「ふぅ…ッ、やっ、痛い…ッ!文次郎、やめてぇ…」
「、ここか…?」
「やっ、やああっ!」
なんでこうなったんだろう。
どうしてこうなったんだろう。
痛い。
痛い。
体が。
心が。
昼だというのに真っ暗な倉庫の中で、私は犯されている。
信頼していた親友の1人に。
なんでこうなったんだろう。
どこで狂ったんだろう。
The Another
「もんじろぉっ、やだ、ほんとにやだっ!いたいってばぁ、あっ!」
ぐちゅぐちゅと淫猥な音が静まり返った倉庫の暗闇に響く。
埃っぽい壁に押し付けられて、抗う術もなくただは文次郎に衝き続けられていた。
「忍はどんな恥辱や拷問にも耐えるべし」
その教えに自分は従える。ただ我慢すればいいだけの話なのだ、と思っていた。
たった数十分前までは。
どんな恥辱にも拷問にも耐えられると思っていた。
任務の為なら見も知らぬ男にどんなに乱暴に抱かれても平気だと思っていた。
親友に抱かれて辛いと思うなんて考えもしなかった。
別に初めてって訳でもない。これまでにも数回、床に入った事がある。
別に打たれたり乱暴されたわけでもない。
けど、そうではなかったのはどうしてだろう。
「、…」
「んぁっ、はっ、あああッ、や…んぅ…」
「…、 …」
「え…?何…?っ、っはあんっ!」
何といったのか聞き返そうとしたら、文次郎が突然に突き上げた。
いやらしい水音に耳をふさぎたいのに、思いと裏腹に腕は文次郎の背に回った。
「はぁんっ、アッ、ひぅッ、やあっ!文じろぉっ、ああっ!!」
もう何も考えられずにただ本能のままに私はよがり狂った。
頭1つ分の身長さと激しい動きとで熱い文次郎が最奥まで辿り付く。
息をつく間もないほどの速さで責められ、私は絶頂にたどり着くと同時に意識を失った。
同時に果てると、はがくっとくずれ落ちた。
自分の腕の中に収めなおすと、横に積んであった畳の上に横たえさせた。
暫くは息が乱れていたが、そのうち静かな寝息に変わっていった。
汗で顔に張り付いた髪を、手で払ってやった。
珍しい茶色の髪。整った顔立ちに小柄な体。
天涯孤独の身だというのに、いつも笑っていて、明るくて。
まさか自分が年下をこんな風に見るようになるなんて思わなかった。
もっとこう、色っぽい女が好きだったはずだ。俺は。
何でこうなっちまったんだろう。
ほんと、なんでこんな事しちまったんだろう。
俺はまだ眠っているに聞こえないように、呟いた。
「…、好きだ…」
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