檄!電脳雑戯団

裏Qさん投稿作品


「くっ……」
 何本もの半透明の触手によって、女宇宙刑事アニーは完全に包囲されていた。構える彼女の正面に立つのは不思議獣エロエロ。触手もそいつの身体から伸びている。
 アニーには、どうしてもエロエロを攻撃するきっかけが掴めなかった。迂闊に動けば、触手達に隙を見せてしまう。どの触手も人魂のようにフワフワとしていて、とても力があるようには見えないが、だからといって無害であるはずもない。どんな能力を持っているのか解らない分、かえって不気味である。
 結局、彼女は周囲に目を配りながら、慎重に間合いを取るしかなかった。
 しかし、アニーが動かなくても、エロエロの方が仕掛けてくる。様子を見るような動きだった触手は、いきなり四方八方から襲ってきた。
「はっ!」
 アニーはとっさに地を蹴った。
 ミニスカートがめくれて白いパンティが見えるのも構わず、飛び、跳ね、地面を転がって攻撃をかわしていく。
 一本、二本、三本……。
 だが、四本目は。
 真後ろから伸びてきたそれをかわしきれず、アニーは頬を擦られた。
「ひゃんっ!?」
 途端に自分でも思いがけない声が唇を割る。
 くすぐるような、それでいて自分の奥にまで入り込んでくるような感触。胸がドクンと高鳴った。
 その強力な催淫作用こそが、触手の力だったのだ。
 一瞬だが動きを止めてしまったアニーへ、チャンスとばかりに全ての触手が殺到する。
 あの触手に全身を撫でられたりしたら……。
 アニーは本能的な恐怖を感じた。だが回避しようというその動きに、もはやキレはなくなっている。
 苦もなく、しなやかな両足を一本ずつ巻き取られた。
「や! しまっ……ああっ!?」
 張りのある太腿を撫でられて、全身から力が抜けた。
 思わずへたり込みそうになるが、腰に絡んできた触手で支えられ、無理に立ったまま留められる。
 さらに、股を開かされ、正面にいた別の触手で、パンティの上をズルリ、となぞられた。
「あっ……いやぁんっ!」
 嫌という割にはひどく艶かしい声だった。
 調子付いたように、触手はそのまま、秘所の辺りで波打つように踊り出す。
「やめっ……やぁぁふ……やめてぇ……っ! そっ……そんなとこっ……あひっ!」
 悶えるアニーの襟近くにも、新たな触手が寄ってきていた。それが強引に胸元へ潜り込む。
 ブラウスのボタンが弾け、続けてブラの紐までが千切れた。護る布地の失せたアニーの乳房は、触手の恰好の的であった。ツンと硬く尖ったピンクの蕾が、ねちっこく舐め回されてしまう。
「ふああんっ! や……くっ……もうっ……もう無理よぉっ……あひぃぃっ!」
 すがるように宙でわななくアニーの手は、触れるものを探す内、半ば無意識に自分の左の乳房を鷲づかみにしていた。甘美な疼きに、ともすれば自分からも指を動かしてしまいそうである。
「たっ……助けて……ぇっ……! シャイダァッ……私……堕ちちゃうぅぅぅ……っ!」
 その喘ぐ口元に、次の触手はやってきた。フェラチオを催促するように、唇を軽く突つく。
 顔を背けようとしたが、触手は追ってきて口内へ割り込んだ。
「はぐぅぅ……っ……うぅぅん!」
 全身を一度にねぶられ、口まで犯される……これ以上ないと思われたアニーの痴態だったが、実はまだ先に待つものがあった。
 パンティを横にずらし、触手が熱く濡れた割れ目に直接触れてきたのである。
「むふああああんっ!」
 立たされたまま、アニーの背筋はエビ反った。
 人間には到底生み出せない数々の快楽……。
(ダメェェェェェッ! もう我慢っ……できないぃぃぃぃっ!)
 アニーは空いている方の手で、股間の触手を握りしめていた。だが、相手を引き離そうというのではない。むしろ積極的に自分の内へと導こうとする。
 アニーは屈服したのだ。
 それを見たエロエロが、触手を口から離す。
「はっ……ああっ! ね……ねぇっ……口でもしてあげるからぁあっ……早く太いの入れてぇぇぇぇっ!」
 潤んだ瞳でエロエロを見つめて、アニーは訴えた。エロエロもそれを聞きたかったのか、すぐに触手で膣口を広げる。

「んああああああああああっ! いいぃぃぃっ!」
 貫かれる悦びに、アニーはうち震えた。
 最初に触手を見た時の弱々しい印象など、今は欠片もない。逞しい律動に、アニーの官能は限界まで引きずり出される。
「ひぃぃっ! はひぃぃぃっ! うっ……ああああっ! ゴリゴリッ……ゴリゴリッてっ……ああああああっ! あっ……」
 再び口に近づいてきた触手に気付き、アニーは舌を突き出した。さっきのように咥えるのではなく、舌先でツンツンと弾いてやる。それに触手が反応した。
 ビュクルッ! ドピュッ!
 先端の穴から、白く濁った液がアニーの顔へと吐き掛けられる。
「はひぃぃっ……いっ……ネバネバがっ……いっぱいぃぃぃっ!」
 惨めに顔を汚されて尚、アニーは快感から醒めようとはしなかった。それどころか、マゾヒスティックな興奮すら覚えている。
「はぁぁぁんっ……もっとぉぉっ……もっとかけてぇぇぇっ! うぅんっ……今度は中にっ……お腹にぃぃっ……あっ……あおっ……あぁぁぁぁくっ!」
 ビュピュッ! ドクッ! グププッ!
 望み通りに勢い良く吐き出された液体は、アニーの子宮を満たし、その粘膜を強く打った。
「あああああああああああああああああーーーーーーーーっ!」
 一たまりもなく、アニーは絶頂を迎えていた。
「……あ……ぅあ……っ……あはぁ……」
 壊れた笑みが、液まみれの顔にゆっくりと広がる。
 ……グニャ……リ……。
 同時に彼女の周囲では、空間が歪み始めた。
"不思議時空"が発生しようとしているのだ。
"不思議時空"それは犯罪組織フーマの拠点であり、不思議獣を何倍にも強化する異次元空間だ。数千度の高熱を放って煮えたぎっているというが、エロエロもここまで従順にしたアニーをむざむざ殺したりはしないだろう。熱を遮断するバリヤーの中にでも閉じ込めて、陵辱を続けるに違いない。
 これ以上、どんな責めを展開しようのか。
 一つだけ確かなのは、アニーがもう"戻って"こられないという事だ。"不思議時空"からも、快楽の世界からも……。
 女宇宙刑事は……敵だった者の性奴に成り果てた。

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