唐突ですが、八戒さんのお仕事は中学教師です。 因みにこれは作者が「担任になって欲しい」とか「こんな先生なら良いのに」とか邪な欲望を持ってつけた設定ではありませんよ?(説得力ねぇし) ともかく、八戒さんは中学教師☆ 中学教師というのは、意外に体力を使うお仕事です。 其れはこの作者みたいなガキが一杯いたり(黙れ)大人ぶって化粧だのケータイだの授業中にする馬鹿がいたり(止めろ)低レベルな下ネタばかりを吐くガキばかりいるからですv 妙に臨床感たっぷり☆などの突っ込みは不可ですヨv(いっぺん冥府に落ちろ・・・・) ともかく、そんな中学教師である八戒さんはいつもお疲れ。 家に帰るのはいつも遅く、帰った途端に眠りに就くという生活を繰り返しておりました。 そんなある日。 「八戒ちゃ〜ん!ねぇ、今日の宿題忘れちゃった!!」 「ま、またですか!?この間も忘れてたじゃないですか!!」 「八戒〜!一緒にあそぼーぜー!」 「名前で呼ばないでください!!其れに、学校に花札なんて持って来ちゃ駄目でしょう!」 「はっちゃんセンセーv今度家遊びに行っても良い?」 「ふざけないでください!!今は授業中です!!」 えぇ!? と、思わず八戒さんの台詞に驚いてしまう作者です。 授業中だというのに、酷い有様です。これは今流行の学級崩壊という奴でしょうか? ともかく、可愛い八戒先生はその瞳をうるりと潤ませ、教壇にへたれます。 「・・・疲れ・・・ました・・・。」 その呟きに、生徒達が一斉にみとれます。 ハッキリ言って、八戒先生のこの顔を見るために騒いでいると言っても過言ではないのです。 ・・・・中学生のガキという奴はみな一様に我が儘で自己中なのですv(実話v) 「・・・・はぁ・・・・。」 可哀想な八戒先生は、今日も疲れて帰宅します。 高層マンション11階の一番奥の部屋が、八戒先生のお部屋です。 八戒先生はお家のノブに鍵を差し込んで回します。 しかし・・・ 「・・・?」 不思議です、手応えがありません。 八戒先生はまさか鍵をかけ忘れたのかと慌ててドアを開けます。 しかし、其処にいたのは・・・ 「遅かったな。」 「!?」 黒髪に、両目の色が違う男の人でした。 八戒先生は、思わずドアを閉めます。 しかし、ここは11階の一番奥の部屋です。表札にもちゃんと八戒先生の名前があります。 八戒先生は深呼吸をしてもう一度ドアを開けます。 「どうした?」 「!!!!」 さっきの人は、幻覚ではありませんでした(笑) 八戒先生はもう一度その人を見て、やっぱり幻覚か、と目を擦ります。 何故なら、その男の人はメイド服を着ていたからです。 良くも悪くも常識人な八戒先生は、やはりくるりと回れ右をします。 こういう時は警察が一番!です。 しかし、其れはメイド姿の男の人に遮られてしまいます。 「何処に行く?」 「・・・け、警察に・・・・。」 普段散々ガキの相手をさせられている八戒先生、多少のことでは動じません。 しかし、そのメイド姿の男の人も強者で、フッと笑うと八戒先生を挟み込むように両手を壁について、ちゃっかり鍵を掛けます。 「警察?何故だ?」 「・・・貴方が・・・何故か・・・ここにいるからですけど・・・?」 八戒先生は自分の両脇に付かれた手を見ながら、答えます。 すると、その顎をそのメイド姿の男の人に捕らえられてしまいました。 「俺はお前のメイドだぞ?何故警察など呼ぶ必要がある?」 「はぁ!?僕、メイドなんか雇ったおぼ・・・んっ!?」 思いがけないことを言われ、混乱しているうちにその男の人に唇を塞がれてしまいました。 八戒先生は益々混乱のるつぼです! しかし、その男の人はかーなーりー楽しげに八戒先生を見ています。 「・・・俺は、お前だけに仕えるメイドだ。有り難く受け取れ。」 こうして、メイドさん(違ッ)と八戒先生との生活が始まったのであります。 ここでメイドさんの説明を入れておきましょう。 メイドさんは、焔と言う名前の素敵な男の人で、かなりのお金持ちのボンボンとして(爆)お生まれになりました。 世の中の酸いも甘いも苦も知らず、とにかく何でも手に入れてきた焔様は、本日、初めての一目惚れをしたのです。 焔様の目の前にいたのは、疲れ切って教壇に突っ伏す八戒様、つまり、今のご主人様v 因みに、焔様の視力は10.0でございますv(化け物?) 焔様は、一目で八戒様を好きになってしまわれたのです。 しかし、其処はシャイボーイ(核爆)の焔様、上手いアプローチ方法が思いつきません。 帰り道に拉致ってみようかとも思いましたが、流石に其れは犯罪です(今更だ) 其処で、焔様が思い出されましたのは八戒様の大変疲れたご様子。 焔様は、「此だ!」と思い、疲れた八戒様の手助けをすべく、持ち前のピッキング技術で八戒様の家に入り込み(何で家を知っていたのかなどの突っ込みは不可デスv)八戒様を待ち受けていたというわけです。 驚くべきは、此が数時間で行われたと言うことデスv(ヲイ) 「ひゃぁ!!やだっ、やめ・・・っ!!」 「あんまり煩いと手加減しないぞ?」 「ゃ・・・仕事・・・っ!!」 「まぁ、お前は普段から根を詰めすぎだから今日ぐらい休んではどうだ?」 「きょ・・・てすと・・・っぁ!!」 ・・・・今日もメイドさんは、愛するご主人様にせっせとご奉仕しています。 最初に、メイドさんがやってきたあの日、ご主人様は警察に電話する間も与えられず寝室に連れ込まれ(無理矢理)ご奉仕され、そして今までその関係が続いているのです。 常識人の八戒先生はまさか男に抱かれたと警察に連絡するわけにも行かず、今の状態のまま生活をなさっているわけで御座います。なかなか素敵なメイドさんの策略ですね(おい) 今日も、朝からメイドさんはご主人様にご奉仕中。 八戒先生はメイドさんの粋な計らい(何処が?)によって本日はお休みできることになったのです(強制的に) ぴんぽ〜ん、と、チャイムが鳴ったのは11時37分、ご主人様はまだ就寝中、メイドさんは掃除機を掛けている最中のことでした。 メイドさんが、ご主人様を起こさないようにとそっとドアを開けると、其処には中学生くらいの男女のガキがいました。 おそらく、ご主人様の生徒なのでしょう。今日はテストだとも言っていましたから、多分お見舞いにでも来たのでしょう。 しかし、メイドさんは気に入りません。 何故なら、此が学校で愛しい愛しいご主人様を翻弄しあまつさえ困らせている諸悪の根元なのです。 そんな思考を感じ取ったのか、女の子の方が訝しげな顔をしながら口を開きます。 「あのぉ・・・俺達学級の代表で八戒先生のお見舞いに来たんですけど・・・八戒先生のご家族の方ですか?」 俺とか言ってますが、女の子ですよvとまぁ、そんな話は置いておくに致しましても、メイドさんはやっぱり子供達が気に喰いませんでした。 何故なら、ご主人様のことを「八戒先生」と名前で呼んでいるのです! メイドの身である自分は軽々しく名前で呼べないと言うのに・・・(大嘘) しかし、其処はメイドさんの本領発揮、愛想笑いで誤魔化します。 「俺は、八戒のメイドだ。」 何処が誤魔化してるんだ?的な突っ込みはその辺に置いておいてくださいv(死ね) ともかく、完璧に答えた(?)メイドさんに、今度は男の子が変な顔をしました。 「メイド?男のですか?」 「ああ、そうだ。」 「・・・変態かよ。」 ・・・因みに、最後の台詞を言ったのは女の子でした。なんて可愛くない女の子でしょうv その台詞に、流石のメイドさんも怒ってしまいます。 しかし、その女の子を怒鳴りつけようとした瞬間に、寝室からご主人様が出てきます。 「ちょ、焔さん!?何してるんですか!?」 「八戒!」 「「先生!!!」」 八戒の声を聴いた生徒達は、まず女の子がメイドさんを蹴り飛ばし、男の子の方がドアを完全に開きました。 ・・・元気な生徒達ですねv(其れで済ます気か・・・) 元気な生徒達は、勢い良く八戒先生に飛びつきます。 「先生ッ!!お元気でしたか!?」 「今日、テストなのに先生いなくて寂しかったです〜!!」 「す、すみません、どうしても体の具合が・・・。」 八戒先生は、にこにこと生徒達の頭を撫でます。 ないがしろにされたメイドさんは (・・・今日はお仕置きだな・・・・)と心に決めるのでしたv 「ゃあぅっ!!やめっ・・・も・・・・やだぁ・・・・っ!!」 次の日、ご主人様がきちんと学校にいけたかどうかは、正に神様だけが知っています。 (いえ、某あの人じゃあないですよ?) おまけ〜生徒達の会話。 「相棒よ。」 「なに?」 「・・・あの男は何だったんだ?」 「メイドじゃないの?」 「何故に疑問を持たない。キミはそう言うところずれてるってんだ。」 「あー・・・。まぁ、目的は達成できたからいいんじゃない?」 「はぁ・・・(仕方ない・・・ネタにしよう)」 「まぁまぁ。元気そうだったから、明日は八戒先生も来れるよ。」 「うん・・・。」 「何?そんなにメイド男がショックだったの?」 「いや・・・なんっつーか、八戒先生の首・・・・赤い痣だらけだったな、って・・・。」 「変なところで目敏いね。」 「俺のことはどうでも良いんだ!!八戒せんせぇ〜〜〜〜〜!!!」 「あんまり騒ぐと恥ずかしいから、俺から離れて歩いてね。」 「・・・・(泣)」
後書きといふ名の言い訳 2002.02.24 鬼灯 |
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