3月吉日
「伊角君!」
「・・・久しぶり、さん」
「プロ合格オメデトウ!!
うっわーすごくスーツ似合うね!」
「・・・」
「どうしたの?」
「いや、・・・
さん、髪伸びたせいかな、
その――きれいになったなぁって///」
「///あっありがとう・・・」
「ホントに・・・
あっ、その、
――向こうに行ってる間も手紙とかくれたおかげで、
随分心強かったよ」
「ゴメンネ〜なんかたくさん書きまくっちゃって;;;
でもそう言ってくれると嬉しいよ」
「けど今実際会ってみて、
・・・変な言い方だけど・・・
やっぱりどれだけさんがオレの支えになってくれたかって分かった」
「え・・・」
「帰国したら、一番にあったのはさん。
真っ先にプロ合格の報告をしたのも、さんなんだ」
「・・///」
「その・・好きなんだ、さんのことが」
「・・・」
スッ
「これ・・」
「高校のときにもらった碁石。
ずーっと私のお守りだった。
――いつも伊角君がついていてくれた」
「あ・・・」
「そしてこれからも私は持ちつづけるよ。
これが私の答え」
『これからも一緒にいようね』
end*
:::::::::::::::::::::あとがき:::::::
道しるべ続編のつもりなんで、
こっちを単品で読まれても意味不な個所があるでせう。
相手側からの告白っつーのが少なかったんで
今回は伊角氏に頑張ってもらいました。
(何気にヘタレだしネ)
誕生日過ぎてしまったんで代わりとしてプロ合格というか
ぶっちゃけアレです、認定式みたいなやつの時期の話。
話で「?」なところはそういうことだと解釈してくださいまし。