CHAMPIONSHIP IN 2001 -QUALIFY-

Round9 ヨーロッパGP もう誰にも止められないのか!!
 ここニュルブルクリンク・サーキットはドイツにあり、シューマッハ兄弟、フレンツェン、ハイドフェルトの母国GPである。そして、BMWとメルセデスもここドイツが本拠地だ。そういった事からシューマッハ兄弟のバトル、BMWとメルセデスのエンジン対決にも興味が湧く。

 もうこの2人のバトルを止める事はかなわないのか?そう思わせるに十分な予選だった。

 実際予選が始まると、もう手がつけられない状態に…まずは午前中のフリー走行で調子が上がらなかったというマクラーレン勢が1分16秒台前半を出し、そしてラルフが一回目のアタック。そのアッタクですでに15秒を切るタイムを出し一人前を行く。続いて兄シューマッハがアタックするがわずかに及ばず第1ラウンドはラルフ優勢で終わる。

 第2ラウンドもラルフが先に仕掛ける。ウィリアムズの伸びは本当にすごいものがあると思った。それは画面からだけど、もの凄い威圧感を感じたからだ。今までも何度か「おぉっ!」って思った事はあったけど、それが威圧感だと意識したのは今日が初めて…結果、そのアタックも自分のタイムを更新してトップの位置をキープ。そして、もう一度兄が弟に挑む。シューマッハに対して感じた事はライン取りがやっぱりうまいという事。凄く滑らかにコース取りをしていると思った。最高速ではラルフに劣るが、この無駄のない走りでセクター毎にタイムを詰めていく。そしてコントロールラインを通過すると一人14秒台をマーク!!これでシューマッハが暫定ポールにつく。
 その頃マクラーレン勢はなかなかセットアップが決まらないようで、チームメイト同士で抜きつ抜かれつのバトルをしている。シューマッハ兄弟どころかモントーヤにまで前を行かれる始末。マクラーレンの予選での不調はなかなか抜けられないようである。

 そして3度目のラルフのアタックはトップに立てる程のタイムではなく、最終アタックではクルサードのコースオフにより(それだけが原因かは判らないが)結局は駄目になった。

 結果、ミハエル・シューマッハが通算39回目、今季7度目のPP獲得。そして2番手には弟ラルフ。以下モントーヤ、バリチェロ、クルサード、ハッキネン、トゥルーリ、フレンツェン、ライコネン、ハイドフェルト(以下略)。
 今季のマクラーレンはこの辺りが定位置になりつつあり、何とかしたいところだろう。そして今日のホンダ勢はインパクトがあまり無かった。どうも今年も去年のような結果に落ち着きそうな気がしてイヤだ…そろそろ上位を凌ぐ一発の速さを見せて欲しい。それに反して好調なのがザウバー勢。昨年のフェラーリエンジンを積んでいるとは言え、この位置をコンスタントに取ってくる二人のドライバーの素質は、やはり凄い物があると感じさせる。決勝にも期待がかかる。
 それにしても今季3度目となる兄弟フロントロー対決は一体どうなるのであろうか…そこが今回の目玉となる事は間違いない!!しかも、母国GPでのこの対決。地元の人にとっては最高のシチュエーションであろう!


Round10 フランスGP とうとうラルフがやった!!
 今年もフランスGPがやってきた。99年は雨による大荒れの予選。2000年はクルサードの中指事件。僕が見たフランスGPは何かが起こっている。今年は何が起こるか期待が膨らむ。

 予選が開始され、まずは母国GPとなるアレジがタイムアタック。なかなかいいかな〜なんて思って観ていたけど、コーナーで挙動を乱したりしていて危なっかしい。2度目のアタックでは派手にスピンをしてしまったし…母国GPの出足は良いとは言えない。頑張れアレジ!!

 上位陣ではラルフがいきなり今までのコースレコードを破ってトップに。その後ミハエルがラルフのタイムを100分の4上回りトップに立つ。またしても世界最速兄弟のポール争いが始まった!!
 その後はマクラーレン勢もトップに近いタイムを出すが、及ばず。そして、ラルフの2度目のアタック。各区間ごとにコンマ2秒ほどタイムを詰め、一気にコンマ6秒近く上回り1分12秒989という驚異的なタイムを叩き出し兄を逆転!!これを見たミハエルが2度目のアタックに入るが100分の7秒差で及ばない。あのタイムでラルフのPP確定かな…と思っていたが、まだ分からない。3度目のアタックで、ラルフよりも先に出たミハエルは途中までトップタイムを更新していたが結局コンマ1秒以上離されタイムアップならず。
 最後のミハエルのアタックは、セクター1でタイムを更新。セクター2で0.012秒遅れる。だが、「最終セクターではフェラーリの方が速い。これなら抜けるだろう」と思っていた。しかし、コントロールラインを通過した時のタイムは1分12秒999…わずか100分の1秒差である…最終セクターだけを見ると2人の走りの差はたったの1000分の2秒だ…次元の高い所での勝負だと分かる。

 そして、予選終了のチェッカーが振られ今季4度目となる兄弟フロントロウ独占。しかも今回はラルフが前。ラルフはF1参戦76戦目にして初のPPを獲得。しかも予選が行われた6月30日はラルフの誕生日。これほど嬉しい日はないだろう。
 さて今日の決勝の見所は、まずはスタート。ここ数戦シューマッハ兄弟の独壇場と化しているが他のチームのホールショットに期待したい。スタートでラルフがそのまま前に出るような事になれば、独走になる可能性は十分にある。もし、ミハエルが前に出た時はあの長いストレートでラルフを振り切る事が出来るか…の点に注目したい。今年のフランスGPは壮絶な兄弟バトルの戦場となる事だろう!!


Round11 イギリスGP これで復活なるか?
 ここイギリスGPが開催されるまでにいろいろな問題があった…はずなのに、何事もなかったかのように開催されている…ので良かった。しかし、衝撃的な噂が広がり周りを驚かせていた。「ハッキネン、今季限りの引退」というものだ。しかし、本人の口からきっぱり否定されたので、恐らく大丈夫であろう。

 そのハッキネンはここイギリスで絶好調。一回目こそシューマッハに差をつけられたが2回目のアタックでクルサードがシューマッハを超えた後、すぐにそのタイムを上回りトップに立つ。更にその直後にシューマッハもアタックをかけるがクルサードを抜いて2番手に上がるのが精一杯。3度目にハッキネンが自らのタイムを更新。クルサードもそれに続きマクラーレンの1、2状態。しかし、ここでシューマッハが渾身のアタックをかけ、苦手とされてきた最後のインフィールドセクションで差をつけトップタイムをマーク!!このままいけばこのサーキットでの自身初となるPP獲得になる。
 最後のアタックはみんな一斉にコース上に出るので、自分のポジションを確保するために、スピードを緩めたりして前との間隔を広げる。そしてシューマッハが最後のアタックを仕掛け、途中までいいタイムで来ていたがどこかで引っかかったらしくタイムアップは叶わない。そんな中、ハッキネンがシューマッハに遅れる事コンマ1秒で中間セクターを通過。そして最終セクターでタイムを上げ、コントロールラインを横切る。タイムは…なんと100分の8秒差で惜しくもPPを逃がした。
 これでシューマッハの今季8度目、シルバーストンでの初PPが確定したのだ。2番手にはここまで散々なシーズンを過ごして来た挙句、引退説まで囁かれてきたハッキネンが来た。今季2度目のライバルフロントロー対決という事になる。3番手クルサード、4番手トゥルーリ、5番手フレンツェン、6番手バリチェロ、7番手ライコネン(!)とここまでBS勢が独占する久しぶりの予選ともなった。ここ数戦、兄弟フロントロー対決が続いてきたが、どうやら今回のミシュランタイヤはあまりこのサーキットに合っていないらしく、ラルフは中段に埋もれてしまった。
 今回気になったのが地元チームの躍進だ。なかなか予選でいいパフォーマンスが出せなかったマクラーレンが2台揃ってPP争いに加われたのは、大きな進歩だと思う。今季ハッキネンがチャンピオンになる可能性はないと言っていいが、これでクルサードのこれからの働き次第では白熱したチャンピオン争いになるだろう。そしてもう1チーム、それはジョーダンだ。もともとトゥルーリはいつもいいポジションにいたが、今回はトップとの差もそれ程なく、トゥルーリ、フレンツェン共にバリチェロを食って4、5番手に来た。このスピードがあれば今回表彰台も夢ではないと思う。予選は良いが決勝で完走出来ない事が多かっただけに心配ではあるが、最後まで上位陣と争い続けて欲しい。


Round12 ドイツGP は…速い…速過ぎるぞウィリアムズ勢!!
 このGPはとんでもない幕開けとなった。なんとここを地元とするジョーダンのハインツ-ハラルド・フレンツェンが突然解雇されてしまったのだ!!彼は99年からジョーダンに加入し、そのシーズンで2勝を挙げ、チャンピオン争いに堂々加わっていた実力のあるドライバーだ。どうやら裏でいろいろ揉め事やらトヨタへの移籍話などあったようだ。詳しい事情は分からないが、来年、また彼の姿をGPで見れる事を願う。彼の代役は同チームのテストドライバーを務めていたリカルド・ゾンタだ。彼は今季第8戦カナダGPでもフレンツェンの代わりにドライブしている。

 さて、予選であるが…高速サーキットで速い事は予想済みだったがここまで速いとは正直驚いた…どこのチームかと言うと、それは今シーズン完全復活へ向け躍進しているウィリアムズBMWだ!!今年のBMWエンジンはとにかくパワーがあり、今シーズン最強と言われている。それはカナダGPを例に取れば一目瞭然!!他のチームとは明らかにウィングの角度が付いているのだ。要するに、ダウンフォースが他のチームより多く付けられる→コーナリングが安定する→パワーがあるからそれでも直線が速い→好タイムが頻発に出る…となるわけ。この超高速サーキット、ホッケンハイムリンクでも例外なくウィング角を他チームより大きくしていた。カナダでは惜しくもポールを逃したが今回は本当に誰も手が付けられないほどに速かった。

 まず上位陣で先に動いたのがクルサード。彼は午前中あまり走れなかったようだが、一発目から1分40秒を切る好タイムをマーク。その後ハッキネンが更新しトップタイムをマーク。しかし、その後方ではとんでもないタイムを刻みながら走るドライバーがいた。それはラルフ・シューマッハだ!!セクター2でクルサードのタイムを1秒以上上回るタイムで走行。そしてコントロールラインを通過する時には1分38秒台を叩き出し堂々のトップ!!その後ミハエルもタイムアタックするが及ばず…ラルフのチームメイトのモントーヤも38秒台の好タイムを出しラルフの後ろに付き、この時点でウィリアムズ勢の1−2状態。
 予選も大分進み、各ドライバーが自己ベストを出してくる。ハッキネンも例外ではなくタイムを更新してくるが38秒台に到達するのが精一杯…それはミハエルも一緒だった。そしてモントーヤのアタック。セクター1でラルフよりも速かったがセクター2で少し遅れた。そして最後のインフィールドセクションでタイムアップし、見事トップタイムをマーク!!これでモントーヤ、ラルフの順に入れ替わる。ラルフはその後すぐにアタックし、セクター2までトップタイムをマークしてきたが、前の車、数台に引っかかりタイムダウン。結局モントーヤを抜けなかった。
 最後のアタックに賭けたシューマッハ兄弟だが最終セクションで2台の車のクラッシュ、エンジンブロー等によりイエローフラッグが出てしまった。イエローが振られている区間でベストタイムをマークしてしまうと、そのアタックは取り消しになってしまう。よって二人ともタイムを更新する事が出来ず、なんとモントーヤがF1参戦12戦目にして初PPを獲得という偉業を成し遂げた!!
 地元のシューマッハ兄弟にしてみれば悔しい結果だろうが、同じく地元のBMWとしてはフロントロー独占という最高の結果が得られて喜んでいる事だろう。
 結局上位の順位はモントーヤ、ラルフ、ハッキネン、シューマッハ、クルサード、バリチェロの順。前戦の優勝で勢いが出たかハッキネンがシューマッハ、クルサードの前に立つ。
 正直言ってスタートで前に出てもパワーで優るBMWを抑えられるチームはないと思う。このGP、トラブルがない限り恐らくウィリアムズBMWの独壇場となるだろう。それともう一つ注目したいのがハッキネン。事実上チャンピオンになる可能性が0になったらクルサードのサポートをすると言っていたが果たしてどうなるのか…それはクルサードがハッキネンのすぐ後ろにいる事が最低条件ではあるが…今の状況から言ってハッキネンのサポートなしにクルサードのチャンピオンはないだろう。ここでもシューマッハが確実にクルサードより前でフィニッシュするような事になればいよいよ早い段階でのシューマッハの2冠が達成が濃厚となってくる。
 それとこのGPには大きな記録もかかっている。それはアラン・プロストの持つGP通算51勝という偉大な記録にシューマッハが挑むのである。現在シューマッハは50勝。次勝てばその記録に並ぶのだ。やはり地元でその記録を達成したいところだろう。
 さぁ、フェラーリ・シューマッハがウィリアムズ勢に打ち勝ち、記録達成出来るのか?決勝から目が離せない!!


Round13 ハンガリーGP チャンピオン街道まっしぐら!!
 さぁ、3週間ぶりのF1GPがやってきた!!このGPの見所はなんと言ってもシューマッハがこのGPでチャンピオンを決めるのか?と言う事であろう。もしシューマッハが優勝すれば文句なしでチャンピオンが決定するというシチュエーションだ。その為にも予選で是非ともPPを獲得しておきたいところであろう。
 そしてもう一つの注目点はドライバーを入れ替える形になったジョーダンとプロスト。ジョーダンにはプロストからジャン・アレジが、プロストにはジョーダンからH−H・フレンツェンが移籍。この二人が新天地でどのような仕事をするのか興味深い。

 さて、肝心の予選であるが、このハンガロリンク・サーキットは超低速コースである。ここ数戦のハイスピードサーキットで活躍してきたウィリアムズ勢が苦戦するものと思わる。逆にフェラーリ、マクラーレンには向いているサーキットだ。
 まず、下位チームが徐々にペースを上げる中、ライコネンが1分16秒台のなかなかのタイムを出す。その後、だんだんと上位陣がタイムを上げていき、この日のフリー走行でトップタイムをマークしたクルサードが一回目のタイムアタック。しかし、今回プロストに移籍したばかりのフレンツェンがクルサードをブロックする形となり、タイムアタック失敗。ラルフ、トゥルーリ、ハッキネンとトップタイムを更新していき、いよいよシューマッハの登場。この時点でのトップタイムは1分15秒台の前半だったが、シューマッハはセクター1からトップタイムを更新していき、コントロールラインを通過する頃にはなんとコンマ8秒もトップタイムを更新し1分14秒3を叩き出した!!そして、そのすぐ後ろからバリチェロもやってきて、これまた14秒台後半で2番手のタイム。1回目のアタックでフェラーリが1−2を占めた。
 そして、先ほどアタックに失敗したクルサードが2回目のアタック。ここでバリチェロを抜いて2番手に上がる、が、シューマッハの2度目のアタックは自らのタイムをセクター1から更新していき、あわや13秒台突入かという1分14秒0!!これでPPを確信したシューマッハはセッション終了を待たずしてマシンを降りた。
 結局PPシューマッハ、2番手クルサードの何としても負けられない二人のフロントロー対決という結果に終わった。

 今回の予選は後半になればなるほどタイムが上がるのではなく、なかなかタイム更新が難しかったようだ。どうも最終セクターに難があったようで、途中まで更新していても最終セクターで大幅に遅れるシーンが多かった。それに、アタックを開始するドライバーとコースインするドライバーの交錯などが多く、アタックを無駄にしたドライバーも多かった。やはり低速コースだけに曲りくねった部分が多いので避けるのにも一苦労するのだろう。そういう意味でシューマッハはベストな時にアタックしたのかもしれない。誰にも邪魔されなかったし、実質1回のアタックでPPを獲得したようなもので、しかも2回目もタイムを更新し地位を浮動のものとし、2度のアタックで予選を終えたのだから…
 こういう低速コースでは抜き所が少ないだけにスタートが重要だ。特にクルサードは負けを許されない状況だけにスタートダッシュに全神経を集中させるだろう。ラルフにしてもまだ可能性が残されているだけに結果が求められる。しかし、シューマッハの圧倒的優位は変わらず、アクシデントやトラブルがない限りはシューマッハが勝つであろう。なぜなら予選で2番手クルサードにコンマ8秒もの大差をつけるタイムを出したのだから。


Round14 ベルギーGP 怪童・ベルギーで大暴れ!!
 今回は非常に残念な予選になってしまった。何故ならセッション前に雨が降ってしまったからだ。あの名物コーナーのオールージュを全速で駆け抜けるマシンを見れないのは非常に残念だ。それに午前と午後の2回あるフリー走行も1回に削られしまったようだし、現地で観戦していた人達は少し可愛そうに思った。

 さて肝心の内容だが、最初にミナルディのマルケスがアタックしたがマシンが全然決まっていないのが明らかだった。コーナー1つ1つでフラフラしていてまったく走れる状況ではなかった。次にハイドフェルド、アーバインとアタックしていくが2分を切れない。ドライの状況ではウィリアムズの2台が1分47秒台を叩き出したらしいから、相当遅いペースだ。水しぶきも相当だったし、かなり慎重にならざるを得なかったのだろう。
 そんな中、上位の先陣を切ったのがハッキネン。それでも1回で2分は切れず、次のアタックで2分を切った。徐々に上位陣が顔を出しタイムを上げていくが、前戦でチャンピオンを決めたシューマッハはやはり雨の走りは見事だった。1人だけ1分57秒台に突入。続いて56秒台までタイムを上げた。
 しかし、多くのマシンが通った後に走行ラインが出来、徐々にペースが上がっていくのを見て、予選の終盤からドライタイヤを履くマシンが見え始めた。そして、ここからがコロンビアの怪童・モントーヤの舞台となった。まずはモントーヤがトップに立ち、すぐに同僚のラルフがトップへ。そして、そのままアタックを続けたモントーヤが大幅にタイムを更新し今期2度目のPPを獲得したのだ!!あっという間の逆転PPだった。これにはシューマッハもお手上げで、とても太刀打ち出来なかった。ウェットでは少し攻めあぐねていたウィリアムズ勢だったが、コースコンディションがよくなった途端にあのタイムを叩き出すとは、やはり高速サーキットの強さは健在だ。
 結局PPモントーヤ、ラルフ、ミハエル、フレンツェン!!!、バリチェロ、ビルヌーブ!!、ハッキネンと続いた。他にも8位にフィジケラが来たり、9位にクルサードが陥落したり、まさに波乱の予選だった。とくにフレンツェンが4位にきたのには本当に驚いた。ビルヌーブの6位もこの位置からのスタートであれば実力による表彰台も見えるだけに、今までのホンダ勢のような結末にだけはならないで欲しい。
 さて、レースの予想だが、完全ドライであれば先のドイツGPのようにウィリアムズ勢の独走になる事は必至だろう。ウェット、あるいはドライからウェット、となるとBSのウェット性能により五分五分、あるいはBS勢がMI勢を蹴散らすかもしれない。やはり独走のレースではいまいちなので、スパウェザーに期待したいところだ。ただ、コロコロ天候が変わるとフェラーリはちょっとミスを犯す可能性が高いのでそこも注目するところかもしれない。
 とにかく、チャンピオンが決まってしまい、事実上の消化試合になってしまったわけだが、その消化試合をいかに盛り上げるかに期待しよう。幸い2位争いは熾烈なので、今後はシューマッハの最多勝利数の更新と、2位争いに注目すると面白いかもしれない。


Round15 イタリアGP モントーヤ、超高速サーキットはお手のもの!!
 アメリカのあの大事件の影響から開催が危ぶまれていたイタリアGPだが、何とか無事、開催する事が出来た。このサーキットは高速サーキット。高速サーキットと言えばウィリアムズ。そこまで言われるほど今季躍進したわけだが、ここにフェラーリ、マクラーレンがどう絡むかに注目が集まる。ちなみに、今回フェラーリのシャシーにはスポンサーのロゴはなく、真紅のマシンに黒いノーズというスタイルに変更している。

 今回の予選はフェラーリとウィリアムズしか映ってないと言ってもいいほど偏った編成となっていたので、両チームの動きが中心となる。まずはラルフがターゲットタイムとなる1分23秒中盤を出す。次いでモントーヤが早速タイム更新。更にそのタイムをシューマッハが更新し、1回目のアタックを終了する。モントーヤは他のドライバーに比べて少しダウンフォースが多目のようだ。
 2回目のアタックでモントーヤがタイムをまた更新。シューマッハもそれに迫る勢いで走行するが、結局追いつけなかった。セクター1,3ではタイムを稼げるが、セクター2でダウンフォースの多いモントーヤに置いていかれる感がある。バリチェロは少してこずっているような感じを受けた。
 3度目のアタック。ここでもモントーヤがタイムを上げる。モントーヤはアタックする度にタイムを更新するという理想的な予選展開を演じている。しかもそれぞれコンマ2くらいずつ更新していくので他のドライバーがなかなか追いつけない。それはシューマッハにもラルフにも言える事だった。しかし、ここでバリチェロがシューマッハを上回るタイムを出し、2番手に飛び込む。そしてシューマッハの3回目のアタックではモントーヤどころか、バリチェロにも追いつけなかった。ラルフも一回一回タイムを更新してはいるがトゥルーリを抜いて4番手に食い込むのがやっとだった。
 ここで最終アタックを前にしてハッキネンがクラッシュ!!赤旗中断となってしまう。ハッキネンはアタック終了後の走行だったのにコースを飛び出しクラッシュしてしまった。来季の休養宣言から集中力が切れたという事でなければいいが…
 しばらくして、予選が再開され、各車一斉にコースへ出る。しかし、コース上の渋滞から各車タイムを更新できない。バリチェロは最後のアタックで1コーナーのブレーキングをギリギリまで我慢したが堪え切れずコースオフ。シューマッハもギリギリまで我慢したが、セクター2の中速コーナーで少し膨らんでしまい遅れてしまう。ラルフもいいタイムは出せたが4番手どまり。モントーヤは混雑の中でも3回目のタイムから100分の数秒の差で更新できないほどの走り。クリアであれば更新できたかもしれなかった。
 結局、予選はこのまま終わり、モントーヤが2戦連続、今季3度目のPPを獲得した。以下バリチェロ、シューマッハ、ラルフ、トゥルーリ、クルサード、ハッキネン・・・と続いた。

 やはりウィリアムズの高速サーキットでの強さがありありと見える予選だった。そしてモントーヤの安定した走行も輝いていた。最近のモントーヤのパフォーマンスはラルフを上回っているように見える。優勝こそまだないが、今年デビューでありながらPPを3回、勝てるレースも幾つもあった。ただ、マシンが音を上げたり追突されたりといったツキのなさがあった。今度こそ勝てるような気がするが結果はどうなるだろうか…
 それにしてもまたしてもマクラーレンが全然上位に絡んでこなかった。去年までは高速サーキットではマクラーレンに分があったはずなのに、今回の予選では中盤争いをしている程度の走りだった。もう来季のマシンに力を注いでいるのだろうか?
 そしてホンダ勢の不甲斐なさも目に付いた。ホンダのエンジンが悪いとは思わない。なぜならトゥルーリがしっかりと5番手を得たし、アレジが最高速の約360km/hを叩き出したからだ。それなのに他の3人、15番手ビルヌーブ、16番手アレジ、17番手パニス…昨年はここで4番手を得た速さを見せたのに、ここまで低迷するとはマシンが進歩してないのではなかろうか?あれだけ後方にいたベネトンやジャガーに先を行かれるようでは話にならない。特にBARはいつもジョーダンに先を行かれている。このままでは再来年以降はホンダがジョーダン一本に絞ってしまうかもしれない。そうならない為にもホンダエンジンを完全に生かせるマシンを造ってもらいたいものだ。折角ホンダのエンジニアと共同開発しているのだから…

 さて、決勝の予想は、モントーヤに勝っては貰いたいが、恐らくフェラーリが勝つのではないかと思う。タイヤの性能から序盤でウィリアムズが出遅れ、ピット戦略でフェラーリが制す。場合によっては、そのウィナーはバリチェロであるかもしれない。しかし、やはりモントーヤに勝って貰いたいのが本音だ。





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