「あ、貴方が悟浄さんですか?」 扉を開け、にっこりと微笑むこのお方… 皆さんもよくご存知の天然総受キャラ・八戒さんでございます。 「急だったのに…こんなにすぐ来て頂いて嬉しいです」 微かに俯き、ほんのり頬を染め照れ笑いを浮かべる。 流石、天然総受キャラ…出会い頭に相手の鬼畜化に成功。 …と、言う訳でまだ間取りも知らぬ(筈の)悟浄は早々に八戒を抱きかかえ、寝室へと運び込むに至りました。 それはちょうど1ヶ月程前…… とある小学校の前でお子様達と戯れながら、帰宅する儚げで美しい男性を発見。 極々自然な流れで後を追い、まず家を突き止めました。 そこで1人暮らしである事を知り、恋する男悟浄はある作戦にでます。 まず、小学校校長(65歳:女性)をゲット。 八戒への雑務を倍以上に増やし、残業の日々を過ごさせます。 毎日毎日疲れ果てて帰宅する八戒を「可哀想に…」と見送る生活を続け先日、玄関前の電柱に広告を貼り付けました。 『家政夫兼メイド派遣します。家事・炊事全般なんでもござれ。』 翌日、早速張り紙に目をとめた八戒さん。 じっと紙を眺めるその姿さえ愛らしい。これはもう犯罪です。 「おはよ〜ご主人様vv」 「………おはようございます………」 晴れやかな笑みを浮かべるメイドさんとげっそりとしたご主人様。 何があったのかは聞かないであげて下さい。 後ほど同じような事が起こりますから(コラコラ) 「はい。朝ごはんvv」 「……あの悟浄さん…」 「ご・じょ・うv」 「………悟浄………」 朝からハートマーク飛び交う悟浄さんは幸福を噛み締めていました。 そりゃあ、昨日の晩はあんな事やこんな事を堪能したのですから口元も綻んで当然です。 「で、なぁに?ご主人様v」 コトンとテーブルの上に朝食を置く。 てっきりパンとかだろう…と、予測していたご主人様の想像を裏切り、『日本の朝』といった風合いの朝食達。 ご主人様は当然料理もお得意…だからこそ、悟浄の腕前に驚きました。 悟浄さん…小さい頃から母の愛情に恵まれず(涙)自分のものは自分で、という生活を過ごしてまいりました。 その為料理も自分のものから、優しいお兄様の分までvv と、言う訳で家事は得意分野なのでした。 「え、あっ……いや、そのぉ…」 「ん?」 「家政夫…っていうのはわかるんですが……あの貼り紙にあった『兼メイド』っていうのは、どういう意味なんでしょうか?」 箸を握りしめ、上目遣いに問い掛けるご主人様。 もうっ、それが犯罪なんですって!!(作者談) 「家政夫っていうのはこういうお仕事vメイドっていうのは夜、1人寂しく眠るご主人様のお供をするお仕事vv」 あ〜んvと、口元に料理を運ぶ家政夫(今)さんを必死にかわし 「ぼ、僕…最近忙しくて片付けとかご飯とかが出来なかったんで…そこだけ面倒みてもらえれば結構です!!!!」 精一杯『ご主人様』の顔をして、言い放つ。 「は〜〜〜〜いvvご主人様vv」 満面の笑みを浮かべる家政夫の口端が、不敵にあがった事にご主人様が気付く事はありませんでした。 「え?……もうですか???」 怪しげな家政夫兼メイドさんを雇った翌日、何故か急に担任を下ろされ、溢れんばかりだった雑用も皆無になり帰宅を言い渡された。 首を捻りながら帰宅した八戒を待ち構えるように、玄関には悟浄のお出迎えが… 「おかえりなさいvお風呂にする?ご飯にする?それとも《ピーーー》??←(規制)」 「……………………」 頭を抱え込んだご主人様。 昨晩の疲れか学校での疲れか…失った意識が、正常に起動し出した頃には何故か自室のベッドの上にいました。 その隣(上?)には、皆様の予想通り悟浄さんが…… 「あっ…んぅ……やめっ…」 「可愛いv…ココも気持ちいい?」 上着を捲り、覗いた愛らしい突起を指で嬲るとこれまた愛らしい声があがります。貪欲な悟浄は、更に愛撫を繰り返しその声を堪能します。 「やめてっ!!」 力の入らない身体で、必死に悟浄を撥ね退ける。 「僕…忙しくなくなったんで……もう家政夫、結構です!!」 ぜぇぜぇと息をつき、言い切った八戒さん。 けれど、なぜか悟浄は笑顔でその言葉を聞いています。 「あの……?」 「って事はぁ……これからは『メイド』一筋でいいんだな??じゃ、遠慮なくvv」 「え!?そういう意味じゃ……んぁっ、あんっ…」 正式にメイド・悟浄誕生(オメデトウ) と、言う訳で夜のお供だった彼は、昼夜問わずお供する決意を固めました。その決意表明ともとれるその晩の様子です↓(一応隠してみたり…) 「あっ…そんなトコ…や、です…」 「ウソばっかvほら、もうこんなになってる…」 耐えるご主人様から溢れる雫を掬い取り、昨晩覚えてしまった刺激を待ち侘びる秘蕾に差し入れます。 いざ侵入を試みた指を締め付ける内部は、メイドさんの口元を更に綻ばせます。自身がそうされる様子が頭から離れません。 「さすがセンセー…覚えるのが早いねv」 「あっ、言わないで…下さい……」 「い・やv」 「んっ……あぁ!!」 「ココ?…ふぅん…ココがいいんだ」 指を鉤型に曲げ、引っ掻くように刺激を与えるメイドさん。 そりゃあメイドさんたるもの『ご主人様を楽しませてナンボ』の職業です!ご主人様が赤面しちゃうような科白も、楽しさを倍増させる為です。決して自分の欲望の為じゃありません(メイド談) 「あっ…だめ、そんなの…入らないです……」 「大丈夫v…昨日入ったでしょ?」 耳元に唇を寄せ、吐く息と共に囁くとご主人様の身体がピクンと跳ねる。 頬を火照らせ、唇を薄く開くご主人様はやはり最高v 自分の目に狂いなし!! 例え相手が小学生だろうがサルだろうが坊主だろうが譲る気はない! と、改めて決意します。 「ほら、全部入った……」 「あ………」 膝裏に手を入れ、胸に膝がつきそうな位折り曲げた苦しい体勢。 そのせいで視界に入るモノから目を背けるご主人様。 「見ないの?…いくよ…」 「あっ!!あんっ……ん…っ」 これからずっとこういう事だけして過ごしていける(?)喜びからか悟浄もいつもより早く昂ぶってしまいます。 そして、どうやらご主人様もそのようなご様子。 「ん…ん…っ、も、う……」 「ん、俺も……」 「あ、はぁ…ごじょっ……あぁ!!」 「くっ!」 ご主人様の胸元に白濁したものが飛び散ります。 「ご…じょ…」 その後、ぐったりと意識を旅立たせたご主人様の後始末を嬉々として励むメイドの姿が室内にありました。 「俺ってシ・ア・ワ・セv」 メイドが天職だと信じて疑わない悟浄さん。 良いご主人様に巡り合えて良かったですねv めでたし、めでたし(?)
2002.01.28 鬼灯 |
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