確かなつかしのたまごっちと同じ人がキャラデザの、かわいくてシュールで毒が効いてるゲーム。
システムは主人公じのちゃんと最大12匹の猫兵士による部隊を編成、装備を整え、猫兵士には個々に命令(DQのAI程度のもの)を与えておき、戦闘パートでは猫兵士は命令に準じ自動的に動いて、プレイヤーはじのちゃんを操作するアクションゲーム。
で、兵士はばたばた死んでいく(頑張らないと一つの面で半分は逝く)ので、くまやうさぎをむりやり猫兵士に変換(変身)させて徴兵する。
ちなみに一度クリアした面に何度もいけるし、複数の面のどこから攻略することもでき、一定の条件(特定の面をクリアするなど)で、行ける面が増えていく。
で、レビュー。
取りあえず世界観は毒が効きまくりで、キャラがかわいいのにバタバタ死んでくし、敵の羊軍のかわいい女の子をばしばし殺してくわけだし、うさぎやくまを変換に失敗すると芋虫になるし。
さらに、回復アイテムは両腕のない妖精たいにゃんで、それを捕獲(捕獲するとき「キャー」って叫ぶし)して、どうも食ってるらしい。某ゲーム誌じゃ、「たいにゃんグミ販売希望」とかやってたなぁ。
そんなイカれた世界観の中のキャラクタもまたイカれてて、むしろ台詞は哲学的だったりする。
グラフィックも、雑といえば雑かもしれないけど、あの世界観、キャラデザなんだから、かなり妥当。いや逆にあのキャラクタを巧くポリゴン化してるといっていい。
また操作性も、アクションパート、編成パート共に悪くないし難易度も丁度いい(裏世界に行ったとき始めは勝手がわからなくて苦労したけど)。読み込みも単純なグラフィックの所為かあまりストレスがない(起動時は長いけど)。
特異な世界観に甘えずゲーム部分もしっかり作ってる印象で好感がもてる。エスピオでも思ったけど、NECホームエレクトロニクスって、結構いい仕事するなぁ。
今なら安くなってるだろうし、DCもってるならやって損はないでしょう。
あ、世界観が嫌いでなければ、ね。
システム | C | よく出来てるけど目新しさはそれほどないかな。当時はわからんけど。カメラはイマイチかな。 |
サウンド | B | ほのぼの系もあれば、カッコイイギターサウンドもある。いい感じ |
グラフィック | C | すごい綺麗!とかでないけど、世界観を壊さないという意味では良い。 |
シナリオ | C | なんつーか、評価しづらい。まだ未クリアだし。 |
操作性 | B | 編成部分はやりやすいし、アクション部分も、やや敵を狙いにくいけど上々。 |
バランス | C | 兵士はバタバタ死ぬものと割り切れば、丁度いい。ただ裏世界行ったときがちょっと。 |
センス | S | 台詞、キャラデザ、グラフィック等全てがアレな世界観で調和が取れてる。 |
じのちゃん | B | 年齢が30くらいなのはびびった。勝利時のおどりがかわいい。 |