※別に内容は18禁とかじゃありません。ただ、私が恥ずかしいので隠しにしました。
と、言う訳で。
私が5巻を読了して一番気になったのはルーピン先生のことなんですよ。
原作では一切描かれませんし、今後も語られることはないと思いますが、シリウスの死からキングスクロス駅でハリーと再会するまでに、先生がいったいどんな風に過ごしていたのか……
きっと、アジトで遺品の整理をしたりしてたのは先生だと思うんですよね。Tonksさんは大怪我してたし、他の親戚でそういうことを引き受けそうな人はいないですし。
思い出の品を見て涙してたりしていたのかな……と最初のうちは思いましたが、先生のことだから悲しむのはこの戦いが終わってからだと心に決めて、涙は流さなかったかもしれないですよね。
でも、先生としてはまさか自分の方は残されるとは思ってなかったでしょうね。
きっと先生は、自分かシリウスのどちらかしか生き残れない状況になったら、自分が死ぬ方を選ぼうと決めていたと思うんですよ。冤罪が晴れたなら、ハリーの保護者としてシリウスの方が人狼の自分よりもふさわしいから。それに、もう一度大切なものを失うことに耐えられないのは自分の方だから。
なのに、シリウスの方が先に逝ってしまって……
「順番が逆だよ、シリウス。私が先だったらきっとゴーストになれただろうに」
↑読了後に呆然としていた時に浮かんだ先生の言葉です。
でも、たぶん先生もゴーストにはならないでしょう。未練は残るかもしれませんけど、先生も自らの死を怖れたりはしない人ですから。
戦いが終わって、もし生き残っていたとしたら、きっと先生は人里離れた場所で隠遁生活でしょうね。
そして、きっと黒い子犬を飼うんですよ。耳がピンと立っていて、毛足が長めで、大きく育ちそうな子を。(入手経路はペットショップなどではなく、保健所でもらってきたとか。……イギリスも制度は同じかしら?)
「まさか、『パッドフット』と名付けたりしていないですよね?」
「いや、名前はまだつけてないんだ。だから子犬(puppy)と呼んでいる」
とか。
一人と一匹で荒れ野を散歩したりして。夕暮れになって、
「ほら、そろそろ帰るよ。おいで……」
名前を呼ぼうとして詰まって、自嘲気味の笑みを浮かべたりとか。
……そんなシーンをリアルに想像してしまったのが、読了の翌日くらいでした。
それにしても、私は5巻を読むまでは4巻の後くらいにシリルはよりが戻ったという設定を脳内につくっていたんですが、5巻の最初の方の感じだと戻ってなさそうな気配……
で、クリスマス後というのが現在の脳内設定です。(第29章でのラブっぷりからそういう結論に。それまではどうもよそよそしいんですよ)
となると、蜜月はたったの数ヶ月か……切ないですが、それはそれで……うう、でもやっぱり……
↑に書いたようなことを何処かでうっかり文章化してても笑って許してください。