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PLAYER:1
高畠 守弘 29才 私立桜ヶ丘女子高校世界史教師 独身
165cm  80kg

PLAYER:2
竹澤 梨絵 17才 私立桜ヶ丘女子高校2年 吹奏楽部所属
160cm  52kg
B:88 W:62 H:92

OPENING

「今日から、パパとママったら2人で伊豆へ旅行だって……1週間もよ。まったく、かわ
いい娘をひとり置いて、薄情だったらありゃしない」

 制服の短いスカートが、春の風にあおられてはためく。
 二人の少女が、たわいのない話をしながら桜の花びらが舞う通学路を行く。
「いいじゃない、はめをはずして遊びまくるチャンスよ。なーんて、梨絵はまじめだもん
ねえ、そんなことしないか」
 勝気そうなショートカットの少女が、夜遊びにでも誘おうとしているような目でもうひ
とりの少女を見る。
「別に真面目なわけじゃあ……普段は門限があるから、麻美みたいに夜に出歩いたりでき
ないだけよ」
 梨絵と呼ばれた長い髪の少女は、太目の眉をきゅっと寄せ、困ったような顔をした。
 艶のある髪が、梨絵が歩く動きにあわせて生き物のように揺れる。
「門限、ね。厳しいんだぁ、梨絵んちって」
 からかうような口調で言うと、麻美は軽く両手を上げて見せた。
 手を降ろすときに腕時計に目をやり、途端に慌てだして梨絵の肩を叩く。
「やだ、もうこんな時間っ。いこいこ、遅刻しちゃうっ」
「あん、待ってよ、麻美ぃ……きゃっ」
 走り出した麻美の背を追い、駆け出そうとしたところで足がもつれ、梨絵は小さく悲鳴
をあげて地面に手をついた。
 そこに、スッと手が差し伸べられた。
「……大丈夫か?」
 見上げると、お世辞にもかっこいいとはいえない、背は低いのに幅だけはある無表情な
男が梨絵を見下ろしていた。
「高畠先生……すいません」
 転んだ姿を見られたことが恥ずかしかったのか、梨絵は頬を赤らめて高畠から目を逸ら
しながらその手をつかんだ。
 立ち上がると、ぴょこんと小さく頭を下げ、梨絵は髪をなびかせて麻美の後を追ってい
く。
「待ってよ、麻美ったらぁ」

 その瑞々しい後ろ姿を見送りながら、高畠はいつまでも少女に触れた手をみつめていた。

BACK 梨絵side 月 高畠side 月

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