ゲームボーイで出たものを、ゲームボーイカラー用に作り直し、カラー用ダンジョンを追加したDX版。
ダンジョンの謎解きが楽しいアクションゲームといったところ。まあ、有名タイトルなんで、詳しくはパス。
三岳はGBAでプレイしました。不思議な木の実より後に。
で、取りあえず思ったのは、「宮本さん(開発のメインの御方)はやっぱり偉大だ」ということ。
まずフィールドやダンジョンの作り、謎解きのヒントの出し方などが、半端じゃなく巧い。
フツ―にやってれば、そういう所で驚くことはないだろうけど、まあつまり、あっちこっち探索するわりにホントにストレスがなく、迷ってるようなのに何時の間にか先に進める。
あとキャラクタの台詞なんかも、独特の、微妙にとぼけたような、にやっとさせられるようなセンスのいいもので、世界がすごく気持ちがいい。
シナリオの運びも、話のオチ的な部分が、8つあるうちの3つ目のダンジョンクリアしたあたりで予想できるんだけど、逆にその所為でその後プレイヤーはジレンマと戦うことになったりならなかったり。
その後のイベントとかもより切なくなるしね。
傑作、良作、名作、その全てが当てはまる作品(大作、ではないかもしれないけど)。
システム | B | 新アクションジャンプも巧く組み込まれている。アイテム変更は手間だけど仕方ないか。 |
サウンド | B | GBCだからそれなりだけど、曲自体は良い。 |
グラフィック | C | GBCだし、容量削減のために変な所とかもあるけど、世界観は構築されてる。 |
シナリオ | B | 話自体はそんな意外なものとかじゃないけど、センスの良さがシナリオを引き立ててる。せつない〜。 |
操作性 | B | アクション部分は文句なし。ちょっとメニューのサブが使いづらいかな? |
バランス | S | 大鷲のボスがやや難かもしれないけど、それでもS。やっぱりすごい。 |
センス | A | ゼルダの、御伽噺のような世界観が、「夢を見る島」ということでさらに磨きがかかってる。気持ちいい。 |
少年 | B | 「こどもだからわかんないや」とかいいつつセーブの仕方を教えてくれたりヒロインとの関係を聞いてきたりするところがナイス。でも最後の方での台詞は…。 |