「じゃあ、町に着く前に、仕事の段取りを確認するから」
「は、はいっ!」

いったん学園の食堂で、利吉さんに仕事の説明を受けることにした。

「まず、今回の仕事は情報収集。私ひとりでも問題はないんだけど、
男ひとりの長期滞在は、色々と詮索されてね。夫婦ものなら、そんなこともないだろと思って…」
「え゙、じゃあ私って…」
「うん、私の妻ってことにしてほしい」

そう聞いた瞬間、脳みそが破裂するかと思った。
妻!?
利吉さんの妻!?
夢でもいいや、演技でも仕事でもいい!
まさか利吉さんの妻になれるなんて!
どうしよう、幸せすぎて死んじゃうかもしれない!

ちゃん…?聞いてる?」
「うぇえっ!?あ、はいっ!聞いてます!!」
「じゃあいいんだけど…で、3日間の間は…」

やばいやばい…。
利吉さんに変な顔されちゃった…。
今日から3日も一緒なんだから、絶対変なとこなんてみせらんない!
利吉さんだって、大事なお仕事に私をって言ってくれたんだからそれに応えなきゃ!

「…ということだ。危険な仕事じゃない。万全の注意を払えば簡単に終わるから」
「はいっ」
「それじゃ、そろそろ行こうか。昼には町に着きたいから」
「はいっ」





こうして、利吉さんとの仕事がはじまりました。









テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル