伝説のメイドさんのヒミツv
〜 obedience's price 〜


 高校教師の猪八戒さんの元にはお二人のメイドさま、三蔵サマと焔サマがいらっしゃいますv
 このお二人は以前から現、ご主人様の八戒さんに片思いしておられてお二人は”抜け駆け禁止”と、密かに同盟を作り八戒さんのメイド隊として、共同作業で不法侵入をめでたく果たし(殴)八戒さんの拒否を有無を言わさず、今現在に至りますv



 さてさて
 今日は長閑に日差しが差し込む木漏れ日の中丁度、日曜で学校がお休みで宿直でなかった高校教師の猪八戒さんはメイドの三蔵さまと焔さまと仲良く(?)デート中ですv

 ご主人様のお気に召すような所へと二人はせっせと案内します。
 しかし毎夜ながらのお二人の御奉仕ゆえ昨晩の疲れがまだ祟ってか、ご主人様はあまり元気がありません。

「・・・・・どうした?」

 焔さんは心配そうに顔を覗き込みます。

「あ!いえ何でもっ!!」

 ご主人様は慌てて首を振ります。
 気分が悪いといって、この二人のメイドさんにベットに寝かしつけられて襲われたのはまだつい最近の出来事です。

「だが顔色が悪いな・・・オイ三蔵。近くの木陰に移動するぞ」

 そういって焔さんはご主人様を担ぎ上げ、足早に少し離れた大木の木陰に向かいます。
 おやおや、三蔵さんが不機嫌そうですね〜。

「ちょ!やめてください〜〜〜〜;;」

 周りからの大量の視線を浴び、ご主人は頬を朱に染め上げます。
 しかしその非難も空しく、二人はトテトテタッタと進むのでした。





 大木の木陰にようやく降ろされたご主人様はいつものパターンからして何かしでかすだろう、メイドの二人に警戒心を寄せジッと見つめていましたが、当の二人は何やらさっきから辺りをキョロキョロしています。

「・・・・・・・・あ、あのぉ?」

 ご主人様はまるで出鼻を挫かれたかのようにキョトンと可愛らしく小首を傾げます。
 その仕草すら、いつもの二人なら所構わず喧嘩しもって仲良く(?)ヤっちゃう所なのですが二人は尚も辺りを見回しています。

「・・・・・おい。お前も感じるか?」

 焔さんは同じように辺りを見回す三蔵さんに問いかけます。

「あぁ・・・・・これは間違いなく”同族の気配”だな」

 気配ってなんなんだっていうツッコミよろしく二人は未だ二人は辺りを見回し、焔さんは一点を見つめます。

「・・・・・・あれはなんだ」

 そういって焔さんが指差したのは一本の慰霊碑のようなモノでした。
 そしてそれに向かい三蔵さんはズカズカと足を向け、その慰霊碑に目をやります。

 その様子に今度はご主人様が慌てふためき、

「何してるんですか?!」

 だが振り返った三蔵の目は依然と細められ

「ただ見てるだけだ。」

 のたった一言でした。

「人のものをそんなマジマジと見ちゃあいけません!」

 やはり先生をしている性か説教が出てしまったご主人様。
 今日の鬼畜度5度UPですね。
 しかし、そういってた所でこの三蔵という男が微動だにしないのも百に承知で

「・・・・・おい。どう思う?」

 予想を見事に覆すことなく三蔵さんは焔さんに視線をやります。

「匂いはプンプンする・・・・・まさか・・・これは・・・」

「あぁ・・・・そのまさかカモだな」

「じゃあタントラは言わないように気をつけろ」

「当たり前だ」

 そう簡単なやりとりをしている二人に当のご主人様は少し機嫌がななめのようです。

「タントラってなんですか?!マハリクマハリタヤンバラヤですか?!それともラミパスラミパスルルルルルとか(これ以上は作者の歳がバレルので自主規制)ですか?!」

 そう言ったご主人様に今度は二人が、

「「あ。」」

 と、声を発した。

 その言葉と共に、慰霊碑らしきモノからヒビが入り始める。
 その様子に三蔵さんは眉間に皺を寄せ、焔さんはため息と共に眉間に指先を当てる。
 それはこれから現れる、もう一人のライバルになるであろう者の為に・・・・

「な、なんですか?二人して・・・・;;」

 その言葉を発したと同時だった、ご主人様の背後にはフリフリのメイド服を着た、銀髪の男。

「・・・・現れやがった・・・・」

「え?」

 不意に言った三蔵さんの言葉にご主人様はオロオロしながらも背後を振り返る。
 ・・・・すると・・・

「初めましてv ご主人さまv 私の名前は清一色ですv 私は貴方のおかげで今現世で目覚める事が出来ましたさ〜あ、何なりとお申し付け下さいvv 私は貴方のメイドですからv」

 そういってニッコリ微笑む細身で色白の中年の親父(ゴホゴホっ)お兄さんです(笑)

「えええええええ?!!!」

 響くご主人様の声。
 それに二人はため息を吐かずにはいられなかった・・・







 ようやく家に帰り、ご主人様は焔さんに慌てて訊ねた。

「あれは何なんですか?!」

 しかし焔さんはものすっごく気分が悪そうです。

「あれは清一色といって、長年封印されていたんだが メイドの中でも特に忠実かつ(別の意味に)性能もいい奴で その完璧さゆえ疎まれていたとも言われる。そしてタントラを発した者に永久に仕える者。メイド(人)呼んで”伝説のメイド”」

「そんなの困ります!!今ですらもう・・・・」

 ご主人様はもう涙目で頬とお目眼を真っ赤に濡らします。
 そんなご主人様に焔さんはさっきの顔はどこへやら薄い笑みを顔に貼り

「俺だって、お前のあの時の顔を三蔵にも見せるだけで苦痛なんだ・・・・あいつがそれに加え入ったら、俺だってそんなのゴメンだ」

「・・・・・・・じゃあ・・・」

 ご主人様は嬉々とした顔を見せます。
 それはそれは華が綻ぶような顔で。
 何を隠そう、清一色さんはもう既に出会った時からセクハラの嵐をご主人様に送っています。
 流石、伝説のメイドさんですね。



「あいつは俺達が何とかしてやる」

 焔さんはご主人様の涙をそっと拭ってやります。
 あぁほら、そんなことしてるとまた三蔵さんの鬼畜度数UPしますよ?
 あ。もう時既に遅しですか・・・?

「・・・・・・・・・・・(怒)」

 三蔵さんの鬼畜度数10度UP。+伝説のメイド現るに30度UP。
 合計只今45UP。





 食事時間。入浴時間。娯楽の時間(別名メイドのミニ御奉仕の時間)も清一色さんはご主人様を手放さず、三蔵さんはもちろん焔さんも背後にブラックホール作製中です。



 そしてメイドの1日の中でもっとも(本人達の中では)大切なご奉仕の時間v
 三蔵さんと焔さんは毎度ながらに今日はどちらが先につっこむか(ゲフゴフッ)攻めるかをジャンケンで決めこういう時だけタッグを組み、まずは今日の邪魔者、清一色さんを何とかしようと清一色さんの部屋に向かったお二人さん。
 ところがどっこい部屋の中はもぬけの殻です。

「?!!!ま、まさか?!!」

 三蔵さんはいち早く、ご主人様の部屋に駆け込みます。

 そして、部屋の前に行くと当然の如く八戒さんの可愛らし〜〜〜い声がv

 その声に三蔵さんは思わず固まってしまいます。
 だが後から駆けつけた焔さんに扉はいともたやすく開かれました。
 そこには未だ衣服を着たままのご主人様の首筋を馬乗り状態で優しく撫でる伝説のメイドさまv

「おい。何をしている・・・・」

 焔さんの機嫌もさらに急降下。

「何って・・・・ご奉仕じゃないですかぁvメイドの基本ですよ?vv」

 焔さんの機嫌さらにさらに急降下。

 ところドッコイ、焔さんは清一色さんの胸ポケットにある小瓶を目ざとく発見します。

「・・・・・それはなんだ?」

 その言葉に清一色さんはニッコリ微笑み

「感度がも〜っとよくなる薬ですv」

 それに今度は三蔵さんが眼を見開きます。
 そしてまた息を切らせるご主人様も顔をいつもより白さを出します。

「・・・・・買ってきたのか?・・・・いつの間に・・・・」

 この家に来るまでは三蔵さんと焔さんはずっと清一色さんとは、一緒に行動していました。
 しかし来る途中、清一色さんはどこにも寄りませんでした。

 その言葉に清一色さんはニヤリと薄ら笑い

「私は自分で作れますからネェv」

「「何?!!」」

 そしてメイド二人はしばし見つめあい頷きます。
 何だか本当に仲がいいように見えますがそれはアノ時だけの話です。

「特別にお前に猪八戒のメイド権を与えてやる。ただし薬師としてだ」

 メイド権ってあるんですか?!っていう突っ込みはまたまたさて置き。
 清一色さんは嬉々として満足気に微笑、ご主人様は驚愕に眼を見開きます。

「じゃあ、はじめてもいいですよねぇ〜?v」

 清一色さんのお手手は悪戯に巡り始めます。

「んふぁっ」

 ご主人様からは甘い声がもう漏れます。
 既に薬を使用済みなのでしょうv

 その様子に今度はメイド二人がムッとした顔をします。

「違う。何やってんだ・・・・お前は・・・」

 そういってため息交じりで三蔵さんは清一色さんに近づきます。
 その様子にご主人様はホッと胸をなでおろします。

 ・・・・ですが。

「八戒のイイ所はここだ」

 そういって撫で上げる、括れた腰のライン。

「いあぁン・・・・はぁン」

 ご主人様はいきなりの事に腰をくねらせます。
 そしてその様子に清一色さんはフムフムと頷き

 その様子を見て三蔵さんは満足気に

「俺のことは師匠と呼べ」

 そして焔さんも負けじと

「俺は先輩だ」

 こちらもまた偉そうに威張っていらっしゃいます。

「分かりましたv ご指導の程よろしく頼みますよ?・・・・師匠に・・先輩?vv」

 その様子にもうご主人様は心の中で泣くしかありませんでしたとさ。

 そして重ね重なった度数を下げるべく、今日はいつも以上に八戒さんの啼き声が聞こえたとか聞こえないとか・・・・
(もう一人のメイドさん、花喃さん証言)





 あなたも探してみませんか?
 案外近くにいるかもしれませんよ?
 ”伝説のメイド”が・・・・・。

 ただ最近、似非”伝説のメイド”が多発しているとかで気をつけてくださいねv
 これがいい例ですからv(にっこり)

NEVER END.....




うあ〜〜〜〜;;;; よく分からないです;;何が言いたいのか本人すらさっぱり(:o;)
けど誕生日祝い兼イベントでのリクをドッキングです(゜■゜;;
こんなモノで良ければ・・・・・・煮るなり焼くなりなんなりと・・・・デス;;;
ちなみにメイドな花喃さんも・・・・・・。(マイナー)
鬼灯さんの花×八好きなんでv(ヲイ)

ではではv 以後もよろしくお願いしますvv

翠 花鈴 拝


翠花鈴さんから入隊記念件誕生日プレゼントとして頂きましたv
凄いです!何が凄いって、このメイドさんの組み合わせ!(爆笑)
三蔵と焔が仲良くやっているだけでも凄いのに、清一色と来ましたか!?
本サイトの掲示板でその組み合わせを聞いた時、皆が「考えられない〜!」と、絶叫していましたね。
もう、この三蔵と焔の先輩風吹かしてる辺りなんかツボですねv
そしてさり気無く花喃さんが…(笑)
どうも素敵な作品有難うございましたv
うら寂しい支援隊にまたひとつ花が咲きましたv

2002.11.04 鬼灯

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