美しいケモノ





「まだか!?まだ刺客は見つからんのか!?」
「殿、どうか落ち着きください。今、追走に全力を注いでおります。
 焦らずとも今日明日には必ず見つかるでしょう」
「昨日も一昨日も同じセリフを聞いたわ!このおおぼら吹きめ!こいつの首を切れ!」
「そんな!殿!殿ー――!!!!!!」

またひとり、家臣が処刑される。
息子が殺されてから、城主はこれ以上ないほど荒れていた。
少しでも彼の機嫌を損ねようものなら、即刻、斬首。
このままでは、すぐに国も荒れるだろう。
この国の将来が目に見え、俺はこっそりと鼻で笑った。

「立花!立花はどこだ!」

名を呼ばれ、嘲りの感情など微塵も見せずに前へ進み出る。

「ここに」
「他のものなど当てにならん!お前が行ってすぐに始末してこい!!」

(クソが…)

「御意」







まさかお前を追う日がくるとはな。
皮肉なものだよ。
文次郎。





























PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル