣と。2冴子、崇司と一悶着。3崇司、無駄にもう一騒ぎ。レスよろしく)
それにしても今日は出来てたのにネット使用中で入れずこんな時間に(泣
早く回線欲しいよう(泣
480 名前:45。1 投稿日:02/08/15 23:05 ID:8tdMGT9N
470さんは3を選ばれました。
今日でこの話も150回目〜。
そして三択はじめてからもう7ヶ月目〜。(泣
472さん。はしゃいでくださりありがとう!
はじめ見た時は、ええ?書くのが無駄〜?
とちょっとナーバス(藁
でも朋友に、
「無駄シリーズで嬉しい顔なんじゃない?」
と言われ、
「そーいや、そーだ」と思った次第。
おばかさん〜!!
自分の罠にはまった罠(藁
754さん。アニキ香偏完結おめでとう。
そして次も楽しみです。ラストは僚香ですね!
で…もしかして、自分が書くまで毎回催促ですかい(藁
じゃあ、ふううう…どっちが先がいいでつか?
475さん。いいですなあ…
でも、エンジェルジャックで、すでにメチャクチャしたから、他の方におまかせだなあ…
476さん。そうですねえ。だから〜本当に被るでつよ754さん。いいんでつか?
479さん。そういう話、自分の師匠が書いちゃってるんで、自分なんとなく書けないです〜(泣
崇司は、ふらふらと夜明けの街をさ迷っていた。
確か、獣がいつ起きて襲ってくるか
分からない状況で、
金縛りのように動けないでいたのに。と。
あの時、ふいに身体のスイッチが入ったように
立ち上がった。
そして、最愛の恋人が、
あの憎い冴羽僚に陵辱のかぎりを
受けているというのに、
コソッとドアを開けて部屋から出てしまった。
「どうしてなんだ?
どうして彼女を救わない??」
ドアの向こうからは、激しくぶつかる肉の音と、
卑猥な音。
そして、なによりも苦しみながら喘ぐ恋人の声と
気持ちよさげな敵の声が響きわたってくる。
「きゃっ…ぁ…ん…ぁああ!」
「ハァッ…ハァッ…ハァ…ンン!」
崇司は、その声に怒りと股間を熱くするが、
なぜかそのシンボルは
しょんぼりしたままである。
481 名前:45。2 投稿日:02/08/15 23:06 ID:8tdMGT9N
とにかく戻らねばという気持ちはある。
だが、身体はずんずんと教授宅を後にするべく
前進している。
夜明けの爽やかな街。
小犬をつれて散歩をしていた中年の婦人が、
それを見た。
ジョギングをしていた老人もそれを見た。
そして、早朝トレーニングをしていた
ボクサーとトレーナーもそれを見た。
先ず、中年の婦人が顔を赤らめ
手で顔を覆いつつ、こっそりとその男を見た。
男は全裸でひたすら前進しているのだが、
どうも顔が異様に焦っている。
だが、
それは他のことを考えているからであって、
決して自分が全裸で公道を歩いている
ということに対してではなかった。
そして、口はぶつぶつとなにかを復唱している。
まっすぐ進んでいるものだから、
目の前で顔を覆っている婦人なんぞ
当然眼中になく進む。そして衝突。
「きゃあ!やめて!助けてぇ〜!
犯される〜!!!」
ひぃひぃ言っていたが、そのまま押し切られ、
尻餅をついた横を通過された。
そばで小犬が
キャンキャン騒いでいるのに気づいた
少々目の悪いジョギングをしていた老人が、
ペースを乱したために
息を切らしながら駆け寄ったが、
まったく相手にならず、
その男が元気良く振る腕に弾かれた。
少しはなれていたボクサーが、慌てて飛んできて
牽制しつつパンチを繰り出した。
たしかにヒットしているのだが、
男はまったく倒れない。
頭を揺らぎもさせずにマイペースで進む。
驚いたトレーナーは、
その男を欲しいと思いながらも
側にあった公衆電話ボックスに飛び込み、
警察に通報した。
やがてパトカーと1台の車が駆けつけた。
車からは、あらかじめ美樹からの連絡を
受けていた冴子が降りてきた。
冴子は崇司の姿を見ると、
ため息をつきながら顔を背けた。
その時、倒れていた婦人が叫んだ。
482 名前:45。3 投稿日:02/08/15 23:07 ID:8tdMGT9N
「きゃああ!
わたくしのペロちゃんが行方不明に!!」
冴子は顔を覆いながら、婦人の肩を叩いて
パトカーから出てきて
取り調べをしようとしている一団を指さした。
「え?どこに?」
きょろきょろする婦人に、冴子は言った。
「その…あの男が…」
婦人は真っ青になって全裸の男に近寄った。
「あ…あなた!わたくしの…」
正面から男を見た婦人は言葉を失った。
婦人のペロちゃんは、
男のしょんぼりに噛みついた状態で
ぷらぷらと揺れていたのだった。
「きゃああ!そんなものに!!!」
冴子は誰にも見られないように
顔を覆ったまま我慢していたが、
さすがに婦人の素っ頓狂な悲鳴を
聞いてしまうと、
肩の震えどころではなくなってしまった。
そして、誰にもみられない通りに入り込むと、
声を殺しながら大笑いをした。
そもそも今回の件は、
崇司のあれが発端だったようなものだ。
それがあんな目にあっている。
今回のもやもやが
多少晴れたように感じられるくらいに笑った。
崇司は、自分の意志とは関係無しに、
その場にいた警察官に掴みかかり、
今回の供述をまくしたてるように話し出した。
その間も、泣き叫ぶ婦人におかまい無しに、
ペロちゃんはかぶりついていた。
冴子は、いっそ…と考えた。
その時だった。
皆がいる場所からワッと喚声と悲鳴があがった。
振り返るとペロちゃんは崇司の足元におり、
口をもぐもぐさせ飲み込んでいた。
婦人が「吐き出しなさい〜!!」と叫んでいる。
崇司は催眠術で身体の感覚がないせいか、
あいかわらずだったが、
警察官たちは必死で崇司の股ぐらを抑えていた。
「あらあら」
と、冴子はつぶやいた。
(さて3択です。1教授、半獣と。2冴子、麗香と。3僚、またーり。レスよろしく)
あ。478さん。どうもありがとう。
493 名前:45。1 投稿日:02/08/17 00:20 ID:fATrxOuI
483さんは3を選ばれました。
484さん。笑ってやってくだされ〜
485さん。崇司と打ち込む時、
モバイルは単語登録出来ないので”タカシ変換ツカサ変換”と打ってます。ツカサと!いいですか?
ツ・カ・サと打ってるんです!!!
心をたっぷりと込めて(藁
486さん。ぺろりごん(藁 そんな怪獣いたなぁ…
487さんの、なんとなく書けそうな気もするけど、
時間と気持ちの余裕があるかどうか…
688さん。…あなたが487さん?……それとも489さん?
「さっさと病院に連れて行くのよ!」
冴子の命令に、
あたふたしていた人たちが動き出した。
「あの!あの犬はどうしましょう?」
警察官の質問に、冴子は考えた。
「そうねぇ、
お腹から取り出したら、付けられるかしら?」
冴子のつぶやきに婦人が反対する。
「ペロちゃんのお腹を切るだなんて、
とんでもない!!」
冴子はため息をついて、頷きながらも言った。
「とりあえず一緒に連れていって。
判断は医者に任せるわ」
冴子は小犬を抱き上げて囁いた。
「いい?早いとこ消化しちゃいなさいよ!」
小犬は嬉しそうに「キャン」と鳴いて、
尻尾を振りながら冴子の顔を嘗めた。
冴子はその唾液の匂いに閉口しつつ、
小犬の腹を撫でた。
僚は、途中でタクシーを拾った。
早朝、ぐったりとした女を抱いた男に
止められた運転手は、胡散臭げにドアを開けた。
男が抱いている女をミラーで見ながら、
運転手は一度お相手したいと思った。
走りながら、頭の中ではその女の乱れる様を
想像した。
カーブを曲がるわずかな揺れで、
女は眉をしかめ、
かすかに開かれた口から声が洩れた。
「…ぁ……」
運転手はゾクリとし、
思わず盛り上がったモノから
発射しそうになった。
494 名前:45。2 投稿日:02/08/17 00:20 ID:fATrxOuI
「うっ…」
思わず前屈みになり、
あやうくハンドルをきり損なうところだった。
即座に正常に戻すが、その際の急な揺れで、
もっと女が切ない顔をし、声を漏らす。
「あう……」
自然と口元が緩む。
「どこか具合でも悪いのか?」
熱を覚ますのに十分な、
連れの男の醒めた声が聞いてきた。
運転手は視線をずらして、
初めてまともに男の顔を見た。
そして、ミラーから目を外した。
「な…なんでもありません…」
運転手は恐怖に震える手を叱咤しながら、
早く目的地に到着することを願った。
もう見ないと誓った後部席では、
男がなにかをしているらしく、
女の小さな喘ぎが聞こえ、すぐにくぐもった。
「着きました。ここでよろしいですか?」
運転手の声に、
香を抱き締め口づけていた僚はさっと答えた。
「ああ…釣りはいい」
何の気無しに触れた懐から、
あきらかにミックのへそくりと思われる金が
出てきたので、
僚は気前良く払って降りた。
未だに眠り続ける女を抱いた男が、
目の前のアパートに入るのを見て、
運転手は改めて恐怖した。
ここは、業界でも
ブラックリストにあがっていた場所だった。
運転手は、男の殺意に満ちた視線を思い出し、
それを納得した。
そして、その場からすぐに去っていった。
495 名前:45。3 投稿日:02/08/17 00:24 ID:fATrxOuI
「あの男があの…」
女の身を案じ通報しようかとも思ったが、
やめた。
どう考えてもあの男はあの女にべた惚れだ。
女も、いくら眠っているとはいえ、
安心しきっているようだった。
「羨ましいこった…」
僚は香をベッドに横たえ、そして服を脱がせた。
「楽にして休むといい…」
そう言いながらも、香から目が離せない。
僚は唸ってから自分の服も脱いで、
その横に滑り込んだ。
素肌で抱く。
さっきまで、ぶつかりあっていた肉体。
同じものなのに、また新たな感覚。
「どうしたものか…」
つぶやきながらも、自分の下半身に命じた。
「あとで、また。
今は気持ちだけで抱きたいんだ」
(さて3択です。1教授、半獣と。2冴子、麗香と。3海坊主、開店準備。レスよろしく)
今日も今まで交代してもらえなかった。もう止めたいと思うのはこういう時だなあ…(鬱
501 名前:45。1 投稿日:02/08/17 23:42 ID:3H+XMeKP
496さんは3を選ばれました。
688さん。1見たかったでつか?
で、例のシチュリクやるでつよ。
脳内妄想驀進中!
設定作成中!
乞う御期待しないで待っててね(超弱気
僚は香の身体を抱き締め、
いつしか眠りに落ちていった。
そして、珍しく夢を見た。
真っ暗な中で、香が悲しい顔で微笑んでいる。
近づこうとするが、首を振って遠ざかってゆく。
「やはり、
おれたちは出会ってはいけなかったのか?」
口が勝手にいつも胸に秘めていた思いを紡ぐ。
香は涙をこぼしながら首を振る。
「違うの」
そう言っている声が、どこかから聞こえる。
どこからするのか辺りを見回すが、分からない。
暗闇の中で、香の存在だけが白く輝いている。
「違う」
香の口が、その言葉の形を作る。
「だったら、なぜ遠くに行こうとする。
手を出しては…
汚してはいけなかったのだろうか?」
香の姿は消え入りそうに小さくなった。
「違うの…あなたがあたしを…」
僚は腕に力を入れ叫んだ。
「香ー!!!」
そして、その自分の声の大きさに
起こされてしまった。
502 名前:45。2 投稿日:02/08/17 23:43 ID:3H+XMeKP
汗が吹き出し、呼吸が荒く乱れている。
「…ん…」
荒々しく抱き締めた腕の中では、
香が呻いていた。
「苦…し…」
僚は腕の力を緩め、謝った。
「あ…悪い…」
香はすっかり目覚め、
僚が謝る様を目を丸くして見ていた。
「どうしたの?」
どうしたのと言われても、
さすがにいい年こいて、
悪い夢を見たからとは言えなかった。
その間にも、香は恥じらい
シーツで身体を隠した。
「また、ナンパして
あたしにハンマーくらう夢でも
見ていたんじゃないの?」
あっさりとからかう香に、
僚も苦笑いを返すだけだった。
そして、香を抱き締め、
目を見ないようにして聞いた。
「その…身体はどうだ?」
香は慌てて僚を突き飛ばした。
不意うちに、ベッドから落とされ、
僚は唖然とした。
香を見ると、怒った顔で睨みつけている。
「あ…」
僚がしゃべるのを遮って、香が怒鳴った。
「まだやりたくないわよ!!」
「…は?」
目をしばたたく僚に、香が落ち着き聞いた。
503 名前:45。3 投稿日:02/08/17 23:44 ID:3H+XMeKP
「え?朝のモッコリしよう…
とかじゃなかったの?」
「いや、その…怪我の具合とかが
大丈夫なのかと…」
僚の答に、香は勘違いして、
とんでもない誤解をしたと気づき、
全身真っ赤に染めて頭からシーツを被った。
「う…ん…たいして、痛いところもない…
みたい…です…」
僚は、先ほど見た夢を思い出し、
香の顔が見られるようにシーツを矧いで奪った。
「いやぁ!」
香は真っ赤なままで、
身体を腕で隠して身を縮めている。
僚はその身体に手を延ばし、
その肌の寸前で止めた。
「いや…か?」
そう言った僚の顔が、なぜか脆く見え、
香は首を振った。
そして、両手を広げて僚の胸に飛び込み、
僚を驚かせた。
僚は、目の前にある香の頭をそっと撫で、
そのままクシャッとその髪を乱した。
香が顔をあげ、見つめる。
僚はその頬を包み、口づけた。
香も、それに応えるように返す。
しばらくそのままでいたが、
息が苦しくなり離れた。
香が、口を動かす。
それは、夢とオーバーラップする。
なんと言っているのか聞きたい。聞きたくない。
それを感じ、香の表情が曇る。
504 名前:45。4 投稿日:02/08/17 23:45 ID:3H+XMeKP
そして、再び同じ形を作る。
「僚…あたし、ここにいてもいいんだよね」
僚の耳に届く。
そして、僚は破顔し、抱きついた。
「あたりまえじゃないか!」
「ん…」
香が、僚の胸で頷く。
僚は、夢で見た不安が、
実は自分の中の一番の恐怖だと知った。
失わないように、ずっと一緒にと思った。
夢での香の否定は、僚が信じている
香の強さが言わせたのだと思えた。
”キャッツ・アイ”の朝は早い。
海坊主は、まだ寝ている美樹を起こさないように
そっとベッドを出た。
振り返って妻を見る。
ボッと真っ赤になる。
未だに照れてしまう海坊主であった。
そそくさと廊下に出てから、
ゆっくりと服を着る。
そして、顔を洗い、髭の手入れ。
それだけ終えると店のまわりの掃除をする。
近所の人が起き出す前に、それはもう
さっさと終わらせる。
そして、美樹が起きてくるまでには
店の中の掃除が終わる。
(さて3択です。1教授、半獣と。2かすみ、出勤。3冴子、来店。レスよろしく)
なんか今日は改行が多くてウプ出来ない表示が出たために小出しでつ。
516 名前:45。代理 投稿日:02/08/19 00:55 ID:bChlibII
505さんは3を選ばれました。
506さん。こりゃあ一本取られまつたな。
はっはっはっ!
冴子の秘密さん。続きを!!
って、754さんぽいでつね。
514さん。ご苦労さま〜。
「おはよう、ファルコン」
美樹が爽やかな笑顔を向け、挨拶をする。
それだけで海坊主は真っ赤になるのだった。
「お…おう…」
美樹は、それを呆れるでもなく笑顔で流し、
髪をかきあげた。
「今日もよろしくね」
海坊主は黙って頷いた。
517 名前:45。代理 投稿日:02/08/19 00:55 ID:bChlibII
美樹がカウンターの中で準備をしながら、
自分たちの朝食を作り終わり、
さて食べましょうかという頃、
ドアに人影が映った。
「すみません。まだ開店前です」
とっさに美樹が声をかけるが、
その人物は聞こえていないように入ってきた。
「冴子か?」
海坊主がつぶやく。
「ええ」
冴子は疲れた顔をしながら、
夫婦の愛の食卓に割って入るように、
カウンターにドスンと腰を下ろした。
(さて3択です。1冴子、寝る。2かすみ、出勤。3冴子、愚痴る。レスよろしく)
すみません。今日一日忙しく、
さっきから打ち込み始めたでつが、
ちと天気に耐えられず意識が遠くなり
ウカーリ居眠りこいたら、
パソの部屋がすでに使用させてもらえなくなり、
代理様にお願いすることに…(泣
では、また〜(泣泣
524 名前:45。1 投稿日:02/08/19 23:13 ID:gPemDKl0
518さんは3を選ばれました。
754さん。いい続きですねえ〜。
アニキの言いなりだなんて、なんて(泣
…おいしいんでしょう(藁
で、冴子の秘密さんですが、みたい言ったのは、
今日はここまでって書いてたからなだけですよ(藁
で、毎日(微妙〜)催促はあるけど選択されてないからアニキからでいいのかな?
そういえば板違いスレだすが、自分の”(h)ヒット(p)ポイント”はエロエロだそうでつ(藁
ま、冗談はおいといて、
読んでいただいた上に誉めていただきありがたいです。
小心者ゆえ、名乗ってのあちらでのカキコは出来ないから、ここでレスっと。
それにしても展開上、ここんとこエロなくてすまんの一言である。
522さん。523さん。すまんすまん…
まあ、他の方々ががんばってくれてるのでそちらでハァハァお願いってことで。
「随分とお疲れのようね」
冴子の前に水の入ったグラスをおきながら、
美樹が聞いた。
「はぁ〜…」
冴子は深いため息をつきながら、
カウンターに肘をつき、その手で頭を支えた。
「もうね、大変お疲れ
…なんていう状態じゃないわ」
海坊主は本能で危険を察し、
そわそわと言った。
「み…美樹!おれはちょっと用を思い出した。
メシはあとで食べるから、出かけてくる」
美樹もそう感じてはいたが、
ここで発散させてあげないと、
どこに被害が及ぶかもわからないので、
自分が犠牲になることにした。
525 名前:45。2 投稿日:02/08/19 23:14 ID:gPemDKl0
「サービスが仕事だからねぇ」
そう思いながら、冴子にコーヒーをいれる。
冴子は、ずるりと頭を落としながらも、
コーヒーの香りに誘われ、顔をあげた。
「ありがとう」
受け取り、
そしてため息を吐いた分だけすすった。
しばしの沈黙。
「それにしても…」
冴子が切り出す。
美樹は苦笑いをしながら促した。
「あの件…かしら?」
冴子は、あごを反らし天井に向かって叫んだ。
「あの〜馬鹿男のせいで〜〜〜!!!」
美樹は、冴子の愚痴を
延々と聞かされる羽目に陥った。
だが、聞けば聞くほど、
自分のかけた催眠術効果によるところの迷惑が
良く分かり、これは聞く義務があると観念した。
冴子はくどくどと、
いかに崇司の間抜けのせいで
余計な後始末をしなければいけなかったか。
そして、今朝の揉め事。
新宿の輪姦祭りによる交通妨害など、
善良な一般市民に対しての迷惑。
美樹は冴子がしたように、
天井を向いてその小言を聞いていた。
(さて3択です。1冴子、帰る。2かすみ、出勤。3海坊主、戻る。レスよろしく)
539 名前:45。1 投稿日:02/08/20 23:27 ID:9snAdHYa
526さんは1を選ばれました。
529さん。ありがとう。その妄想をウプしていただきたく…
530さん。ありがとう。子宮…なんかすごい…
気を使わせてすまんというか…
うむ…軽はずみなレスでよけいに申し訳なさ倍増という罠…
今後うっかりなレスしてもスルーお願いします(泣
61さん。ミックったら〜〜。いいなあ〜〜。
続きはお早めにお願いします。
一人遊びさん。いらっさい!!お久しぶりです。嬉しいです。
同じ事を繰り返し、
エンドレスでぼやく冴子だったが、
やがて最初の客が店に入ってくると
スッと立ち上がった。
「はぁ〜、すっきりした。ありがとう。
そろそろ行くわね。
ま、実際。
あなたがしてくれたことには
感謝してるんですからね。これでも」
それだけ言い残し、店を出ていった。
美樹は、さすがに疲れはしたが、
無事崇司が捕まり、今更ながらにほっとした。
「でも…香さんは…」
どうしているか知りたい。
海坊主から、教授の家で崇司と鉢合わせな状態
ということは聞かされていた。
「………」
電話をしようかとも思ったが、
なかなかかけることも出来ないまま
店が混雑してきた。
そこへ、海坊主が帰ってきた。
「ファルコン…」
540 名前:45。2 投稿日:02/08/20 23:28 ID:9snAdHYa
「冴子は帰ったようだな」
美樹は、少しそっけなく
「とっくの昔に帰ったわ」と告げた。
見るからに申し訳なくしている海坊主に、
美樹は頼んだ。
「…ねえ、ファルコン…」
(さて3択です。1海坊主、留守番。2かすみ、出勤。3海坊主、おつかい。レスよろしく)
おう!話の都合上、3海坊主、帰る。は選択ではなかったが、実現してしまいましたよ(藁
まあ、優先順位ということで生暖かく見逃してくだされ。ね、まず冴子が帰りましたから…
ところで、今日帰りにバスに乗っていたと思ってくだされ。
で、目をつぶってなんも考えていない。
うとうとしかけたその時!!
いつもなら聞き流すバスの放送。
「発射いたします。おつかまりください」
思わず「どこに〜?」と目を覚ましました。
逝ってきまつ(泣
544 名前:45。1 投稿日:02/08/21 14:41 ID:qXqkXYPc
代理です。
541さんは2を選ばれました。
「お願い。
これからちょっと出かけてきて欲しいんだけど」
「なんだ?」
海坊主は美樹が真剣な顔をしていたので、
思わず身を乗り出した。
「あの…」
美樹は、海坊主に冴羽アパートまで行って、
なんとか二人の様子を見てきて欲しい
と言おうと思った。
その時、慌ただしい音とともに
かすみが入ってきた。
「ごめんなさ〜い!遅れました〜!!」
美樹は、かすみが来るまで、
今日が彼女の”出”だということを忘れていた。
それは、普段どおりにしていたつもりでも
やはり気がそぞろだったということを
自覚させた。
だが、さすがにそれを顔には出さなかった。
「あ、おそよう…。
どうしたの?夜更かし?」
やんわりと責められ、
かすみは舌を出してから謝った。
「ごめんんさい〜。ちょっとヤケ酒してたんで」
「ヤケ酒?」
聞き返す美樹に、かすみは支度をしながら
ふくれっ面で続けた。
「だぁって〜。
せっかく結婚出来ると思ってたのに、
結局香さんに取られちゃったんだもの〜!!」
545 名前:45。2 投稿日:02/08/21 14:41 ID:qXqkXYPc
美樹は苦笑いをした。ああ、そういえば。と。
「で、ヤケで崇司の申し出を受けようかな〜
と思ったおばあさまに相談したら、
彼、一族から破門したからオキテによって
会ってはいけないっていうし〜」
美樹と海坊主は頷きあった。
これで、崇司には、
一切の裏の保護もないということだと。
「あん!もう!いやな奴だったけど、
顔だけはよかったし、
いいかげん懲りて
多少は更正しているだろうから、
ここらで妥協して美樹さんの催眠術で
あっちの方を回復してもらって、
この、熟れて疼き始めた肉体を
なんとかしてもらおうかなぁって…」
「なっ!」
海坊主は、真っ赤になって卒倒しかけた。
店に来ている客。
とくにかすみ目当ての若い男性客たちも、
思わず椅子から立ち上がった。
「かすみちゃん!!」
美樹が叫ぶと、かすみは「う・そ」と言った。
店に和みの空気が戻る。
「でも、本当に誰かいい人現れないかな?
…香さんは、いいなあ…早くに出会って、
そばにいるってだけで、
なんの苦労もなく幸せになれて…」
美樹は、香の今までの苦労も、
先の受難も知っていた。
だから、かすみを傷つけない程度に、
そして原因となった昔の因縁。
546 名前:45。3 投稿日:02/08/21 14:42 ID:qXqkXYPc
かすみが依頼したがゆえに恨みを持って、
香の陵辱という形で復讐を果たした崇司の所行を
話してしまいたかった。
「かすみちゃん…香さんは…」
「美樹!」
海坊主が察し、止めようとした。
と、乱暴にドアの開く音が店内に響いた。
「よお!けっこう混んでるじゃないか!」
僚だった。
三人は、いっせいにそちらを見た。
「香さんは?」
美樹の口をついて出た言葉に、
僚は頷き後ろを向いて手招いた。
そろそろと、香が入ってきた。
足元が少し危うい。
僚が手を貸すと大人しくつかまり、
下をむいたままカウンターにやってきた。
美樹が心配そうに尋ねた。
「香さん!あの…」
香は顔をあげ、
ゆっくりとはにかむように笑顔を作った。
「ありがとう。美樹さん。本当に助かった…」
それだけ言うと、堰を切ったように涙が溢れた。
声を上げそうになるのを必死で堪えている。
僚は香の腕を引いて、
自分の胸に顔を埋めさせた。
「悪いな。どうしても会って
礼が言いたいというから連れてきたんだが、
美樹ちゃんの顔を見て気が緩んだみたいだ」
美樹は、少々照れて狼狽しながらも
香を抱き締めている僚に微笑んだ。
547 名前:45。4 投稿日:02/08/21 14:43 ID:qXqkXYPc
「わざわざありがとう。
でも、そのままじゃ帰れないわよね。
せっかくだから、コーヒーぐらいは
飲んでいってくれるんでしょう?」
美樹はすぐに、あの一脚しか買わなかった
かわいいカップを出してきた。
「どうぞ。香さん。
これはまだ冴羽さんが使ったっきりなの。
なにか特別気分のいい日に、
一番はじめのお客さんに使ってもらおうと
置いてあるのよ」
香の前に置かれたそれは、春のイメージだった。
白く薄い磁器で、ほんのり
桃色のもやがかかっている。
ゆっくりと振り返り見つめる香の顔がほころぶ。
そっと手を延ばす。
「あ、そのカップ知らなかった!
ちょっと見せて!」
その場の、
なにか思い空気に押されていたかすみが、
気を紛らわすべく手にとろうとした。
それが、香の指と当たり、
よけた途端にカップを払った。
「あ!」
カップはそのままカウンター内に飛び、
音を立てて床に砕けた。
「あ〜あ…」
全員が固まっている中。
香の瞳から、ぽろりと大粒の涙がこぼれた。
すぐにかすみは謝った。
「ごめんなさい〜!!」
だが、香は微笑んでいた。
548 名前:45。5 投稿日:02/08/21 14:43 ID:qXqkXYPc
「いいなぁ…
僚だけに使われるためにあったんだ…」
僚は慌てて香を抱きあげると、挨拶をした。
「悪い!まだちょっと落ち着いてないようだ。
また、出直してくる」
美樹も頷いた。
「ええ、また!」
心ここにあらずの美樹に、海坊主が告げた。
「フン…いちゃいちゃしやがって…」
美樹も落ち着いた笑顔を取り戻した。
「そうね。きっと大丈夫よね」
かすみも、なにかを感じ、呟いた。
「みんな、がんばってるから元気にみえるんだ。
さて、とにかくいい人みつけないとね」
美樹は笑いながらかすみの耳を引っ張った。
「その前に、ここ、きれいに片付けてね。
あと…そのカップのお値段知ってる?
一脚しか買わなかったのはね、
そこにも理由があるのよ」
にっこりとした笑顔に、
かすみは引きつった笑顔を返すだけだった。
「僚…大丈夫だから…」
助手席に押し込まれ、香は抵抗した。
僚は黙って自分も乗り込み車を出した。
「僚…」
香はなおも語りかけたが、
僚はなにも応えなかった。
アパートに着くと、さっさと香を抱きあげ、
部屋に戻った。
「僚!」
無言のままベッドにおろされ、香は叫んだ。
549 名前:45。6 投稿日:02/08/21 14:45 ID:qXqkXYPc
「おまえが…」
やっと僚が口を開いたので
香が聞き取ろうとすると、
僚は香の上にのしかかり、そのまま抱き締めた。
「いや…」
なにか怒ったままで行為を始めようとする僚に、
香の声が震える。
僚は香の口唇を奪うと、容赦なく貪った。
香は震えながら、僚から逃げようともがく。
だが、身体は抱かれる期待をしていた。
つながっている間は、なにも考えなくていい。
そんなことを考えていた。
知らず自ら足を広げる。
しかし、僚はそのまま抱き締めるだけだった。
そして口唇を解放したあと、耳元に囁いた。
「おまえが、嫉妬深い女だっていうことは
知っていたが…
まさかカップにまでやきもちを焼くとは
思わなかったぞ」
「あ…」
香は赤く蒸気した顔を、さらに赤らめた。
「だって…」
僚は、そっぽを向く香の胸元を開いた。
そして、その胸元から首に向かい、
舌で嘗め上げた。
550 名前:45。7 投稿日:02/08/21 14:46 ID:qXqkXYPc
「…はぁう!」
香の細い悲鳴が喉から舌先に伝わる。
「あのカップは一回しかおれに使われなかった。
だが、香はずっとだ…いやがっても駄目だ。
おまえの心が落ちて粉々になろうとも、
絶対におれが拾い上げてやるから…」
「ん…」
香は僚を抱き寄せ、
ゆっくりと開いた足を絡めた。
僚はその、すでに濡れている布越しに、
指を這わせ、そしてその中に溺れていった。
(さて今回でこの話は終了です。お疲れ様でした〜。
さて、次を書かせていただけるならの3択です。1香、処女。2香、やったばかし。3香、円熟。レスよろしく)