プレイステーションで出た、バイオハザードシリーズ。サバイバルホラーと言うジャンルを定着させたその第一作目がゲームキューブにリメイクとして登場。
まあ、PS版の時から、「バイオはやっぱ1でしょ。2以降はホラーじゃねぇよ。」という意見もあった(いや、個人的にベロニカはよかったと思うけどね)このシリーズ。というか、そこら辺は2つくった神谷が全部悪い気もする(三上のインタビューみてるとそう思えてくる)んだけどそれはいいとして、まあ、ただでさえ、シリーズで(ある意味)最高の1を、GCに移植、ではなくリメイク!それも大幅な!ということで、期待していたわけですが…、全く裏切られませんでした。
正直、自分が1をあまり憶えてない事を差し引いても、すごいリメイクぶり。
カメラワークの変化や構造の細かな変化で探索も非常に新鮮な気分だし、新キャラの登場によるイベントの追加やシナリオの修正で、ストーリー面も新たな気分。その新キャラがね、またね、ネタバレだから言わないけどね…。
そんなわけで、単純に構造の変化もかなりだけど、グラフィックもすごい。奇麗さだけでも箱と比べても遜色ないっていっていいでしょ。そして奇麗なだけじゃない(というか、ノイズ入れてわざと汚くしてたりするんだけど)、ディレクターの三上氏がひたすらこだわった、“生感”。臨場感というか現実感と言うか、そういったものなわけだけど、さすがにシリーズ最高の1のディレクターが、こだわって作っただけあって、このあたりがすごい。こればかりはちゃんと見てみないと解りにくいかもしれないけど。
そしてゲームバランス、今回、クリムゾンヘッド(復活ゾンビ)の追加でゾンビに対する戦略が激変した上、弾数とかもけっこうキツ目にしてあって、かなり絶妙。恐怖感を盛り上げてくれます。つーかこえぇ。
でも二回目のプレイだと結構楽に感じたりもして、やっぱ巧いな、と。
そんな「二回目以降ヌルいじゃねぇかゴルァ!」と言う人には、しっかりハードモード他が準備されてるのでその当たりも安心。
システム | B | 緊急回避アイテムの追加はクリ頭の追加に対抗する救いの手。このあたり巧いなぁ。 |
サウンド | B | BGMは性質上目立たないけどしっかり雰囲気出してる。SEいいね。 |
グラフィック | S | すごい。正直奇麗なグラフィックにそんな惹かれないけど、これは奇麗なだけじゃなく、すごい。 |
操作性 | C | この当たりは変わらず。ラジコン操作の遣り難さは製作者の狙いだから…。 |
バランス | A | 流石カプコン。このあたりは外さない(ゼルダはいまいちだったけどw)。 |
演出 | A | イベントシーン、映画監督さんが撮ってるとか。うん、たしかによく出来てる。本編だと、怖がらせる演出がやっぱ巧い。窓割れるとことか。 |
ジル | ― | なんかエロい。不健康なエロスが…。 |