| Scuderia Ferrari Marlboro |
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PRE-TEST 2000、2001年と2年連続でダブルタイトルを獲得したフェラーリは、マクラーレンのミカ・ハッキネンという最大のライバルが1年間の休養を宣言をした事により、おそらく3年連続のダブルタイトルは獲得できるのではないだろうか? しかし、2002年のフェラーリはヨーロッパラウンドまでは昨年型のマシンF2001で参戦するとの事。これは今年のマシンに欠陥が見つかり、その信頼性を確保するのにそれだけ時間がかかるという事らしい。だが、スピードではウィリアムズ勢に押される場面があったとは言え、その信頼性や全体的バランスは非常に優れていたので、昨年型のマシンと言えど、さほど問題はないと思われる。それと、噂では画期的なエンジンを製作中という事で楽しみである反面、不安がある。そのエンジンにしっかりとした信頼性が確保されればよいが、そうでなかった場合は苦しい展開になるだろう。 ドライバー面で見ると、当然シューマッハが中心となってチームは動くはずで、バリチェロは今年も目立たぬ存在となる可能性は高い。契約も2002年までとなっているので、今年の序盤で実力を見せないと来季の契約更新はないだろう。アーバインの時と違って初めから勝てるマシンに乗っているのだから、昨年のように0勝というのは許されない…とにかくバリチェロの正念場と言ってもいいシーズンとなる事は間違いない。 僕の予想は2002年もフェラーリがタイトルを取ると予想するが、それはニューマシンの信頼性に大きく左右されるだろう…(当然だけど)それと、マクラーレンがミシュランタイヤにスイッチした事も大きい。これで完全にフェラーリ中心に開発が進められるからだ。まぁ、この予想は妥当な線だと思います。 |
| West McLaren Mercedes |
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PRE-TEST 昨シーズンは散々な結果に終わったマクラーレン。特に酷かったのが昨年から解禁された電子制御システムのエラー。スタートすら出来なかった事があまりにも多く、マシンそのものの信頼性も低かった。今年は当然その辺を徹底的に改良してくるはずだが、ここ数年開幕での出遅れが響いていている為、開幕から信頼性が確保できている事が必須条件となってくる。しかし、昨シーズン途中にマシンデザイナーのエイドリアン・ニューエイの離脱未遂騒動などもありチーム内の状態に一抹の不安が… エンジンはメルセデスとしてもBMWに先を越されては同じドイツの企業としても面目が立たないだろうから、躍起になって開発をするだろう。もう一度、速いマクラーレンに戻れるかどうかの大きな鍵となる(昨年はマシンのバランスそのものも悪かったが…) しかし、一番の問題はドライバー面かもしれない。ハッキネンが休養宣言してしまった為、戦力ダウンは必至。クルサードは不運が重なった事もあるが、シーズンを通して快調を維持できない事が多く、チャンピオンになるにはまだ足りないものがあるような気がする。それでもシューマッハのライバルの筆頭である事に変わりないはずだが。ライコネンは昨年からデビューした才能のあるドライバーだけど、たった1年しか走っていない為その実力はまだ未知数。長期的に育成する気があるのなら良いが、そうでなければすぐに結果を求めるのは荷が重過ぎる気もする。 僕の予想では、マクラーレンはシーズン3位で終わると思われる。昨年のウィリアムズはあれだけリタイアしたにも関わらず最後まで2位争いをしてきた。今年は信頼性をつけてくるだろうし、2人のドライバーも優れている。それに今年からタイヤをBSからミシュランに替えるわけだが、ミシュランはウィリアムズとトヨタを中心チームに開発をすると以前言っていたし(大分前…)、昨年のウィリアムズの躍進を考えてもマクラーレンにそれほど重点を置くとも思えない。ドライバー面でもパワー面でもタイヤ面でさえもちょっとウィリアムズに劣る気がするので3位かな?と予想した。マクラーレンの今年一番の楽しみは「クルサードvsライコネン」のチームメイト同士の対決かもしれない… |
| BMW.WilliamsF1 TEAM |
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PRE-TEST 今年のウィリアムズはフェラーリの最大のライバルとなると思われる。昨年のエンジンパワーはどのチームにも負けず、特に高速サーキットでは敵無しだった。しかし、信頼性不足や不運も多く、勝てるレースをいくつも落とした。仮に昨年、フェラーリ並みの信頼性があったなら間違いなくチャンピオン争いに顔を出していたはずである。今年はあのパワーに更に上乗せし、信頼性も向上してくるはずである。シャシーは見栄えの悪いパーツをつける必要もなく安定したダウンフォースが得られる優れた物を作るチームなので、特に問題はないだろう。課題は低速コースでもトップに食い込めるかどうかだろう。この課題を克服できれば、もしかしたらもしかするかもしれない…ただ、フェラーリと違ってチームオーダー等は出さないだろうからチャンピオンシップ争いは不利になるかもしれない。 ドライバー面を見ると、ラルフ、モントーヤともに速いドライバーであるので申し分ない。昨年のはじめは不仲が報道される事もしばしばあったが、途中からそのような話もなくなり、いがみ合いもきっと起こらないだろう。ただ、僕は昨シーズン序盤からミハエルに勝負を挑み、後半からめきめきと頭角を現したモントーヤがミハエルの最大のライバルとなると予想する。あまりにも無茶な運転をする場面も多かったが、あの気の強さは何かをやってくれそうな気がしてならない。ラルフも速いのだが、やっぱりモントーヤほど闘争心のようなものが感じられないので、今年はバリチェロ、クルサードあたりとポイント争いを演じるのではないかと思われる。 コンストラクターズ・ランキングは1位に近い2位になると予想する。上にも書いた通り、信頼性と二人のドライバーが機能すれば、かなりの高得点を挙げると思われるからだ。今年一番の台風の目となるのは、間違いなくこのウィリアムズであろう。 |
| SAUBER PETRONAS |
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PRE-TEST 昨年、大躍進を遂げたザウバー。毎年シーズン途中で開発が止まると言われていたチームが、昨年は序盤から力を見せ、開発も順調、シーズンを通して好調をキープした。1年型落ちのフェラーリエンジンと言えど、これが大きな意味を持っている事は確かだ。今年もフェラーリのエンジンを積み、この開発ペースを維持、あるいはアップする事が出来れば、良い成績を残せるだろう。 しかし、昨年下位カテゴリーから見つけ出してきたライコネンをマクラーレンに奪われたのは痛いだろう。本当は時間をかけて育てたかったろうに…しかし、今年はまたもやフェリペ・マッサという若手の新人を引き抜いてきた。最近は経験の少ないドライバーを引っこ抜く事が多いが、もしマッサも素晴らしい活躍をすれば、また上位チームから奪われるかもしれない… それと最も可愛そうなのがハイドフェルドだ。本来マクラーレンに乗るのはマクラーレンの秘蔵っ子として走っていたハイドフェルドのはずだった。しかし、今年デビューして、あまりにも印象的だったライコネンに先を越されてしまったのだ。当然ショックだっただろうが、チャンピオンエンジンを積んだマシンでライコネンを見返す活躍を期待したいし、その実力は十分にあると思う。チームの開発が止まらない限り、今シーズンもザウバーも注目のチームとなるだろう。 コンストラクターズランキングは中段争いが激化する事が予想されるので、4〜7位の間を行き来すると思われる。結果的に6位で終了するような気がする… |
| BENSON&HEDGES JODAN HONDA |
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PRE-TEST 99年に無限ホンダエンジンを搭載して大活躍をしたジョーダン。2000年、2001年と活躍を期待されながらいまいちパッとしなかった。シャシーは信頼性、安定性ともにあまり高くなく、予選では速いがレースで駄目という状態だった。それに、ホンダエンジンも活躍するだけのパワーがなかった。昨年は途中でシーズンを捨てて、今年のエンジンを1から開発してきたホンダに言い訳は出来ない。今年こそはホンダエンジンの活躍が見れるだろう。シャシー的に言えば、昨年予選で見せたパフォーマンスをなんとかレースでも維持できるようになれば上位進出も望めるのだが… ドライバーはフィジケラと待望の日本人ドライバーの佐藤琢磨。フィジケラはどんなに困難な状況でも屈しないタフなドライバーで、ポイント圏内を粘り強くコンスタントに走るだろう。ここのところ毎年表彰台に上がっているし、今年は初優勝も期待できる、、、かも?琢磨はこのフィジケラにしばしば勝つ事が出来れば周囲に実力をかなりアピールできる。今年は数ポイント獲得して終わるだろうが、とにかくフィジケラと同等以上の実力がある事を証明してくれるだろう。 ただ、チームは現在資金難で開発がしっかり出来るか不安が残る。シャシーがダメでもパワーで何とかなるような甘い世界ではないかもしれないが、ホンダのエンジンに期待するしかない。 チームのランキングはザウバーと同じく中堅を維持するだろう。本来速いマシンを作れるチームのはずで、それを期待して4位でシーズンを終えると予想する。とにかく琢磨の活躍が楽しみだ。 |
| LUCKYSTRIKE BAR HONDA |
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PRE-TEST チーム発足以来4年目を迎える今年は躍進の年となるだろうか?僕の予想では"NO"だ…BARはすでに新車発表をしているが、どうも速そうに見えない。見た目が昨年のマシンと大差ないからだ。チームは「KEEP CONCEPT」を掲げて開発をしているようだが、いい加減そのCONCEPTが間違っている事に気付かないものだろうか…エンジンが必ずしも良くなかったとは言え、マシンそのものが駄目だった事は誰が見ても明らかだったのだから、こういう時こそ「革新」しなくてはならないのではなかろうか? エンジンはジョーダンのところでも書いた通り、完全ニューバージョンのホンダエンジンが出来上がるので、きっと良い方向に向かうだろう。 ドライバーはビルヌーブにパニス。ビルヌーブは速いのだろうけど、先日の親友クレイグ・ポロックの突然の辞任にショックを受けているようで、「モチベーションが下がっている」だの「シーズン途中でチーム離脱か?」などの悪い噂が絶えない。本人はしっかり走ると言っているようだが微妙である…マシンが速ければ元気も出るだろうが、もしそうでなかったら目も当てられない状況になるだろう。 とりあえずニューマシンを見た時点でなんだかガッカリしてしまったし、第一印象が「ダサい…遅そう…」ってな具合だったので、ランキングは9位ぐらいまで後退する気がしてならない… |
| MILDSEVEN RENAULTsport |
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PRE-TEST 今年からベネトン改めルノーと名称を改めるルノー。革新的な超広角バンクを持つエンジンは昨年のベネトンから搭載されていたが、信頼性と速さを確保するのに多くの時間がかかった。しかし、シーズン終盤になるとマクラーレンをもってしても簡単に抜かせないほどの実力をつけてきた。今年は更に力をつけて登場してくる事が予想され、結構波乱を起こしそうな気がする。それでもトップ争いをするにはもう少し時間がかかるだろう。しかし、90年代を席巻したルノーだけに侮れない。 ドライバーはトゥルーリとバトン。昨年はジョーダンで一発の速さはアピールできたが決勝で力を発揮できなかったトゥルーリが大活躍する気がする。フィジケラとどちらが先に初勝利をあげるかも楽しみだ。僕はどちらかが今年中に勝つと予想というか期待しているのだが…それとバトンは昨年で一気に株を落とした。もう一度実力をアピールするためにもトゥルーリと遜色ない活躍をしないと次の道は険しいものとなるかもしれない。後ろにはアロンソが控えているのだから… しかし、チーム内でちょっとゴタゴタがあるようだが、その辺がチームの士気に影響を及ぼすような事がなければエンジン、シャシー、ドライバーともに結構な力があるので上位に顔を出す事もあるだろう。ランキングはズバリ5位と見た!! |
| JAGUAR RACING |
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PRE-TEST 2000年、2001年といまいちパッとしないシーズンを終えたジャガー。99年にスチュワートがあれだけ活躍したというのに、スタッフを大幅に入れ替え、トップの人間を幾度となくとっかえひっかえした結果だ…最近になってようやくまとまりを見せたようだけど、今年もそれほど活躍できないかもしれない。フォードもドブに金を捨てるような事は当然したくないはずで、今年こそは何とかしようとするかもしれない。しかし、上層部ではいまいち乗り気じゃないような雰囲気もあるようで、今後どうなるか見通しがつかない…とにかくラウダがいかにチームをまとめるかにかかっている。それが出来なければ期待は出来ない。 ドライバーも最年長となってしまったアーバインとデ・ラ・ロサ。個人的にアーバインは好きなんだけど、最近は車を走らせるより"口"の方が速くてね…今年もまともな車にならなければアーバインもそろそろ引き際を考えるかもしれない。デ・ラ・ロサもたまに良い走りはするが大きな期待は出来ない。総合的に見てBARと良い勝負かと思われるが、何気にエンジン供給先のアロウズにやられてシリーズ8位で終わると予想する。ただ、マシンのパフォーマンスは意外とアップするような気がする。 |
| PROST GRAND PRIX |
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PRE-TEST プロストはもう予想しようにも出来ない…なにしろチームが出走できるかどうかすら分からない状況だからだ。その為ドライバーも未決定。フレンツェンは出来るならプロストで走りたいと言っているようだが、どうなるだろうか… 仮に出走できたとして予想を立てると、まずエンジンはザウバーと同じ1年型落ちのフェラーリエンジンになるのだろうが、結局は資金難でまともなマシン開発もままならず、低迷を続けていくと思われる。昨年はアレジの頑張りもあってポイントを取れたが今年はまた最下位に転落してしまうだろう。 しかし、折角最大12チームの枠が埋まったのだから、なんとしてもプロストには出走してもらいたい。それと、例えそんなに速くなかったとしても、昨年のように信頼性は高いマシンを作ってもらいたい。そうすれば入賞のチャンスだって生まれるわけだから。もう一つの予想として、僕は今年プロストは出走すると予想する!!フレンツェンが乗るのならポイントも取るかもしれない。 |
| ARROWS COSWORTH |
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PRE-TEST 2000年はスーパーテックエンジンを積んで周囲を驚かせる速さを見せ、昨年はアジアテックエンジンを積み、それなりの走りは見せたもののまた低迷してしまった。しかし、今年はジャガーと同じコスワースエンジン(数戦落ちかもしれないが…)を搭載し、一気に化けると見た。デザイナーが変わってしまったからどうなるか分からないが、それなりのシャシーを用意できればジャガーより速くなるかもしれない。ジャガーと切磋琢磨してお互い速くなればシーズンも面白くなるのだが… ドライバーは現在も流動的で誰が乗るか決まっていないが、今年のアロウズはちょっと注目してみたい。ランキングも2000年並みにあがり、7位かなぁと思っている。 |
| KL MINALDI ASIATECH |
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PRE-TEST 昨年からオーナーが変わったミナルディ。相変わらずの資金難だが、着々と金は集まりつつありクアラルンプールからの資金援助を得た。これに伴いマレーシア人のユーンはシートを得る事になるのだろうが、いくらなんでも遅すぎる…F1に慣れてないから遅いとかそういう問題ではなく、どう考えても遅すぎるのだ。別にFニッポンでも大した活躍をしたわけでもないし…まぁ、予選は通過したのだからチームとしても問題はないのかもしれないが。 まず、今年のミナルディの大きな違いはようやく新エンジンを手に入れる事が出来た事。ここ数年、ずっと98年のコスワースエンジンを乗っけて走っていたのだが、それでも何とかなっていたのはデザイナーのブルナーのマシンが良かったからだ。しかし、エンジンを得る事が出来たのに肝心のブルナーはトヨタへ行ってしまった…昨年のマシンそのままでもいいからバランスの良いマシンが用意できればポイント獲得も夢ではないと思う。 ただ、その為にはちゃんとしたドライバーが欲しい。そのドライバーが得られれば弱小チーム脱出も可能かもしれない。 しかし、ランキングは11位がやっとだろう。アジアテックエンジンが長期的に供給、開発されれば来年、再来年と成長していくかもしれない。 |
| Panasonic TOYOTA Racing |
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PRE-TEST 今年から正式参戦する事になったトヨタ。トヨタの新車発表会も既に行われたのだが、そのマシンの第一印象は「カッコいい、、、そしてスマート」だった。まずこのマシンを見た瞬間、BARと違って速そうな印象を受けた。カラーリングもいいしね。それとデザイナーがブルナーって事もある。とにかくシンプルなんだけど、かえってそのシンプルさが期待感を持たせる。マシンを見る限り、初年からやってくれそうな予感は沸いてきた。 ただ、問題はドライバーだ。サロは99年にシューマッハの変わりにフェラーリに乗ってその速さをアピールしたが、それは高速サーキットでの話。テクニカルサーキットはちょっと苦手っぽい。マクニッシュは全然未知数。テストではそれなりのタイムを出しているようだけど、どちらのドライバーにも不安は残る。 それにシャシーは確かに速そうだけど、昨年終盤に鈴鹿でテストをしていたが、アタックしているわけじゃないとは言え37秒台。本気でアタックしても2秒詰められるかといったら簡単ではないでしょう。そういった事からもエンジンパワーはまだまだ足りないと見える。信頼性も大分上がってるだろうけど、トラブルは多発すると思われる。トヨタの人達が言うように「今年は勉強の年」と割り切って、あわよくばポイント獲得ってな感じで活動するでしょう。 といった事から、ランキングは10位と予想。でも、終盤には相当攻めてくるかもしれないね。そうなれば面白いけれど、日本の企業なのにほとんど外人が主要メンバーだからホンダほど応援したいなぁという気にはなれない(私情ですが…) |