★フィクションで御座います★



そこのアナタ!!

伊角さんのファッションに疑問を持ったことは

あ〜りませんかっ?!


そんな全国津々浦々のお姉さんたちの要望に答えて

今日わたくし、

伊角慎一郎氏を


ヴィジュアル系に仕立て上げたいと思います!!









彼氏改造計画












昨晩、伊角宅に一本の電話。

「もしもし、伊角です」

「こんばんはーです!
夜分遅くに失礼しまーす」

「っ?!」

「なんでそんなに動揺するかなー」

「いや・・・その・・・
女の子から電話って、オレ初めてで・・・」

「(かっかわいい!)もー照れちゃって!」

「///――で、何?用件」

「あのさ、明日デートしないっ?」

「デッ、デートォッ?(上がり調子で)」

「そう!久しぶりに慎一郎がお休みとれるんだから
もったいないじゃん」

「確かに、明日はフリーだけど・・・」

「じゃぁ決まり!
10時に原宿駅前でね!!
待ってるよーんvv」

「あっ・・・」

ガチャッ

『ツーツー・・・』

「原宿・・・?!」




そんなこんなで

当日。





「オハヨー」

は10時5分前に着いたが
すでに伊角の姿あり。

その伊角の姿とは!!




オレンジのシャツ!!!(中に白Tあり)

ジーンズ!!!(スリム/折り返しあり)





「・・・」

や、やはりこうきたか、伊角氏。

は無言であったが、
内心、抱腹絶倒の勢いだった。

「やぁ。で、ドコ行こうか?」

「あっ・・・あのねっ
新しくできたショッピングモールがあるの!」

「へー」

「だからそこに付き合ってくれない?」

「もちろんいいよ」

「サンキュッ」

そういって、は伊角の手を握った。
顔を染めながらもちゃんと握り返してくれる。

大好き――







しかし…

周囲からの視線がイタイのもまた事実。

「(弱気になってちゃダメよ、
今日は、今日こそは
もっともっと慎一郎に
かっこよくなってもらうんだから!)」


改めて決意を固め、
意気揚々とそのカップルは歩いていった。









「着いたー!」

原宿駅から数分後、
『改装セール』
という垂れ幕がかかったビル。

「慎一郎、こっちこっち!」

急いでいってが手招きする。

と、そこは有名メンズものショップ「TAK●Q」。

「えっ?、自分の服見るんじゃないの?」

「今日はなんてったって、
メインは慎一郎よ!
名づけて『彼氏改造計画』ー!わーい♪」

ひとりはしゃぐを背に、
伊角は呆然としていた。

「・・・オレ?」

「そうv
前からそのファッション、
なんかイケてないなーって思ってたのよ」

「(グサッ)」

「だから、今日は私が選んであげる!
思い切ってこんなのとかどぉ?」

と、は派手な色使いの
アロハシャツを持ってきた。(ハイビスカス柄)

「オレンジよりこっちのほうが、イマドキよー」

「・・・オレに似合うかな・・・」

遠慮がちにいう伊角。
よっぽど普段はこういうものには無縁なのだろう。

「それと、サーフ系の感じでこんなハーフパンツとかv」

こちらは落ち着いたベージュ。
だが、ひざ丈の長さで、
勿論足が見える。

「でもって、サンダル履いて生足ーvなんてvv
さァ、試着!!」

言われるがままに試着室へ押し込まれる伊角。

「じゃぁ着てみてねv」

と極上天使スマイルで言われ、
しぶしぶ着替え始めた。




シャッ

「こんな、感じ・・・なのかな」


そこには、見事に変わり果てた姿。

・・・というか、どことなく(いやかなり)
例の楊海サンに似てる・・・(作者談)



「あ、いーじゃん、
なんか似合ってるかも!」

照れる伊角。


「じゃぁ、もうこれで…」

「はいっ
次はコレ試してみて!」

間髪いれず、は新たなコーディネートを
持ってきた。

おそらく伊角は
の着せ替え人形と化している。

「・・・」


「じゃぁまたね!」

シャッ


「・・・オレは一体・・・」



頑張れ、伊角!

負けるな、伊角!



終。






いや、嘘。(アホ)


続きますよー。


で、数分後。


シャッ


・・・
一体何のつもりだ・・・?」

カーテンのすき間から顔だけ出して
伊角は焦って言った。

容赦なくそのカーテンを引き開けて
眺めてみる。

「あ、気に入らなかった?
でもちゃんと着てるじゃん。
ふーん、こんな感じかぁ。
ちょっとアレかな、うん。
じゃ、次」

なんなんだ!

と突っ込みたくなる伊角であったが(その服はご想像してみてネ★)
またしても服と一緒に押し返された。


「はぁ・・・」

心中察します、伊角サン。

「まーこれで最後だから」

外からの声。

「とっとりあえず着てみるか・・・」




シャッ


「――どうかな・・・」

「わぁっ!」

カーキのVネックシャツに
茶のジャケット、ズボン。
全体的にシックな感じ・・・。

「あーやっぱり慎一郎はこういう
大人な感じのほうが似合うね!
スッゴクかっこいいよvvもう大好きっ!」


ボンッと一気に顔が赤くなった伊角。

「あ、ありがとう・・・」

かっこいい・・・
こんなこと言われたの、はじめてかも・・・

ダサかったオレよ、さらばっ!!


「オレも気に入ったよ、これ。
さすがだなっ」

「でしょーv
じゃぁお買い上げしますか?」

「あぁ。で、いくら?」

「えーっと、しめて6万といったところかな」

「ろっ6万???!!」


やってしまいました、伊角氏。
新初段時のスーツでさえ
某紳士服店閉店セールで2万弱で買ったというのに。

3倍・・・スーツが3着・・・

・・・オレやっぱりやめとく・・・」

ぼそっとそう告げた伊角の顔は
心なしか青ざめていたようだ。

「えーなんでよー
ここまで来て!」

「いや・・・高いな、と・・・」

「・・・ごっゴメン」

「・・・すまん」


かくして、
の彼氏改造計画は最後の最後で
未完成のまま幕を閉じた。


「でもさっ」

「?」

「私はどんな慎一郎でも大好きなんだからねっ!」

「///オレも・・・が好きだから・・・」


(だからもう振り回さないでくれ・・・)

と伊角心の声。



&伊角の奮闘はまだまだ続く・・・?





end*





:::::::::::::::あとがき::::::

はいっ!ギャグやってみました!
伊角さん振り回され役。(ご愁傷様)

いやー伊角ファッションは初登場時より
「???」って感じでしたネ!(ぉ
当初はおばチャンルックという名のとおり
見事に参ったものばかり!(和谷と並んでると明らか)
プロ試験後らへんからジーンズ系になって、
まぁある意味それが伊角さんを定義付けてると
思うのですが!

伊角サンは絶対シック系がよろしかと。
本誌の新初段時のスーツはかなりツボでした◎
えぇ、スーツ好きですとも!

次回はもうちょっとマトモにします・・・




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